金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

JUNE

11

新聞購読のお申込み

ノウハウと新型設備<石原産業>

金型部品 精密治工具

品質さらなる高み

石原産業(長野県上田市、0268・42・5011)は、金型部品や治工具などを手掛ける加工メーカーだ。独自のノウハウを活かして、品質の高さで勝負する。積極的に新型の加工機を導入したり、展示会で自社の技術をアピールするなど、将来を見据えた展開にも力を入れている。
 同社が手掛けるのは、ピンやパンチなど、プラスチックやプレスなどの金型部品。ワイヤ放電やマシニングセンタ(MC)、研削盤を駆使し、ハイスや超硬をはじめセラミックなど難削材も精密に加工する。加工技術を活かし高品質の治工具や様々な精密部品も製作する。

精密を軸に新たな扉

 これらの精密な加工技術の基盤は長年に培ったノウハウと実績だ。1968年に自動車ブレーキシリンダーの加工で創業したが、8年後にはワイヤ放電を導入し、金型加工部を新設。その後、グラファイト電極やセラミックの加工、MCによる高速加工、超精密微細加工など次々と新たな加工技術に挑戦。2006年には国から金型分野の特定研究開発の認定を受け、09年には切削加工分野で支援事業にも選ばれた。
 また、これらの技術を支える設備投資にも意欲的だ。数年前に細線ワイヤ加工機「UPH-1」(牧野フライス製作所)を導入。最近では昨年、油仕様のワイヤ放電「UPV-5」(同)を、今年3月には新型のワイヤ放電「U6H・E・A・T」(同)を導入した。加工技術だけでなく品質保証にも注力しており、超精密3次元測定機「LEGEX574」(ミツトヨ)を設備している。
 石原信之社長は「技術を磨き常に時代のニーズに応えてきた。これからも新規設備や精密な加工へのチャレンジで品質を高めていきたい」と話す。
 今月29日~30日に大田区産業プラザPIOで開かれる展示会「微細・精密加工技術展2014」では、自社の技術を出品する予定。石原社長は「精密な加工では、金型に限らず色んな分野へと間口を広げていきたい。事業展開の分野拡大でも挑戦していきたい」。

3次元測定機_R
U6H.E.A.T_R

金型新聞 平成26年(2014年)5月14日号

関連記事

【対談】日本金型工業会 小出 悟 会長 ×ロボコム・アンド・エフエイコム 天野 眞也 社長

デジタル技術を活用してビジネスモデルや業務プロセスを変革するデジタルトランスフォーメーション(DX)。金型でもその重要性は誰もが認めるところ。しかし、金型づくりでは、人が介在する部分が多かったり、デジタル化を進めづらかっ…

アルム NCプログラム自動作成ソフトの1カ月無料体験キャンペーンを実施

アルム(石川県金沢市、076-225-7743)は機械工具商社ジーネットと連携し、3月から全国の部品加工や金型メーカーを対象に、NCプログラム自動作成ソフト「ARUMCODE1」を1カ月間無料で試用できる体験版USB無料…

【金型生産実績】2021年4月 9.5%減の267億8,700万円

プレス型は18.6%減、プラ型は3.7%減 2021年4月の金型生産は、前年同月比9.5%減の267億8,700万円なった。前月比では35.8%減と大きく落ち込んだ。3月が決算期であることも影響したと考えられる。数量は前…

白銅 特注金型部品の販売開始

加工と表面処理も 非鉄金属や銅などを扱う専門商社の白銅(東京都千代田区、03-6212-2811)は昨年から、ピンやパンチなど特注金型部品の取り扱いを始めている。連携する中国の加工メーカーで製作した部品を輸入し、日本国内…

チバ・テクノ ワイヤ線一巻からネット販売

 チバ・テクノ(横浜市港北区、045-473-9933)はこのほど、ネットショップで、ワイヤ電極線の1巻単位での少量販売を開始した。ワイヤ放電加工の使用頻度の低い少量ユーザー向けのニーズに対応する。  販売するのは、最も…

トピックス

関連サイト