金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

MAY

23

新聞購読のお申込み

この人に聞く2015
アカマツフォーシス 赤松 隆司社長

生産性高める技術提案

★アカマツフォーシス 赤松社長 写真_R

シナジー生むプロ集団に

 昨年10月、兄の憲一会長から経営のバトンを受け継いだ。歯車などの精密冷間鍛造金型を手掛けるアカマツフォーシスが取り引きするのは、自動車部品などのメーカー。「金型を通じて顧客の製品の品質、生産性がより一段と高まる技術提案に磨きをかけたい」と語る。

 鍛造業界では近年、コストダウンの方法として形状全てを鍛造成形し切削などの後加工を省くネットシェイプが注目される。しかし「場合によっては金型への高負荷で金型寿命が低下し、金型コストが増え、割高になることもある」という。

 顧客への提案で重要なのは「鍛造成形する部分と切削などの加工に残す部分とをどのように切り分けるかの判断力」。そのノウハウを蓄積するため静岡工場の専門施設で切削加工を、本社工場の試作機で鍛造成形を研究。そこで長年培った技術を生かし「顧客それぞれのニーズに最も合う金型と部品生産のプロセスを提案している」。

 その役割を担うのは、営業。自身も入社以来、長らく営業畑を歩み顧客への提案活動に取り組んできた。「当社の競争力の源は高い技術力と、提案力。これからも顧客の要望をしっかりと捉え、よりお役に立てる営業の提案力を磨いていきたい」。
 
学生時代に10年間、ラグビーを続けてきた。会社づくりでもチームプレーを重んじる精神が宿る。「最高の品質を目指し、社員全員がお客様を向き、経営者の感覚で自主的に行動するチームを作りたい。プロ集団の誇りを持ち、経営者と社員が一つになり、向上する会社にしたい」。


会社メモ

1961年生まれ、大阪府出身。84年同志社大学商学部卒、85年赤松合金工具(現アカマツフォーシス)入社。2003年専務、15年10月社長。


金型新聞 平成28年(2016年)1月10日号

関連記事

イワタツール トグロンハードドリルの挑戦<br>焼入れ鋼に穴があく

イワタツール トグロンハードドリルの挑戦
焼入れ鋼に穴があく

金型製作工程を短縮 設備強化で需要に対応  イワタツール(名古屋市守山区、岩田昌尚社長)が2010年に発売したトグロンハードドリルは焼入れ鋼用穴加工ドリルとして、ここ数年需要が急増し供給が追いついていない状況だ。同社の岩…

3Dプリンタ活用を支援する研究開発拠点を開設 酒井仁史氏(NTTデータザムテクノロジーズCTO)【この人に聞く】

独EOS社の金属3Dプリンタの日本代理店を務めるNTTデータ ザムテクノロジーズ(XAM)。昨夏に、大阪市内に金属3Dプリンタ15台のほか、多様な検査装置を備えた「デジタルマニファクチャリングセンター(DMC)」を開設し…

【対談】日本金型工業会 小出 悟 会長 ×ロボコム・アンド・エフエイコム 天野 眞也 社長

デジタル技術を活用してビジネスモデルや業務プロセスを変革するデジタルトランスフォーメーション(DX)。金型でもその重要性は誰もが認めるところ。しかし、金型づくりでは、人が介在する部分が多かったり、デジタル化を進めづらかっ…

この人に聞く
日本デザインエンジニアリング岩壁 清行社長

 「設計の効率化は業務フロー全体を見直さないと意味がない」。そう話すのは、日本デザインエンジニアリングの岩壁清行社長。同氏は長年自身も金型づくりに携わり、近年ではフィリピンで設計支援を手掛ける。また、20年以上前から、日…

日本金型工業会 会長 小出 悟氏 (小出製作所社長)
〜鳥瞰蟻瞰〜

金型は量産の道具 理解するマスターが必要人材発掘が経営者の仕事  「金型は量産のための道具である」と長年言い続けています。金型というものの本質がそこにあると思うからです。お客様は金型が欲しいわけじゃない。金型を使って効率…

トピックス

関連サイト