金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

APRIL

19

新聞購読のお申込み

入野機工が内面研削の新機種を発売

初心者でも使い易い汎用機

内面研削盤メーカーの入野機工(埼玉県川口市、046・874・7444)はこのほど、「汎用精密内面研削盤IIGシリーズ」を発売した。累積販売台数が3100台超の実績を誇る「YIGシリーズ」をリニューアル。ミクロン単位の高精度加工が可能なことに加え、タッチパネル式制御盤やドレッサー装置のデジタル位置決め機能などを標準搭載し、使い勝手を向上させた。

同製品は、三菱電機のシーケンサーを搭載し、タッチパネルから直感的に操作できる。熟練者でないと難しい汎用機の操作をデジタル化することで、初心者でも分かりやすい設計とした。切り込み位置と電流値のログを残すことができるため、生産管理や品質管理で必要なログ保存も可能だ。

 

また、ドレッサー位置と砥石の位置決めが1ミクロン単位で簡単に調整できる。手作業で目盛り設定を行う際、バックラッシュによるハンドル数値との誤差をなくすことが難しく、調整作業には熟練者の技能が必要だった。しかしドレッサー装置のデジタル位置決め機能により、ボタンを押すだけで誰でも簡単に位置決めができる。

砥石軸インバーターも搭載。砥石軸の回転スピードを調整し、最適な砥石軸の回転数を探りながら研削できる。

「YIGシリーズ」は、ミクロン単位の高精度加工が可能で、超硬などの難削材加工に適している。自動車部品や産業用機械、航空機産業など幅広い用途で利用されており、特に歯車メーカーでの導入実績が多い。一方で熟練者以外が使うには、ハードルが高い汎用機だった。「未来にこの機械を残すため、デジタル機能などを標準搭載し、若い世代にも使ってもらえるようにした」(入野紀子社長)。

今後について入野社長は「NC機能を搭載した内面研削盤のラインアップを増やす予定だ。ロボットと組み合わせた自動化で、大量生産にも対応できるようにしたい」と話した。

金型新聞 2023年8月10日

関連記事

DMG森精機 大型ワークの積層に対応

レーザ金属積層造形機 DMG森精機は旋削とミーリング加工を1台で行う複合加工機にレーザ金属積層造形技術であるアディティブマニュファクチャリング(以下AM)を融合したレーザ金属積層造形機「LASERTEC 3000 DED…

微細精密加工に不可欠な切削工具・機器10選【Breakthrough!】

電気自動車やスマートフォンを始めとする電子端末で必要とされる部品は、ますます微細化、精密化が進む。当然、金型分野でもより微細かつ精密な加工ができる工具、機器のニーズが増してきており、メーカー各社も新たな製品の開発に取り組…

テクノコート ゴーグル付きハンディトーチを開発<br>手元拡大し超精密肉盛

テクノコート ゴーグル付きハンディトーチを開発
手元拡大し超精密肉盛

 テクノコート(静岡県藤枝市、054・646・1721)はこのほど、ファイバーレーザ肉盛・溶接装置「スマートレーザー」の肉盛・溶接用ハンディトーチ「スマートゴーグル+スマートトーチ」(特許出願中)を開発した。小型トーチに…

SUBARU 仮想的合力とゲームエンジン活用しスクラップ落下をシミュレーション

スクラップ落下率は90.7%から97.1%に向上、金型設計も変革 SUBARUはシミュレーションを活用し、プレスラインのスクラップ落下不良を削減するための仕組みを考案した。「スクラップの落下不良は金型の破損などを引き起こ…

金属3Dの新技術開発 大型部品の造形可能に
 三菱重工工作機械

加工条件を最適化  三菱重工グループの三菱重工工作機械(滋賀県栗東市、077・553・7700)はこのほど、金属3Dプリンタに関する新技術を開発したと発表した。自動で最適な造形条件を最適化できるほか、チャンバー不要で大型…

トピックス

関連サイト