金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

APRIL

02

新聞購読のお申込み

東洋鋼鈑が富士テクニカ宮津を買収

来年1月公開買い付け
自動車事業を強化

 東洋鋼鈑は自動車用プレス金型メーカー大手の富士テクニカ宮津を買収する。来年1月をめどに、TOB(公開買い付け)を行い、投資ファンドから8割超の株式取得し、少数株主からも買い取り、100%子会社化する。富士テクニカ宮津を傘下にすることで、金型事業の強化に加え、自動車業界向けの新素材共同開発などにもつなげる。

 来年1月をめどに、投資事業有限責任組合のフェニックス・キャピタル・パートナーズが所有する富士テクニカ宮津株式の82%超を取得する。残りの少数株主からも買い付ける予定で、買収額は約93億円強になる見通し。役員や経営体制は変わらない。
 東洋鋼鈑はハイブリッドカー用電池部品などの製品や、プレス金型の表面改質のなど自動車向けを強化している。今回の買収で自動車事業の拡大や金型表面改質に加え、新素材の共同開発につなげる。同社では「富士テクニカ宮津は日本の金型産業を守り発展させてきた。役割を尊重した上で、一層の事業拡大を図りたい」としている。
 一方、富士テクニカ宮津は、リーマンショック後、自動車用プレス金型の最大手だったオギハラが外資系企業の傘下に入ったことなどから、経済産業省が主導し、10年に富士テクニカと宮津製作所が統合。再建を進めていた。今回、東洋鋼鈑の子会社となることで成長力が最大限に発揮できると判断した。富士テクニカ宮津の16年3月期の売上高は170億円を見込んでいる。

金型新聞 平成27年(2015年)11月14日号

関連記事

ゼノー・テック 荒から仕上まで工具を集約 工具費半減、生産性倍に【Innovation〜革新に挑む〜vol.13】

粉末冶金型を主力に冷間鍛造型やプレス型を手掛けるゼノー・テック。一貫生産体制と効率的な生産管理を強みに業容を拡大してきた。近年はM&Aを活用し、鋳造型や電鋳型などにも事業領域を広げる。焼入れ後のハイスなど高硬度材…

【金型テクノラボ】オートフォームジャパン ロバスト性の高いシミュレーション技術

製品の開発サイクルが短くなる中、シミュレーション技術に注目が集まっている。不具合を事前に予測でき、部品や金型の短納期化やコスト削減を実現できるからだ。中でも、量産時のパラメータ変動を考慮したシミュレーション手法であるRE…

究極の振れ精度を実現
大昭和精機

油圧チャック式ホルダ「ハイドロチャック」 現場の課題  エンドミル、バニシングドリル・リーマ等の性能をフルに活かす高精度ミーリングチャックホルダが欲しい。 提案・効果  加工における振れ精度、操作性全てを網羅する高精度油…

インターモールド2024総集編 -特別講演-

自動車の型づくりの変化やギガキャストの最新事情 インターモールドの魅力の一つが多数の開かれる講演会。今回も自動車メーカーや金型メーカー、素材メーカー、機械メーカーらが登壇した。自動車の電動化や脱炭素、AM活用、新素材など…

ワールド工業 西岡正幸社長に聞く 宇宙で使う金型開発

月の砂で月面基地部品 医療や自動車などのプラスチック金型を手掛けるワールド工業が、宇宙で用いる金型の開発に取り組んでいる。いま開発しているのが月の砂で月面基地の部材を成形できる金型。先駆けて開発し宇宙産業の市場開拓を考え…

トピックス

関連サイト