金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

AUGUST

31

新聞購読のお申込み

ソディック 古川 健一 新社長に聞く
「できないと言わない」ソディックらしさを継承

この人に聞く 2018

 ソディックは今年1月、創業者の古川利彦氏が名誉会長に、金子雄二社長が会長に就く人事を発表。3月29日付で、古川名誉会長の子息でもある古川健一副社長が社長に就任した。「顧客の要望に『できない』と言わないソディックらしさを継承するとともに長期的な成長への基盤を作りたい」と話す、古川新社長に抱負などを聞いた。

1999年ソディック入社、2008年取締役、10年常務取締役、12年専務取締役、14年代表取締役副社長、1972年生まれ、神奈川県出身、45歳。

ーソディックらしさとは。

お客様の要望に「できない」と言わず、何とか実行しようとする姿勢そのものがソディックらしさだと思う。放電加工が祖業で機械メーカーでありながら「電気屋」の視点があるのも特長。就任以来こうした文化は継承していくと言い続けている。

ー45歳という若さでの就任です。

若さを強みに、これまでの経営戦略を推し進めながら、長期的な成長の基盤を作ることが私の役割の一つだと考えている。2020年に売上高932億円の目標を掲げているが、お客様のニーズを掴み、ともに成長できるよう、もっと先のソディックのあるべき姿を示したい。まずは創業50周年となる26年までのビジョンを描きたい。

ー具体的には。

新しい部署として社長室を設置するなど、議論を進めているところ。今年中に明らかにする予定だが、既に人材育成に取り組んでいる。金子会長にはCTOのような立場で技術者として「次の金子」を育てて欲しいと伝えている。営業は髙木圭介副社長を中心に10年、20年先を任せられる人材を育成している。

ー社長にとって古川名誉会長とは。

技術者、経営者、営業すべての要素を持った人でとても真似できないが考え方は受け継いでいると思う。私らしさを活かし、今まで以上に「個」の力が発揮できるチームづくりに積極的に関わっていきたい。

ー変化の時代です。

 工作機械メーカーは機械だけでなくソフトやサービスを通じ生産性向上を提供する「サービス業」の側面が強くなっている。その一つとして、これまで人や仕事をつなげあう「機会」を作ることも携わってきた。今後は人だけでなくIoT技術を活かした出会いの場を提供し、生産性を高めるお手伝いをしたい。

ー主要ユーザーでもある金型メーカーに一言を。

 成形まで手掛けることで、付加価値を生み出す金型メーカーが増えている。放電加工機、マシニングセンタ、射出成形機、金属3Dプリンタと、金型加工をトータルで提案できることが強みなので、金型メーカーと一緒になって未来の金型を考えていきたい。金属3Dプリンタを活用した金型づくりの事例もかなり増え、宮崎工場で具体的な提案も行っているので、ぜひ見て頂きたい。

金型新聞 平成30年(2018年)7月4日号

関連記事

パンチ工業 大連工場 研究開発部 呂 国健さん(26) 〜ひと〜

5軸MCで原寸大のシャトルを作った  原寸大のバドミントンシャトルをアルミ合金で作り上げた。羽の厚みは0.6㎜と薄く、細い。そんな加工難度の高い形状を、5軸マシニングセンタ(MC)を駆使して加工した。その高い技術力と柔ら…

武林製作所の千田氏が「八尾ものづくり達人」

加工効率高める金型を設計 歯ブラシのプラスチック金型を手掛ける武林製作所(大阪府八尾市、072・998・1207)の金型設計技術者・千田雄一さんが、2023年の「八尾ものづくり達人」に選ばれた。金型の加工効率や品質を高め…

現場の思いを尊重<br>天青会 野口 賢太郎 会長

現場の思いを尊重
天青会 野口 賢太郎 会長

企業見学会に注力  日本金型工業会東部支部の若手経営者らが集まる天青会の会長に今年5月、就任した。現場至上主義を自身のテーマとして掲げ、「今年は、工場見学会など現場に足を運ぶということをメインに活動していきたい」と意気込…

平和電機 工業用ヒーターの技術集団[金型応援隊]

射出成形機や押出成形機、各種金型に欠かせないもの、それは工業用ヒーターだ。バンドヒーターやマイクロシーズヒーター、カートリッジヒーターなど工業用ヒーターを手掛ける平和電機は長年培ってきたノウハウを活かし、顧客の課題解決に…

石井洋平さん ユーチューブに動画投稿【ひと】

「どうも、石井精工のユーチューブチャンネルです」。2021年から動画投稿サイト「ユーチューブ」に自社の紹介動画や、使用した工具のレビュー動画などを投稿する。約2年で動画本数は100本を超え、登録者数は1000人を突破した…

トピックス

関連サイト