金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

JUNE

15

新聞購読のお申込み

金型メーカーが出前授業 学生から興味・関心の声

経済産業省が取り組むのは、素形材関連の企業による学生への『出前授業』だ。鋳造やプレス、金型などの企業の経営者や技術者が大学や高専の学生に、ものづくりにおける素形材の役割や歴史、技術の進化について説明し、意見交換する。

2024年度に実施した計5回のうち2回は金型メーカーが講師だった。三井ハイテックが大分県立工科短期大学校でリードフレームやモーターコアの金型で世界を舞台に活躍していることを紹介。米谷製作所は三条市立大学で電気自動車で採用が進むギガキャストの金型開発について説明した。

三条市立大学で開いた出前授業

厚生労働省によると素形材産業の人材確保の状況は厳しい。有効求人倍率(2023年)が全産業で1・17なのに対し製造業で1・71、素形材産業は2・24だ。出前授業の目的はその深刻な人手不足の解消を後押しするため。21年開始当初は工業高校で実施していたが、大学や高専にも対象を広げた。

大学の機械工学科では、塑性加工や金型の基礎知識は学ぶが金型メーカーの活躍や社会における役割を学ぶ機会は少ない。金型メーカー2社の授業を受けた学生の多くがその分野で世界をリードしていることや最先端の技術に挑戦していることに刺激を受けていたという。

鋼の錬金術師アルの鎧

受講した学生からの感想では、「ものづくりがいかに金型に支えられているか実感した」など技術や事業に興味を感じていると答えた。出前授業を担当する同省素形材産業室の長谷川昌美係長は「プロフェッショナルの技術者とリアルで意見交換できることが学生にとって刺激になっている」と話す。

金型しんぶん2025年11月10日号

関連記事

ダイカスト協会 創立70年の節目祝う

日本ダイカスト協会(蔦昌樹会長、蔦機械金属社長)は5月19日、新横浜プリンスホテル(横浜市港北区)で創立70周年記念式典を開いた。正会員、賛助会員、来賓などの約220人が出席し、節目を祝った。 蔦会長は冒頭、官界や学会、…

金型工業会 新潟地区会を開催

生活の歴史を体感 日本金型工業会(小出悟会長、小出製作所社長)は7月29日、第23回新潟地区会を開催した。新潟地区会員など16人が参加。KYOWAクラッシックカー&ライフステーション(新潟県三条市)と三条市立大学…

下請法改正、変更点を解説

サプライチェーンで適切な価格転嫁を定着、コストアップや賃上げに対応 2025年5月16日、国会で下請代金支払遅延等防止法(下請法)の改正法が成立した。施行は2026年1月1日。改正による変更点は、一方的な取引価格決定の禁…

【年頭所感】日本金型工業会西部支部支部長・山中 雅仁

顧客提供価値の拡大  「世の中にある最良のツールを活用し最善の顧客価値を創造せよ」と、米国留学時代、何度も指導を受けた記憶があり、ことあるごとにこの言葉を思い出すのですが、実践は簡単ではありません。  ポスト・コロナの不…

新春座談会開催 日本金型工業会

若手経営者6人がオンラインで業界の未来を議論 日本金型工業会(山中雅仁会長)は1月7日13時15分から、オンラインの生放送で新春座談会を開催する。テーマを「新! 金型の夜明けSP!!~激動の金型新時代を勝ち抜くには~」と…

トピックス

関連サイト