金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

JUNE

29

新聞購読のお申込み

東洋鋼鈑が富士テクニカ宮津を買収

来年1月公開買い付け
自動車事業を強化

 東洋鋼鈑は自動車用プレス金型メーカー大手の富士テクニカ宮津を買収する。来年1月をめどに、TOB(公開買い付け)を行い、投資ファンドから8割超の株式取得し、少数株主からも買い取り、100%子会社化する。富士テクニカ宮津を傘下にすることで、金型事業の強化に加え、自動車業界向けの新素材共同開発などにもつなげる。

 来年1月をめどに、投資事業有限責任組合のフェニックス・キャピタル・パートナーズが所有する富士テクニカ宮津株式の82%超を取得する。残りの少数株主からも買い付ける予定で、買収額は約93億円強になる見通し。役員や経営体制は変わらない。
 東洋鋼鈑はハイブリッドカー用電池部品などの製品や、プレス金型の表面改質のなど自動車向けを強化している。今回の買収で自動車事業の拡大や金型表面改質に加え、新素材の共同開発につなげる。同社では「富士テクニカ宮津は日本の金型産業を守り発展させてきた。役割を尊重した上で、一層の事業拡大を図りたい」としている。
 一方、富士テクニカ宮津は、リーマンショック後、自動車用プレス金型の最大手だったオギハラが外資系企業の傘下に入ったことなどから、経済産業省が主導し、10年に富士テクニカと宮津製作所が統合。再建を進めていた。今回、東洋鋼鈑の子会社となることで成長力が最大限に発揮できると判断した。富士テクニカ宮津の16年3月期の売上高は170億円を見込んでいる。

金型新聞 平成27年(2015年)11月14日号

関連記事

極東技研工業 クイックリフトリング

ワンタッチで着脱 フランス製回転型アイボルトのコディプロ社を取り扱う極東技研工業(大阪府岸和田市、072-427-2190)は新たにコディプロ社製の「クイックリフトダブルスイベルリング」を発売した。ワンタッチでワークへの…

久野金属工業 全業務の見える化でDX【特集:金型メーカーのコト売り戦略】

生産性向上やペーパーレス化 モノづくりのDX化が叫ばれて早数年、様々なデジタルサービスが開発されてきた。その中で、ひと際目を引いたのがプレス金型及びプレス加工を手掛ける久野金属工業(愛知県常滑市)とシステム開発のマイクロ…

【この人に聞く】トーヨーエイテック 表面処理開発担当役員・山中 敏雄氏「アルミの凝着抑える新被膜 」

トーヨーエイテック(広島県南区、082-252-5212)が今年2月に発表したアルミのプレス金型用DLCコーティング「TOYO Arc‐DLC」。高硬度で強固に密着するため、軟質で融点の低いアルミをプレス加工しても金型に…

ユケン工業<br>被膜前にディンプル加工

ユケン工業
被膜前にディンプル加工

樹脂型の離型性向上  ユケン工業(愛知県安城市、0566・73・2131)は、人気の樹脂成形型用被膜「Yコート BL」を施す前に金型への特殊ディンプル加工(深さ=2~3㎛)を行うことで離型性を大幅に向上する「Yコート B…

武林製作所 マスクのほねが人気

息苦しくなく、メイク落ちない マスクの形を立体的に支えるマスクフレーム。歯ブラシのプラスチック金型メーカー、武林製作所(大阪府八尾市、072-998-1207)が開発した「マスクのほね」が人気だ。 一本のフレームで、不織…

トピックス

関連サイト