金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

NOVEMBER

21

新聞購読のお申込み

INTERMOLD(インターモールド)2014「進化する加工技術」

5軸や難削工具の新機種

第25回金型加工技術展「インターモールド2014」が4月16日から4日間、インテックス大阪(大阪市住之江区)で開催される。今回は5軸機や難削工具など金型向けの機械や工具のほか、航空機部品やプレス部品、3D造形の加工技術も紹介される。金型加工にとどまらず、異分野のものづくりの最新技術も体感できる場となりそうだ。

INTERMOLD(インターモールド)2013
プレスや3D造形、航空機
新技術を展示、セミナーも

インターモールドは大阪と東京で1年おきに開かれる国内最大規模の金型加工技術の総合展示会。日本金型工業会などの主催で、今年は工作機械や切削工具、工作機器、ソフトウェアなど350社・団体が出展する。
 大きな見どころは機械や工具、ソフト、計測機器など金型の加工や製作に関連する製品や技術だ。
 工作機械では、新たな5軸機や複合加工機、鏡面加工ができる研削盤、加工の速度や精度を高めた放電加工機などが登場。切削工具では、焼き入れ鋼や超硬合金を加工できるエンドミルや、耐久性や加工効率を高めた工具が出品する。
計測機器では精度をより向上させた3次元測定機、ソフトは5軸対応のCAD/CAMや流動解析ソフトなどが出品。これらの機械や工具には、新機種・改良機種も登場する予定だ。
そして、もう一つの見どころは「3Dプリンティング」、「自動車部品」、「航空機部品」など金型とは異分野の加工技術。
3Dプリンティングでは、造形機や3DCAD、計測器、解析ソフトが出品するほか、造形品の加工企業も出展し、試作からデザイン、解析までを紹介。自動車部品や航空機加工でも、それぞれ加工機や材料に加え、加工企業が自社の技術を紹介する。会期中には、それぞれのテーマで講演会やセミナーも開かれる。
さらに併催される金型展や金属プレス加工技術展では、金型メーカーやプレス部品メーカーが自社で手掛ける技術や製品を披露するほか、プレス機メーカーのブースでは金型とプレス加工のトータル技術を出展する。
インターモールドは金型に特化したイメージが強かった。だが今回は「来場者に金型だけでなく異分野、異市場の技術にも触れて貰えるような展示会にしたい」(インターモールド振興会)。

<開催概要>
会期:4月16日~19日
会場:インテックス大阪
会場時間:10:00~17:00※最終日19日は16:00まで
主催:日本金型工業会、テレビ大阪
出展規模:350社・団体(813.5小間)
出品製品:工作機械、鍛圧機械、切削工具、工作機器、精密測定機、光学測定機、ダイヤモンド工具、砥石、CAD/CAM/CAE、金型部品、その他金型加工に関連する装置・機器・資材・情報など
入場料:1,000円※招待券持参者および事前来場登録者は無料
公式サイト:http://intermold.jp

金型新聞 平成26年(2014年)3月10日号

関連記事

プロニクス 短納期・自動化で成長目指す【金型の底力】

常に新たなことへ挑戦 測定受託サービスや医療部品、光コネクタ部品などの金型設計・製作、成形を手掛けるプロニクスは、短納期・自動化で事業成長を目指す。昨年11月、ベトナムに切削部品の加工を行う部品工場を立ち上げた。またホー…

2023年8月金型生産実績 前年同月比8.2%減の241億円

プレス用金型は7.4%増、プラ用金型は32.9%減 2023年8月の金型生産は、前年同月比8.2%減の241億円、前月比では1.1%の微増となった。数量は前年同月比19.1%大幅減、前月比では4.2%の減となり3万1,0…

【特集】2030年の自動車と、金型と

PART1:電動化というチャンス、新たな需要が生まれるPART2:この10年を振り返るPART3:新潮流に挑むチャレンジャーたちPART4:記者の目 PART1 電動化というチャンス、新たな需要が生まれる  電子部品、モ…

インターモールド・オンライン展開催<br>9月23日 から3カ月

インターモールド・オンライン展開催
9月23日 から3カ月

400社が最新の金型加工技術 セミナー、チャット商談も  コロナ禍で開催中止となった「インターモールド」(主催:日本金型工業会)がオンライン展を開催する。出展予定だった企業・団体が、特設サイトで最新の金型加工技術を披露す…

【特集】型材・部品

精密、高精度、短納期 ニーズに応える 高精度や超精密、複雑形状—。日本の金型の強みはこうした高難度な部分にある。その強みは金型メーカーの設計や生産技術による部分が大きい。しかし金型は部品の集合体で、高難度な金型づくりには…

トピックス

AD

FARO 樹脂成型品や自動車シートの測定での3次元測定アームの活用と新製品Qua...

樹脂成型品の工程管理・不具合解析 樹脂成型品の工程管理や不具合解析の現場では、実際の製品や試作品と設計図との差異把握や、製品や金型の工程ごとの変化量把握、不具合解析や要因分... 続きを読む

関連サイト