金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

FEBRUARY

09

新聞購読のお申込み

東洋鋼鈑が富士テクニカ宮津を買収

来年1月公開買い付け
自動車事業を強化

 東洋鋼鈑は自動車用プレス金型メーカー大手の富士テクニカ宮津を買収する。来年1月をめどに、TOB(公開買い付け)を行い、投資ファンドから8割超の株式取得し、少数株主からも買い取り、100%子会社化する。富士テクニカ宮津を傘下にすることで、金型事業の強化に加え、自動車業界向けの新素材共同開発などにもつなげる。

 来年1月をめどに、投資事業有限責任組合のフェニックス・キャピタル・パートナーズが所有する富士テクニカ宮津株式の82%超を取得する。残りの少数株主からも買い付ける予定で、買収額は約93億円強になる見通し。役員や経営体制は変わらない。
 東洋鋼鈑はハイブリッドカー用電池部品などの製品や、プレス金型の表面改質のなど自動車向けを強化している。今回の買収で自動車事業の拡大や金型表面改質に加え、新素材の共同開発につなげる。同社では「富士テクニカ宮津は日本の金型産業を守り発展させてきた。役割を尊重した上で、一層の事業拡大を図りたい」としている。
 一方、富士テクニカ宮津は、リーマンショック後、自動車用プレス金型の最大手だったオギハラが外資系企業の傘下に入ったことなどから、経済産業省が主導し、10年に富士テクニカと宮津製作所が統合。再建を進めていた。今回、東洋鋼鈑の子会社となることで成長力が最大限に発揮できると判断した。富士テクニカ宮津の16年3月期の売上高は170億円を見込んでいる。

金型新聞 平成27年(2015年)11月14日号

関連記事

微細精密加工に不可欠な切削工具・機器10選【Breakthrough!】

電気自動車やスマートフォンを始めとする電子端末で必要とされる部品は、ますます微細化、精密化が進む。当然、金型分野でもより微細かつ精密な加工ができる工具、機器のニーズが増してきており、メーカー各社も新たな製品の開発に取り組…

人が集まる場づくりを<br>金型工業会東部支部 鈴木 教義支部長(鈴木 社長)

人が集まる場づくりを
金型工業会東部支部 鈴木 教義支部長(鈴木 社長)

この人に聞く 金型の社会的価値訴え  「日本の金型業界にとって今は変化の時期だが、チャンスでもある」と話すのは、日本金型工業会の東部支部長に就いた鈴木の鈴木教義社長。好機なのは、金型の高度化が進み日本のメーカーしかできな…

金型サロン インテックス大阪で4月22日開催

環境負荷軽減について講演 型技術協会は4月22日、金型関係者交流会「金型サロンin大阪」をインテックス大阪(大阪市住之江区)で開催する。今回はパナソニックの山本英郎氏が環境問題に対するこれまでの活動を中心としたエコマテリ…

5軸加工用工具・治具[Breakthrough!]

切削工具を傾けて加工ができることから、様々な効果が期待できる5軸加工。工具の側面のR形状を活用し、高能率な加工ができるバレル工具を始め、専用工具が登場している。バイスや治具でも、5軸加工をより効果的に活用するための製品が…

メキシコに金型長屋<池上金型工業>

メキシコに金型長屋<池上金型工業>

現地に金型補修工場 プレス型、シボとも提携 車産業の拡大に先手 プラスチック金型メーカーの池上金型工業(埼玉県加須市、0480・44・8686、池上正信社長)はメキシコでの事業を強化している。昨年末、現地法人の池上メキシ…

トピックス

関連サイト