金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

FEBRUARY

13

新聞購読のお申込み

この人に聞く2015
アカマツフォーシス 赤松 隆司社長

生産性高める技術提案

★アカマツフォーシス 赤松社長 写真_R

シナジー生むプロ集団に

 昨年10月、兄の憲一会長から経営のバトンを受け継いだ。歯車などの精密冷間鍛造金型を手掛けるアカマツフォーシスが取り引きするのは、自動車部品などのメーカー。「金型を通じて顧客の製品の品質、生産性がより一段と高まる技術提案に磨きをかけたい」と語る。

 鍛造業界では近年、コストダウンの方法として形状全てを鍛造成形し切削などの後加工を省くネットシェイプが注目される。しかし「場合によっては金型への高負荷で金型寿命が低下し、金型コストが増え、割高になることもある」という。

 顧客への提案で重要なのは「鍛造成形する部分と切削などの加工に残す部分とをどのように切り分けるかの判断力」。そのノウハウを蓄積するため静岡工場の専門施設で切削加工を、本社工場の試作機で鍛造成形を研究。そこで長年培った技術を生かし「顧客それぞれのニーズに最も合う金型と部品生産のプロセスを提案している」。

 その役割を担うのは、営業。自身も入社以来、長らく営業畑を歩み顧客への提案活動に取り組んできた。「当社の競争力の源は高い技術力と、提案力。これからも顧客の要望をしっかりと捉え、よりお役に立てる営業の提案力を磨いていきたい」。
 
学生時代に10年間、ラグビーを続けてきた。会社づくりでもチームプレーを重んじる精神が宿る。「最高の品質を目指し、社員全員がお客様を向き、経営者の感覚で自主的に行動するチームを作りたい。プロ集団の誇りを持ち、経営者と社員が一つになり、向上する会社にしたい」。


会社メモ

1961年生まれ、大阪府出身。84年同志社大学商学部卒、85年赤松合金工具(現アカマツフォーシス)入社。2003年専務、15年10月社長。


金型新聞 平成28年(2016年)1月10日号

関連記事

黒田彰一氏(黒田精工元社長) 死去

日本金型工業会の会長など歴任  日本金型工業会や国際金型協会(ISTMA)、アジア金型工業会協議会(FADMA)の会長などを務め、日本のみならず世界の金型産業の発展に貢献し続けた黒田彰一氏(黒田精工最高顧問)が9月30日…

【金型応援隊】日本精密機械工作 プロに喜ばれるツールを

「徹底したプロ志向を目指した」と語るのは、日本精密機械工作の伊藤俊介社長。このほどハンドグラインダー、「リューターフレックス極 LF‐300」を発売した。 「LF‐300」は、同社の過去の人気商品「リューターフレックス」…

笹山勝社長に聞く SAIMS247が目指すこと【ササヤマ challenge!Next50】

新中期経営計画「SAIMS247」。その狙い、そして目的は。笹山勝社長に聞いた。 「短納期」を強みに、海外での競争に打ち勝つ SAIMS247の3カ年の目標は金型の製作期間半減。その真の狙いは金型の競争力の再強化です。当…

南海モルディ 金型補修を自動化【金型応援隊】

特殊鋼材料の販売や金型のメンテナンスを手掛ける商社の南海モルディ(22年9月に南海鋼材から社名変更)は、オリジナル製品「予熱くん」や「肉盛りくん」を開発、販売し好評を得ている。 「予熱くん」は、製造前の金型予熱、焼き嵌め…

【新春特別インタビュー⑧】オーニック社長・難波 健氏「異なる人材活躍するワンチームとなる」

考え方や能力異なる 人材活躍するワンチーム 時代の変化にしなやかに ~ダイバーシティ~  1976年生まれ、北海道札幌市出身。99年工学院大学工学部機械工学科を卒業し、オーニックに入社。2013年、社長に就任。経営理念で…

トピックス

関連サイト