9月の金型生産実績
日本金型工業会(会長牧野俊清氏)は、経済産業省機械統計(従業員20人以上)による2015年9月の金型生産実績をまとめた。それによると数量は、前年同月比(増減比はいずれも前年同月比)0.3%減の5万6,701組、重量は9.3%減の1万3,378㌧、金額は7.0%増の345億5,500万円となった。
型別の生産実績は次のとおり
プレス型は数量1.9%減の12,004組、重量27.3%減の7,255㌧、金額6.3%減の133億8,700万円。鍛造型は数量5.5%減の11,955組、重量4.2%増の776㌧、金額2.0%減の24億8,200万円。鋳造型は数量3.3%増の464組、重量0.6%増の328㌧、金額10.4%増の5億7,900万円。ダイカスト型は数量12.5%増の746組、重量50.6%増の1,908㌧、金額12.7%増の46億
9,700万円。
プラスチック型は数量19.1%増の3,497組、重量29.7%増の2,785㌧、金額19.2%増の115億4,200円。ガラス型は数量0.7%増の2万156組、重量13.2%増の129㌧、金額7.2%増の2億5,200万円。ゴム型は数量93.3%増の1,247組、重量33.0%増の149㌧、金額61.9%増の8億5,500万円。粉末冶金型は数量8.7%減の6,632組、重量19.0%減の50㌧、金額7.7%減の6億5,600万円。
内製型は12.1%増の97億2,900万円
自家使用分(内製型)は数量が前年同月比9.0%増の8,511組、金額は前年同月比12.1%増の97億2,900万円となった。
プレス型=数量3,615組(同14.0%増)、金額41億円(24.5%増)。鍛造型=2,703組(3.4%増)、金額11億500万円(1.2%減)。鋳造型=数量42組(3.4%増)、金額1億8,900万円(21.2%増)、ダイカスト型=数量178組(1.7%増)、金額15億9,900万円(42.9%増)。
プラスチック型=数量603組(1.0%増)、金額24億1,000万円(12.3%減)。ガラス型=数量(―)、金額=(―)。ゴム型=数量216組(191.1%増)、金額2億6,100万円(44.2%増)。粉末冶金型=数量1,154組(3.9%増)、金額6,600万円(11.9%増)。
金型新聞 平成27年(2015年)12月10日号
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