金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

JANUARY

29

新聞購読のお申込み

この人に聞く2015
アカマツフォーシス 赤松 隆司社長

生産性高める技術提案

★アカマツフォーシス 赤松社長 写真_R

シナジー生むプロ集団に

 昨年10月、兄の憲一会長から経営のバトンを受け継いだ。歯車などの精密冷間鍛造金型を手掛けるアカマツフォーシスが取り引きするのは、自動車部品などのメーカー。「金型を通じて顧客の製品の品質、生産性がより一段と高まる技術提案に磨きをかけたい」と語る。

 鍛造業界では近年、コストダウンの方法として形状全てを鍛造成形し切削などの後加工を省くネットシェイプが注目される。しかし「場合によっては金型への高負荷で金型寿命が低下し、金型コストが増え、割高になることもある」という。

 顧客への提案で重要なのは「鍛造成形する部分と切削などの加工に残す部分とをどのように切り分けるかの判断力」。そのノウハウを蓄積するため静岡工場の専門施設で切削加工を、本社工場の試作機で鍛造成形を研究。そこで長年培った技術を生かし「顧客それぞれのニーズに最も合う金型と部品生産のプロセスを提案している」。

 その役割を担うのは、営業。自身も入社以来、長らく営業畑を歩み顧客への提案活動に取り組んできた。「当社の競争力の源は高い技術力と、提案力。これからも顧客の要望をしっかりと捉え、よりお役に立てる営業の提案力を磨いていきたい」。
 
学生時代に10年間、ラグビーを続けてきた。会社づくりでもチームプレーを重んじる精神が宿る。「最高の品質を目指し、社員全員がお客様を向き、経営者の感覚で自主的に行動するチームを作りたい。プロ集団の誇りを持ち、経営者と社員が一つになり、向上する会社にしたい」。


会社メモ

1961年生まれ、大阪府出身。84年同志社大学商学部卒、85年赤松合金工具(現アカマツフォーシス)入社。2003年専務、15年10月社長。


金型新聞 平成28年(2016年)1月10日号

関連記事

【ひと】町工場親善大使・羽田詩織さん イベント通じ、町工場の楽しさ伝える

イベント通じ、町工場の楽しさ伝える 本業の司会業やナレーションのかたわら、町工場に子どもたちを集め、ものづくりの楽しさを伝えるワークショップ「町工場たいけん えんにち!」を企画する。町工場親善大使を名乗る、中小製造業の応…

顧客目線で課題に応じた提案 金子善昭氏(MOLDINO社長)【この人に聞く】

今年4月、切削工具メーカーのMOLDINO(モルディノ)の社長に就任した金子善昭氏。親会社の三菱マテリアルで国内の営業企画や米国のマーケティング担当を務めた他、戦略部長や営業本部長を歴任した。金型加工に適した工具を多くそ…

スワニー 耐久性高い金型、協業で製造【特集:金型づくりで広がる金属AM活用】

5万個の部品生産可能に 製品設計会社のスワニーは、樹脂型を3Dプリンターで製造し、量産材料で射出成形が可能な「デジタルモールド」を手掛ける。同社はこれに加え、金属3Dプリンターで製造する金型「アディティブモールド」を岡谷…

この人に聞く2015 <br>製造業コンサルティング <br>O2(オーツー)松本 晋一社長

この人に聞く2015
製造業コンサルティング
O2(オーツー)松本 晋一社長

潜在する魅力引き出す 製造×サービスで価値を創造  プラスチック金型メーカーの安田製作所は今春、社名を「IBUKI」に変更した。昨年9月、同社を傘下に収めた、製造業向けのコンサルティング会社O2(東京都港区)の松本晋一社…

木村有貴さん 金属3D造形の困りごとを解決する【ひと】

金属3Dプリンタで造形した金型部品のトラブルを分析・解決する「診断士」のような業務を担当する。珍しいトラブルほどテンションが上がるそうで、「難しい問題を解明できた時の達成感が何よりも気持ちがいい」。 大学では金属材料を研…

トピックス

関連サイト