金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

MARCH

18

新聞購読のお申込み

この人に聞く2015
アカマツフォーシス 赤松 隆司社長

生産性高める技術提案

★アカマツフォーシス 赤松社長 写真_R

シナジー生むプロ集団に

 昨年10月、兄の憲一会長から経営のバトンを受け継いだ。歯車などの精密冷間鍛造金型を手掛けるアカマツフォーシスが取り引きするのは、自動車部品などのメーカー。「金型を通じて顧客の製品の品質、生産性がより一段と高まる技術提案に磨きをかけたい」と語る。

 鍛造業界では近年、コストダウンの方法として形状全てを鍛造成形し切削などの後加工を省くネットシェイプが注目される。しかし「場合によっては金型への高負荷で金型寿命が低下し、金型コストが増え、割高になることもある」という。

 顧客への提案で重要なのは「鍛造成形する部分と切削などの加工に残す部分とをどのように切り分けるかの判断力」。そのノウハウを蓄積するため静岡工場の専門施設で切削加工を、本社工場の試作機で鍛造成形を研究。そこで長年培った技術を生かし「顧客それぞれのニーズに最も合う金型と部品生産のプロセスを提案している」。

 その役割を担うのは、営業。自身も入社以来、長らく営業畑を歩み顧客への提案活動に取り組んできた。「当社の競争力の源は高い技術力と、提案力。これからも顧客の要望をしっかりと捉え、よりお役に立てる営業の提案力を磨いていきたい」。
 
学生時代に10年間、ラグビーを続けてきた。会社づくりでもチームプレーを重んじる精神が宿る。「最高の品質を目指し、社員全員がお客様を向き、経営者の感覚で自主的に行動するチームを作りたい。プロ集団の誇りを持ち、経営者と社員が一つになり、向上する会社にしたい」。


会社メモ

1961年生まれ、大阪府出身。84年同志社大学商学部卒、85年赤松合金工具(現アカマツフォーシス)入社。2003年専務、15年10月社長。


金型新聞 平成28年(2016年)1月10日号

関連記事

【この人に聞く】日本金型工業会 西部支部長・山中 雅仁氏「ビジネスの種見つける場」

2月17日、ホテルニューオータニ大阪(大阪市中央区)で、2年ぶりに金型シンポジウムが開催される。「新たな社会環境・新たなステージ・新たな価値を創造 関西からの発信」をテーマに、自動車部品メーカーによる基調講演や、金型メー…

成形不良を出さない生産システムの確立
岐阜大学 王志剛副学長に聞く、スマート金型開発の行方

 岐阜大学が2018年に3カ年の研究開発である「スマート金型開発拠点事業」を始めた。労働人口減少時代を想定し、従来にはない高効率な生産システムの確立を目指し、金型を使った量産システムの不良率ゼロを目標に掲げる。同事業は文…

ヴェロソフトウェア マークフリーブリー氏に聞く<br>一気通貫のソリューション 技能者に依存しないソフト開発

ヴェロソフトウェア マークフリーブリー氏に聞く
一気通貫のソリューション 技能者に依存しないソフト開発

この人に聞く 2018 金型設計製造向けCAD/CAMシステム「VISI」などを手掛けるヴェロソフトウェア。創業からM&A(合併と買収)などによって製品ラインアップを拡大し、最近では「WorkNC」や「Edge…

【鳥瞰蟻瞰】由紀ホールディングス 代表取締役社長・大坪正人 氏「中小製造業をグループ化、優れた技術守り次代につなげる」

中小製造業のグループ化事業に集中できる環境を整備優れた技術守り次代につなぐ 2006年に金型ベンチャー企業から父が経営するねじメーカーの由紀精密に入社しました。そこで感じたのは企業規模が小さすぎて、あらゆる機能が無さすぎ…

ものレボ 生産工程など見える化[金型応援隊]

中小製造業ではフレキシブルな対応や生産性向上を図るためのデジタル化が喫緊の課題だ。 2016年創業した『ものレボ』は現場の工程管理、在庫管理、受発注管理、分析などの見える化を図るDXアプリ『ものレボ』を開発し、従来ホワイ…

トピックス

関連サイト