金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

MAY

10

新聞購読のお申込み

東洋鋼鈑が富士テクニカ宮津を買収

来年1月公開買い付け
自動車事業を強化

 東洋鋼鈑は自動車用プレス金型メーカー大手の富士テクニカ宮津を買収する。来年1月をめどに、TOB(公開買い付け)を行い、投資ファンドから8割超の株式取得し、少数株主からも買い取り、100%子会社化する。富士テクニカ宮津を傘下にすることで、金型事業の強化に加え、自動車業界向けの新素材共同開発などにもつなげる。

 来年1月をめどに、投資事業有限責任組合のフェニックス・キャピタル・パートナーズが所有する富士テクニカ宮津株式の82%超を取得する。残りの少数株主からも買い付ける予定で、買収額は約93億円強になる見通し。役員や経営体制は変わらない。
 東洋鋼鈑はハイブリッドカー用電池部品などの製品や、プレス金型の表面改質のなど自動車向けを強化している。今回の買収で自動車事業の拡大や金型表面改質に加え、新素材の共同開発につなげる。同社では「富士テクニカ宮津は日本の金型産業を守り発展させてきた。役割を尊重した上で、一層の事業拡大を図りたい」としている。
 一方、富士テクニカ宮津は、リーマンショック後、自動車用プレス金型の最大手だったオギハラが外資系企業の傘下に入ったことなどから、経済産業省が主導し、10年に富士テクニカと宮津製作所が統合。再建を進めていた。今回、東洋鋼鈑の子会社となることで成長力が最大限に発揮できると判断した。富士テクニカ宮津の16年3月期の売上高は170億円を見込んでいる。

金型新聞 平成27年(2015年)11月14日号

関連記事

エムディー精密 「高精度」「精密加工」を追求し、さらなる高難度加工に挑む

車載用コネクタやモータコアなどのプレス加工品の金型から試作、量産までを手掛けるエムディー精密(茨城県高萩市、0293-23-8255)。創業以来、「高精度」「精密加工」を追求し、加工技術力を高めてきた。2018年からは積…

金型が国内回帰

金型が国内回帰

高付加価値の型を求めて  金型の国内回帰を実感している金型メーカーが増加している。日本金型工業会のアンケートによると、昨年10―12月期に「海外から戻ってきた金型を作った、もしくは作ったことがある」と回答した企業が、4―…

関東製作所 渡邉社長インタビュー 【特集:営業ってどうする?】

デジタルマーケティングで見込客を獲得 近年は国内の金型市場が縮小しており、いかに新規開拓を行うかが大きな課題となっており、効率良く営業活動を展開するための仕組みやシステムの構築も求められる。年間の新規引き合い件数500件…

アルム 多品種少量部品を完全自動切削加工【金型テクノラボ】

「TTMC‐タイプF」は、金属加工未経験者でも多品種少量の高精度加工ができる完全自動切削加工機だ。ワークの3Dデータを入力し素材を手でセットするだけで、製造AIが素材や工具の段取り、加工指令、工具交換など一連のプロセスを…

【ひと】ヤマシタワークス・福田 真弓さん 薬剤の金型を加工するママさんNC担当者

二人の子供を持つママさんNC加工担当者。入社のきっかけは、よくあるパート募集。応募したのは勤務時間が10時から15時までと働きたい時間に合致していたから。ただ、通常のパートと違ったのが、募集の職種が「NC加工」だったこと…

トピックス

関連サイト