金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

AUGUST

20

新聞購読のお申込み

4月の金型生産実績

前年同月比 4.7%減の295億1,100万円

ゴム型は27.5%増、プレス型は20.4%減

金型生産10年の推移 金型生産1年の推移(4月)

日本金型工業会(会長牧野俊清氏)は、経済産業省機械統計(従業員30人以上)による2017年4月の金型生産実績をまとめた。それによると数量は、前年同月比(増減比はいずれも前年同月比)28.2%減の3万8,941組、重量では9.9%減の1万1,356㌧、金額は4.7%減の295億1,100万円となった。

型別の生産実績は次のとおり

プレス型は数量6.2%増9,083組、重量21.4%減の5,575㌧、金額20.4%減の92億300万円。鍛造型は数量19.4%減の9,036組、重量5.1%増の821㌧、金額8.4%増の26億5,700万円。鋳造型は数量18.0%減の458組、重量11.7%減の248㌧、金額6.0%減の6億2,200万円。ダイカスト型は数量0.1%減の739組、重量5.3%減の1,572㌧、金額3.1%増の40億2,300万円。

プラスチック型は数量12.4%減の3,309組、重量13.6%増の2,855㌧、金額3.9%減像の113億6,300万円。ガラス型は数量55.3%減の1万557組、重量9.6%減の113㌧、金額5.4%減の2億4,300万円。ゴム型は数量6.4%減の1,088組、重量19.3%増の136㌧、金額27.5%増の8億8,000万円。粉末冶金型は数量2.6%減の4,671組、重量2.7%減の36㌧、金額7.4%増の5億2,100万円。

内製型は3.2%減の70億2,000万円

自家使用分(内製型)は数量が前年同月比8.9%減の6,167組、金額は前年同月比3.2%減の70億2,000万円となった。

プレス型=数量1,741組(同19.4%減)、金額15億1,600万円(40.0%減)。鍛造型=2,794組(同2.5%減)、金額14億3,500万円(34.5%増)。鋳造型=数量47組(同46.9%増)、金額1億100万円(同46.4%増)。ダイカスト型=数量152組(7.8%増)、金額13億6,100万円(16.3%増)。

プラスチック型=数量523組(17.3%増)、金額22億4,100万円(4.9%増)。ガラス型=数量(―)、金額=(―)。ゴム型=数量202組(1.5%減)、金額3億3,000万円(同38.7%増)。粉末冶金型=数量708組(23.2%減)、金額3,500万円(同20.4%減)。

金型新聞 平成29年(2017年)7月4日号

関連記事

7月の金型生産実績

7月の金型生産実績

前年同月比15.3%増の316億4,800万円 プレス型は30・7%増、プラ型は11・9%増 日本金型工業会(会長牧野俊清氏)は、経済産業省機械統計(従業員20人以上)による平成26年7月の金型生産実績をまとめた。それに…

藤本敏樹氏著「金型産業連関表作成の試み」

金型の現状、データで俯瞰 日本の金型の動きを統計データに基づいて分析した論述は少なくない。そのデータベースとしてたびたび使われるのは政府が日本の金型生産をまとめた機械統計(従業員30人以上を対象に調査)や工業統計(同4人…

新型コロナ<br>受注、生産への対策は

新型コロナ
受注、生産への対策は

 コロナウイルスによる影響が広がる中で、金型メーカーはどう考え、どのような対策をとっているのか。新規開拓、他分野に進出、資金確保、働き方の見直しなど様々な手を打ち始めている。受注、生産面でそれぞれの対策と、今回のコロナ禍…

2022年の鍛圧機械受注見通し 3840億円に上方修正

日本鍛圧機械工業会(北野司会長、アイダエンジニアリング常務)はこのほど、2022年の鍛圧機械受注額が前年比15.8%増の3840億円になると発表した。当初予想から440億円上方修正した。国内外ともにEV(電気自動車)関連…

2023年8月金型生産実績 前年同月比8.2%減の241億円

プレス用金型は7.4%増、プラ用金型は32.9%減 2023年8月の金型生産は、前年同月比8.2%減の241億円、前月比では1.1%の微増となった。数量は前年同月比19.1%大幅減、前月比では4.2%の減となり3万1,0…

トピックス

関連サイト