機械や工具の最新情報金型業界の今をお届けする「金型しんぶんONLINE」

search menu

APRIL

10

新聞購読のお申込み

高硬度材を切削<金型向けの工具、続々>

新たな被膜や刃形

高硬度材を加工できる金型向けの切削工具の種類が豊富になっている。切削工具メーカーが昨年から、新たな被膜や刃形の高硬度材用の工具を相次いで発売。焼き入れ鋼をはじめ、超硬合金を直彫りできる工具も登場している。

焼き入れ鋼、超硬も

オーエスジーや日立ツール、三菱マテリアルは、焼き入れ鋼などを効率良く加工できる工具として、新たなコーティングや特殊な刃形を採用したボールエンドミルを展開している。
イワタツールはHRC60以上の硬度の材料に高精度に穴明けできるドリル、ダイジェット工業はリーマを昨年、発売。日進工具は高精度に仕上げ加工ができるCBNの工具を売り出した。
切削工具メーカーが相次いで高硬度材用の新製品を開発するのは、日本の金型メーカーが競争力を高めるために高硬度材などの加工技術を進化させようと取り組んでいるためだ。
例えば、自動車のプレス金型では、ボディの素材に超高張力鋼板(スーパーハイテン材)などの硬くて薄い材料の加工に耐えうるため、硬度の硬い金型材が使われる。
金型業界では一般的に、焼き入れ鋼などは放電や研削加工をするが、ある金型メーカーは「放電や研削の工程を経ると時間もコストもかかる。直彫りできる工具があれば、2つの工程を集約できる」と話す。
一方では、金型に高硬度材が使われることが増えていることもある。
最近では、自動車などの部品向けに、ガラスやケプラといった特殊な繊維を入れ込んだ樹脂が出てきており、そうした素材を加工する金型は高硬度化している。また、レンズの金型では超硬が使われ、直彫り加工する動きも出始めている。
金型向けの材料を手掛ける特殊鋼メーカーの技術者は「超高張力鋼板の増加や素材の進化を考えると、これからも金型材の高硬度化は進むだろう」としており、切削工具の進化にも注目が集まる。

日本産機新聞 平成26年(2014年)2月5日号

[ 分析・データ ] カテゴリの関連記事

前年同月比 19.7%減の305億800万円12月金型生産実績

プレス型は25.1%減、プラ型は11.9%減  2020年12月の金型生産は、前年同月比19.7%減の305億800万円となった。前月比では1.6%増加した。数量は前年同月比0.8%の微増(前月比は6.9%増)で4万95…

前年同月比8.9%減の300億1,500万円
11月金型生産実績

プレス型は4.5%増、プラ型は1.8%減  2020年11月の金型生産は、前年同月比8.9%減の300億1,500万円となった。前月比では15.5%増と大幅に増加した。数量は前年同月比6.6%減の3万8,308組、重量は…

前年同月比 24.3%減の259億8,000万円
10月金型生産実績

プレス型は30.6%減、プラ型は9.2%減  2020年10月の金型生産は、前年同月比24.3%減の259億8,000万円と大幅に減少した。前月比でも16.7%の減少。数量は前年同月比2.8%減の4万1,617組、重量は…

関連サイト
一般社団法人日本工作機械工業会
日本機械工具工業会
一般社団法人日本工作機器工業会
日本精密測定機器工業会
日本光学測定機工業会
全国作業工具工業組合
日本精密機械工業会
日本工作機械輸入協会 jmtia