モーターコア、電子部品好調 三井ハイテックが3月15日に発表した2021年1月期連結決算の売上高は、973億5100万円と前期比11.9%増となった。5Gや車載向けの半導体が堅調で電子部品が伸びたほか、電動車向けのモータ…
インターモールド2015開幕!



インターモールド2015が、東京江東区の東京ビッグサイトで明日開幕する。高品質の金型づくりを追求したり、ユーザーのニーズに応えたりするには、進化する加工技術のチェックは欠かせない。出展製品ごとに見どころをまとめた。
機械や工具、世界から427社
5軸加工がさらに進化
注目は進化した5軸制御マシニングセンタだ。3軸並の精度を実現し、工程を短縮することで大幅な付加価値向上が提案される。多くのメーカーが加工事例を紹介する予定で、データ作成を簡易にしたソフトや技術、より高度な5軸の活用方法も提示される。
放電は大型、超精密
放電のキーワードは「大型と超精密」。大型ワークを高精度に仕上げるワイヤ放電加工機が増えそうだ。超精密加工も進化し、油仕様の放電加工機が出そろう。ロボットなどとの組み合わせた自動化提案も紹介される。
研削は精密加工の効率化
研削は「自動化」と「複合化」を切り口にした、精密加工の高効率化がテーマだ。自動化では機上測定による仕上げ工程の無人化が提案される。複合化では5軸と研削盤を組み合わせた加工機や、外径・内径をワンチャックで加工できる円筒研削盤などが出品される。
増える高硬度切削工具
切削では高硬度材加工向け工具が増えている。微細加工用工具では超硬材を切削できる製品も出そろう。高送り加工や、各工程の加工精度を向上させ、加工時間・工程短縮につながる総合的な提案も多く見られそうだ。
解析ソフトが充実
今回はプレス、樹脂、鍛造など解析ソフトの展示が目立つ。CAD/CAMでは5軸対応機種も出そろう。リバースエンジニアリングやスキャニング技術も見どころだ。
3Dプリンタの新型
金属3Dプリンタも出そろう。金属粉末にレーザーを照射して固め、切削するタイプのものや、金属を溶接しながら造形していくタイプも紹介される。試作や受託したりする加工メーカーの出展も増えている。
4月15日~18日
東京ビッグサイト
会場時間:10:00~17:00※最終日18日は16:00まで
主催:日本金型工業会
出展規模:427社・団体
入場料:1,000円※招待券持参者・事前来場登録者は無料
金型新聞 平成27年(2015年)4月14日号
関連記事
PART1:デジタル活用 精密金型の生産性を向上 トヨタ自動車が型造りで注力する取り組みの一つがデジタル活用だ。精密部品向けの金型を手掛けるモノづくりエンジニアリング部では、デジタルデータを活用することによって、金型だけ…
日本金属プレス工業協会(髙木龍一会長・高木製作所)は5月28日、ホテルインターコンチネンタル東京ベイ(東京都港区)で第8回通常総会を開いた。役員改選で髙木会長の再任を承認した。 髙木会長は総会後に開かれた懇親パーティ…
JIMTOF出品機を披露 三菱重工工作機械(滋賀県栗東市)は、2月7日(木)・8日(金)の2日間、同社本社工場で「マシンツールフェア」を開催する。 昨年11月に東京ビッグサイトで開催されたJIMTOF2018に出展し、注…
プレス加工メーカーのシミズプレス(群馬県倉賀野市、027-320-2880)は今年10月、金型工場を新設した。これまでプレス量産工場内にあった金型加工設備を移設。金型加工の高精度化を図り、モータコア用金型など新規分野の開…



