金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

JULY

23

新聞購読のお申込み

武林製作所、角谷工場長が「なにわの名工」

卓越した仕上げの技能

★DSC09717_R ★DSC09733_R
▲「なにわの名工」に選ばれた角谷工場長

 歯ブラシのプラスチック金型メーカー、武林製作所(大阪府八尾市、072・998・1207)に、金型の耐久性や成形の品質を高める、仕上げの技能を持つ人がいる。工場長の角谷秀利さん。その高度な技能と後継者育成の取り組みが認められ、大阪府が卓越したものづくり技能者に贈る2015年「なにわの名工」に選ばれた。

 角谷さんは、金型づくりの最終工程で微調整をする金型仕上げの第一人者。僅かな段差を修正して成形品のバリを無くし、熱膨張を計算に入れて摺動面に微かな隙間を作り成形のトラブルを減らす。取引先の成形機や生産手法も考慮して調整するため、成形での故障は極めて少ない。さらには、長年使い疲労した金型も元どおりに治す。

 金型業界に入って今年で31年。金型づくりに長年携わってきた経験が仕上げの技術に生きている。その技術を次代に引き継ごうと、ここ数年は後継者、山中慎也さん(14年なにわの名工若葉賞)への指導にも取り組む。「仕上げで大切なのは金型を完成させるバランス力。それを日々、教えています」と角谷さん。

 昨年は同じ技能で「八尾ものづくり達人」(八尾商工会議所)を受賞したが、「なにわの名工」は初めて。角谷さんは「賞を頂けたのは社員みんなのおかげ。さらに品質の高い金型づくりに励みたい」。武林美孝社長は「当社で働く技術者の技能が世に認められ心から嬉しい。これからも切磋琢磨し技術力向上に挑みたい」。

金型新聞 平成28年(2016年)1月10日号

関連記事

CCDカメラに載せ替え
ポイントナイン

プロファイル研削盤のレトロフィット  ポイントナイン(東京都葛飾区、03-3693-3883)はこのほど、プロファイル研削盤の投影機をCCDカメラに乗せ換えることができる「ViewCAM‐300」を本格的に売り出す。最大…

【金型の底力】キヤノンモールド世界に誇れる「見通せる工場」

世界一の金型メーカーへ 新本社工場が本格稼働 キヤノンモールドは移転を進めていた「本社・友部事業所」を7月から本格稼働させた。市内に分散していた工場を1か所に集約。自動化や人・モノの移動を減らすなどして、従来比で1.5倍…

関東グランドフェア2016課題を「スマート」に解決

ロボットや5軸最新の自動化を提案 幕張メッセ7月8日㈮〜9日㈯  「産業とくらしの関東グランドフェア」が7月8日㈮・9日㈯、千葉市美浜区の幕張メッセで開幕する。今年はテーマを「Smart Power,Resilience…

特別インタビュー 進恵技研 佐藤 倫幸社長
特集 僕らの展示会

先を予測し恐れず投資  自動車のボディやフレーム向けプレス金型を手掛ける進恵技研(栃木県足利市、0284-73-2135)は、ハイテン材(高張力鋼板)用の金型を得意とし、年間約600型を生産する。創業1987年という後発…

MF‐TOKYO2021Online 11月29日~12月3日に開催

次代の鍛圧塑性加工技術 プレス機械や板金機械などが一堂に会する鍛圧塑性加工技術の専門見本市「MF‐TOKYO2021 プレス・板金・フォーミング展 Online」が11月29日㈪10時から12月3日㈮18時まで、オンライ…

トピックス

関連サイト