高付加価値の型を求めて 金型の国内回帰を実感している金型メーカーが増加している。日本金型工業会のアンケートによると、昨年10―12月期に「海外から戻ってきた金型を作った、もしくは作ったことがある」と回答した企業が、4―…
6月の金型生産実績
日本金型工業会(会長牧野俊清氏)は、経済産業省機械統計(従業員20人以上)による平成26年6月の金型生産実績をまとめた。それによると数量は、前年同月比(増減比はいずれも前年同月比)8・9%減の5万4,371組、重量は0・5%減の1万1,844㌧、金額は4・9%増の287億8千600万円となった。
型別の生産実績は次のとおり
プレス型は数量1.5%減の10、250組、重量5・4%増の7,148㌧、金額9・8%増の112億4,100万円。鍛造型は数量24・7%増の13,858組、重量1・5%増の691㌧、金額10・4%増の23億1,300万円。鋳造型は数量29・0%減の355組、重量9・0%減の252㌧、金額25・2%減の4億7、800万円。ダイカスト型は数量2・9%増の633組、重量15・7%減の1,055㌧、金額10・9%増の32億9,000万円。
プラスチック型は数量1・2%減の3、006組、重量1・7%減の2,435㌧、金額1・5%増の102億6,100万円。ガラス型は数量26.5%減の2万557組、重量12.3%減の121㌧、金額17・1%減の2億3、200万円。ゴム型は数量16.0%減の582組、重量26.9%減の95㌧、金額14.8%減の4億7,300万円。粉末冶金型は数量4.0%減の5,130組、重量0・0%の46㌧、金額9・6%減の4億9,700万円。
内製型は3.2%減の64億7,000万円
自家使用分(内製型)は数量が前年同月比6.5%減の6,228組、金額は前年同月比3.2%減の64億7,000万円となった。
プレス型=数量1、929組(同16.6%減)、金額18億800万円(19.1%減)。鍛造型=2,435組(5.0%減)、金額9億6,100万円(5.4%増)。鋳造型=数量38組(20・8%減)、金額1億1,700万円(47.8%減)。ダイカスト型=数量138組(39.4%増)、金額8億2,400万円(10・2%増)。
プラスチック型=数量538組(20.4%増)、金額25億2、700万円(9.0%増)。ガラス型=数量(―)、金額=(-)。ゴム型=数量69組(23・3%減)、金額1億7、800万円(2.2%減)。粉末冶金型=数量1,081組(1.9%減)、金額5,400万円(9.9%減)。
金型新聞 平成26年(2014年)9月10日号
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