「SAIMS247」の推進役、藤木孝弘専務はその目的の一つに「次の50年を担う人材の育成」があるという。自らの体験を振り返りつつ、思いを語ってもらった。 金型の魅力をもっと社員に知って欲しい SAIMS247のもう一つの…
首藤公徳さん 金型組立で現代の名工に選ばれた【ひと】
三井ハイテック モータ金型技術部 モータ金型組立グループ 特任技師 首藤公徳さん(62)

電気自動車や家電に不可欠なモーター。そのコアは鉄の板を打ち抜き、作られる。精密で複雑な形状のコアはパンチやダイが絶妙なクリアランスでなければ打ち抜けない。金型の完成度がモーターコアの品質や生産性を左右する。
その絶妙のクリアランスを知り尽くす。パンチとダイが擦れる音や臭いから不具合を見つけ出す。指で1μmの誤差を修正する。1000点を超す部品を正確に組み付け、品質の高い金型に仕上げる。その高度な金型組立の技能で令和4年の『現代の名工』に選ばれた。
入社から一貫してモーターコア金型の組立を担当。日本や中国、東南アジア、欧州など世界10カ国以上で取引先の金型立ち上げに携わった。自ら組み立て調整した金型が自動車や家電のキーパーツを生み出し、世界の人に喜ばれる。「そんな金型に魅了された」。
2年前に定年を迎え、次世代に指導する。金型組立で最も大切なのは意識力と準備力。より早く、より性能の良い金型に仕上げるには。常に意識し次に備える。「それを日々重ねる。そうすることで組立に必要な知識やスキルが身につき、五感も磨かれる」。
趣味は磯釣り。休日に長崎まで出掛ける。釣りで大切なのも意識と準備の力。風向き、潮の満ち引き、水温。「事前に調べて戦略を練る。それが釣果につながる」。
金型新聞 2023年2月10日
関連記事
黒田精工(川崎市幸区、044・555・3800)は今年、創業100周年を迎えた。ゲージ製造から始まり、金型、研削盤、ボールねじへと事業を展開してきた同社。金型は戦後間もない1946年から製造を開始し、今に至る。近年は電動…
ヘラ棒と呼ばれる工具を回転する金属の板に押しあてて、滑らかな曲面や艶やかな平面に加工するヘラ絞り。品質の良い製品をつくるには、ヘラ棒を操る卓越した技術もさることながら、匠の技を受け止めることができる金型が必要だ。ヘラ絞り…
企業間連携でフィールド広げる 自動車骨格部品などのアルミ押出金型を手掛けるエフアンドエムは今年1月、5軸加工機の導入コンサルティングサービスを始めた。長年運用してきた経験やノウハウを活かし、金型や部品メーカーのニーズにマ…
マイクロヴェルトは4月にもレーザー式の回転工具外径測定機「マイクロヴェルトナノ9」を発売する。設置環境や技術者のスキルを問わず、極めて短い時間で高精度に測定できる。 工具を独自のVブロックにセット。ボタンを押すと工具が回…
