プレス金型メーカーの明星金属工業(大阪府大東市、072・877・1661)は、3Dプリンタで地車(だんじり)の彫り物の複製品を製作した。大東市歴史民俗資料館に来年2月にも展示する地車の模型の部品として採用されるという。…
産業とくらしの関西グランドフェア2017
今回の見どころは
インテックス大阪 9月15・16日開催
ロボテクの魅力体感
ユアサ商事は9月15・16日の2日間、インテックス大阪(大阪市住之江区)6号館A・Bで「産業とくらしのグランドフェア2017」(以下GF)を開く。出展メーカーは昨年を16社上回る400社が出展する。高効率・高生産性・高機能を追求した最新鋭の工作機械や周辺機器、切削工具関連、省人化機器などを展示するほか、テーマゾーンでは、ロボットやIoT関連のデモを行い、来場者に最先端技術を体感してもらう様々な工夫が凝らすなど新たなビジネス創出を目指し、目標受注額248億円(工業系114億円、建設系134億円)、来場者数1万3500人を見込んでいる。
今回で40回目を迎えるGFは「Growing Togetherともに挑む。ミライの産業とくらし」を展示会テーマとした。関西支社の岡部文雄支社長は「業界トップレベルの収益構造を持つ複合専門商社グループへの成長を目指す。今回は新たにスタートした新中期経営計画を具現化する」と話し、展示内容や企画に力を注ぐ。特にテーマゾーンの「ロボ&IoT」は双腕ロボットでの食品搬送や協働ロボットでのワーク搬送、追従型運搬ロボットを用いた人追従デモなど最新のロボットシステムを披露し、少子高齢化対策や働き方改革、生産性向上を図りたいユーザーに、自動化による製造現場の人手不足解消や作業者の負担軽減などを提案する。もう1つの見どころが「レジリエンス&セキュリティ」。BCPに取り組む企業に役立つ発電や蓄電などのレジリエンス商品が一堂に披露される。
また、特別講演に公立はこだて未来大学の松原仁副理事長を招き、「人工知能が拓く産業とくらし」をテーマに、人口知能で産業やくらしがどう変化するか、人工知能が提供する新たな価値とは何かを分かりやすく解説するなど、ロボット展示と併せて聴講したい。
また、体験コーナーも昨年より充実した内容だ。「近未来の産業とくらし」をテーマに、昨年人気を博した現場の様々な作業負荷を軽減する「パワーアシストスーツ体験」や、空中でパソコン画面が浮き上がる「空中ディスプレイキッチン体験」、地震が起きても慌てず対応できるように揺れを体感する免震車を用意するなど新企画も登場する。
金型新聞 平成29年(2017年)9月10日号
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