金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

MAY

17

新聞購読のお申込み

入野機工が内面研削の新機種を発売

初心者でも使い易い汎用機

内面研削盤メーカーの入野機工(埼玉県川口市、046・874・7444)はこのほど、「汎用精密内面研削盤IIGシリーズ」を発売した。累積販売台数が3100台超の実績を誇る「YIGシリーズ」をリニューアル。ミクロン単位の高精度加工が可能なことに加え、タッチパネル式制御盤やドレッサー装置のデジタル位置決め機能などを標準搭載し、使い勝手を向上させた。

同製品は、三菱電機のシーケンサーを搭載し、タッチパネルから直感的に操作できる。熟練者でないと難しい汎用機の操作をデジタル化することで、初心者でも分かりやすい設計とした。切り込み位置と電流値のログを残すことができるため、生産管理や品質管理で必要なログ保存も可能だ。

 

また、ドレッサー位置と砥石の位置決めが1ミクロン単位で簡単に調整できる。手作業で目盛り設定を行う際、バックラッシュによるハンドル数値との誤差をなくすことが難しく、調整作業には熟練者の技能が必要だった。しかしドレッサー装置のデジタル位置決め機能により、ボタンを押すだけで誰でも簡単に位置決めができる。

砥石軸インバーターも搭載。砥石軸の回転スピードを調整し、最適な砥石軸の回転数を探りながら研削できる。

「YIGシリーズ」は、ミクロン単位の高精度加工が可能で、超硬などの難削材加工に適している。自動車部品や産業用機械、航空機産業など幅広い用途で利用されており、特に歯車メーカーでの導入実績が多い。一方で熟練者以外が使うには、ハードルが高い汎用機だった。「未来にこの機械を残すため、デジタル機能などを標準搭載し、若い世代にも使ってもらえるようにした」(入野紀子社長)。

今後について入野社長は「NC機能を搭載した内面研削盤のラインアップを増やす予定だ。ロボットと組み合わせた自動化で、大量生産にも対応できるようにしたい」と話した。

金型新聞 2023年8月10日

関連記事

浜松工業技術支援センター SUS系粉末で金型造形

静岡県工業技術研究所浜松工業技術支援センター(浜松市浜名区)は、ステンレス系粉末を用いたプラスチック用金型の造形技術を開発した。これまで3Dプリンタでの造形が難しいとされていたSUS420J2系金型材料に相当する粉末で残…

小径サイズを大幅に拡充 高硬度向けやCBN
ユニオンツール

 ユニオンツールは高硬度材向けやCBNエンドミルの小径サイズを大幅に拡充する。焼入れ鋼などを高効率に加工できる「HMGCOAT」のシリーズや、CBNのエンドミルの小径サイズを増やす。  高硬度材に加工に適した、新開発のコ…

NTTデータザムテクノロジーズ 金属3Dプリンタ発売

2本レーザーで高い生産性 NTTデータザムテクノロジーズ(東京都港区、03・6433・0577)は7月から、2本のレーザーを持つ金属3Dプリンタの販売を開始した。1本のレーザーの従来機に比べ、高速で造形できるため、部品単…

工作機械の稼働状況を監視
双葉電子工業

IoTモニタリングシステム  双葉電子工業(千葉県茂原市、0475-24-1111)はこのほど、工作機械向けIoTモニタリングシステムを発売した。工作機械の稼働状況をクラウド上で管理し、モバイル機器から稼働実績を把握する…

【特集】型材・部品

日本の金型は超大型、超精密、超微細、超短納期といった言葉が当たり前の時代になり、よりハイエンドな金型が求められている。例えば、自動車のホットスタンプや半導体関連など超精密、複雑形状な金型で、長寿命化やメンテナンス性の良さ…

トピックス

関連サイト