金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

MAY

24

新聞購読のお申込み

ノウハウと新型設備<石原産業>

金型部品 精密治工具

品質さらなる高み

石原産業(長野県上田市、0268・42・5011)は、金型部品や治工具などを手掛ける加工メーカーだ。独自のノウハウを活かして、品質の高さで勝負する。積極的に新型の加工機を導入したり、展示会で自社の技術をアピールするなど、将来を見据えた展開にも力を入れている。
 同社が手掛けるのは、ピンやパンチなど、プラスチックやプレスなどの金型部品。ワイヤ放電やマシニングセンタ(MC)、研削盤を駆使し、ハイスや超硬をはじめセラミックなど難削材も精密に加工する。加工技術を活かし高品質の治工具や様々な精密部品も製作する。

精密を軸に新たな扉

 これらの精密な加工技術の基盤は長年に培ったノウハウと実績だ。1968年に自動車ブレーキシリンダーの加工で創業したが、8年後にはワイヤ放電を導入し、金型加工部を新設。その後、グラファイト電極やセラミックの加工、MCによる高速加工、超精密微細加工など次々と新たな加工技術に挑戦。2006年には国から金型分野の特定研究開発の認定を受け、09年には切削加工分野で支援事業にも選ばれた。
 また、これらの技術を支える設備投資にも意欲的だ。数年前に細線ワイヤ加工機「UPH-1」(牧野フライス製作所)を導入。最近では昨年、油仕様のワイヤ放電「UPV-5」(同)を、今年3月には新型のワイヤ放電「U6H・E・A・T」(同)を導入した。加工技術だけでなく品質保証にも注力しており、超精密3次元測定機「LEGEX574」(ミツトヨ)を設備している。
 石原信之社長は「技術を磨き常に時代のニーズに応えてきた。これからも新規設備や精密な加工へのチャレンジで品質を高めていきたい」と話す。
 今月29日~30日に大田区産業プラザPIOで開かれる展示会「微細・精密加工技術展2014」では、自社の技術を出品する予定。石原社長は「精密な加工では、金型に限らず色んな分野へと間口を広げていきたい。事業展開の分野拡大でも挑戦していきたい」。

3次元測定機_R
U6H.E.A.T_R

金型新聞 平成26年(2014年)5月14日号

関連記事

ダイジェット工業 高切込み荒加工+高精度立壁加工

肩削りカッタ「ショルダー6」  ダイジェット工業(大阪市平野区、06-6791-6781)は、建設機械や金型部品などの大物部品を、無垢の材料から高切込みの荒加工や高精度な立壁加工ができる両面6コーナ仕様の高能率肩削りカッ…

【速報】MF-TOKYO2025 機械メーカー6社が新製品、新提案

塑性加工技術の専門展示会「MF-TOKYO2025」が7/16から開催された。過去最多となる1736小間に271社・団体が出展。世界最速プレス機や、ICTの活用、専用機など多様な製品を出展したプレス機械メーカー6社の速報…

エクストリームダイメイト 金型用などインサート追加
ダイジェット工業

リニューアル発売  ダイジェット工業(大阪市平野区、06-6791-6781)は、丸駒ラジアスカッタ「エクストリームダイメイト」に金型加工用や耐熱合金用のインサートを追加し本体鋼種も見直すなどリニューアルし、発売した(写…

ボディ部品向け金型開拓へ 進恵技研が新工場設立で挑むこと[金型の底力]

自動車部品向けプレス金型メーカーの進恵技研は今年4月、本社工場に隣接する西工場に新棟を設立し、第7工場として稼働を開始した。門形マシニングセンタ(MC)5台や、40tクレーンなどを設備し、より大物加工に対応できる体制を構…

この人に聞く 2014 C&Gシステムズ 塩田 聖一社長

この人に聞く 2014 C&Gシステムズ 塩田 聖一社長

金型は成長産業 「金型は世界的には成長産業」―。そう話すのはCAD/CAMメーカー、C&Gシステムズの塩田聖一社長。コンピューターエンジニアリング(CE)とグラフィックプロダクツ(GP)の合併から4年半、年平均の成長率1…

トピックス

関連サイト