需要戻り、社数減少 金型業界に激震が走ったリーマン・ショック(2008年)から約8年半経ち、金型メーカーの業績が回復している。自動車や半導体向けの需要が回復した一方で社数が減り、勝ち残った会社に仕事が集まっている。ただ…
11月の金型生産実績
日本金型工業会(会長牧野俊清氏)は、経済産業省機械統計(従業員20人以上)による平成25年11月の金型生産実績をまとめた。それによると数量は、前年同月比(増減比はいずれも前年同月比)0・9%減の5万6,612組、重量16・9%減の1万103㌧、金額3・5%増の281億7千7百万円となった。
型別の生産実績は次のとおり
プレス型は数量10.0%増の10、160組、重量31・4%減の4,943㌧、金額4・8%減の98億300万円。鍛造型は数量0・9%減の11,459組、重量10・7%増の840㌧、金額25・4%増の24億5,600万円。鋳造型は数量14・6%減の431組、重量26・1%減の275㌧、金額34・2%減の5億6、800万円。ダイカスト型は数量17・1%減の682組、重量3・5%減の1,225㌧、金額6・3%減の32億5,700万円。
プラスチック型は数量6・9%増の2、979組、重量11・1%増の2,521㌧、金額15・5%増の106億6,600万円。ガラス型は数量3.5%減の2万4,743組、重量3.8%増の137㌧、金額6・9%減の2億7、000万円。ゴム型は数量10.1%増の740組、重量11.6%増の125㌧、金額5・0%増の5億8,700万円。粉末冶金型は数量8.1%減の5,418組、重量4・4%増の47㌧、金額2・5%増の5億7,100万円。
自家使用分(内製型)は数量が前年同月比10.5%増の7,152組、金額が前年同月比13.5%増の78億8,000万円となった。
プレス型=数量2、384組(同26.9%増)、金額23億5、100万円(9.5%増)。鍛造型=2,824組(1.7%増)、金額10億7,400万円(5.7%増)。鋳造型=数量50組(1・9%減)、金額9,700万円(19.2%減)。ダイカスト型=数量133組(6.4%増)、金額9億5,700万円(1・6%減)。
プラスチック型=数量581組(16.4%増)、金額31億4、600万円(28.5%増)。ガラス型=数量(―)、金額=(-)。ゴム型=数量90組(23・3%増)、金額1億8,100万円(2.2%減)。粉末冶金型=数量1,090組(2.0%増)、金額7,300万円(46.0%増)。
金型新聞 平成26年(2014年)2月10日号
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