ダイカスト金型などでパウダーベッド式の金属3Dプリンタによる金型づくりが広がり始めてきた。背景の一つには、金型に適した材料の進化がある。中でも、これまで金型で広く使われてきたSKD61に相当する材料が登場し始めたことが大…
植田機械 植田 修平社長に聞く
UMモールドフェアの見どころ

来場者の技術革新に貢献
JIMTOFで展示された工作機械や機器、ソフトなど金型や部品加工における最新技術を一堂に集めて披露するUMモールドフェア。今回は新型の5軸加工機や金属3Dプリンタが登場するほか、自動車や光造形の最先端の生産技術を紹介する講演も行われる。主催する植田機械の植田修平社長に抱負や見どころを聞いた。
―最新鋭の工作機械や機器が出品するUMモールドフェア。今回はどんな技術や製品が登場するのでしょうか。
「UMモールドフェアのコンセプトはアフターJIMTOF。昨年東京で開かれたJIMTOF2014に出品した最新機種を披露するのが趣旨です。微細加工用のマシニングセンタや高速加工ができるワイヤ・放電加工機、自動化の機能を高めた研磨機をはじめ、今注目の金属3Dプリンタや新型の5軸加工機も登場します。ほかにも測定機や治工具、ソフトウェアなど様々な技術を紹介します。金型や部品加工における最先端の技術を披露し、来場者の皆様の技術革新のお役に立ちたいと思っています」。
―会期中は自動車や光造形に関する講演会も行われますね。
「今回は、日産自動車の生産・SCM部門でアライアンスグローバルダイレクターとしてルノーと日産の双方をマネジメントする清水氏と、光造形などを手掛けるクロスエフェクトの竹田社長に講演して頂きます。清水氏には日産自動車とルノーがアライアンスを組んだこれまで15年の取り組みやグローバル展開などにおける生産技術の取り組みを、竹田社長には光造形と独自のキャスティング技術による新市場の開拓などについて語って頂きます」。
「来場者の皆様には、日本のものづくりの基盤である自動車産業の動きやものづくり企業の勝ち抜く道を知ることで未来を拓くヒントにして頂ければと思い、お二人に講演をお願いしました」。
―今回もどんな業種や立場でも入場無料のオープンフェアとして開かれます。
「UMモールドフェアのそもそもの目的は日本のものづくりのお役に立つこと。金型メーカー様や部品メーカー様をはじめ生産財のメーカー、そして商社の方々など、ものづくりに携わる様々な人にも来て頂きたい。JIMTOFに行けなかった、あるいは注目の技術を見ることができなかった方に最新技術に触れて頂き、日本のものづくりの底上げにつながって欲しいと思っています」。
―今年は植田機械の創業50周年にあたりますね。
「創業50年の節目にUMモールドフェアを開催できることを心より喜んでいます。これもひとえに、お客様や仕入先メーカー様のこれまでのご支援の賜物と感謝しております。ただ近年、我々を取り巻く環境は大きく変化しています。今後もお客様、そして仕入先メーカー様にご満足頂き、日本のものづくりに貢献するには、さらに一段と研鑚を重ねていかなければなりません。時代の動きを捉え、人材を育て、組織力を高め、そしてものづくりに貢献できるよう取り組んでいきます」。
金型新聞 平成27年(2015年)1月23日号
関連記事
もっと広義な意味に 緩やかな連携が進む 経営者は思考の変革を 〜M&A・企業連携〜 1959年生まれ、大阪府出身。82年サンスター技研に入社、2005年同社代表取締役、19年2月ツバメックス代表取締役に就任し、…
工作機械メーカーの倉敷機械は、金型加工の効率化を実現する機械の提案を強化している。 今年1月には5軸マシニングセンタ(MC)に横中ぐり機能を搭載した「KTR‐1200」を発売。この新型は中ぐり主軸を繰り出すことで、特殊工…
自動車の電動化に商機 「日本に残る分野に経営資源を投下していく」。そう話すのは「エバーロイ」ブランドで知られる、超硬材料メーカーの共立合金製作所の池田伸也超硬事業部長。同社が国内で伸びると判断するのは、①大型の超硬材料…
開発やサポートを強化 金型業界を支え続ける存在に 金型用CAD/CAMメーカー、C&Gシステムズの業績が回復を続けている。グラフィックプロダクツとコンピュータエンジニアリングが合併してから6年間の年平均成長率が9%を超…