シェアリングで新たなモノづくりを プレス金型やプラスチック金型などを手掛けるサンワ金型は同じく安城市内に新工場を建設し、11月に稼働する予定だ。同社はプレスやプラスチック金型で培った高硬度材加工や3次元形状加工を強みに、…
この人に聞く2016
牧野フライス製作所 井上 真一社長
要望に合わせ創造と変革
「色々と教えると新しい経営はできないだろうから、あなたには多くは教えない」―。工作機械業界のカリスマ、牧野二郎前社長がそう伝えるほど、全幅の信頼を置く。
顧客重視をより進化
入社時に「機械もソフトも開発したい」と志願し、牧野前社長から「欲張りだ」と言われたほど根っからの技術者。入社後はソフト開発に従事。その後、航空機業界で地位を確立する契機ともなった加工機「MAG」の主軸の開発を担当した。営業本部長に就いてから「マキノファンになって頂くには幅広い教養が必要」と顧客との交流にも注力する。社長就任の打診は発表5日前。「今期で社長を退任するから、後任はあなたに任せたい」と唐突に言われ「頭が真っ白になった」。しかし就任までに心を整理し、「20年後に100年企業にする道筋を作るのが役目」とすでに先を見据える。
具体策は「今後に期待して欲しい」というが、「社是にある『信頼こそ企業の存立基盤』の理念は絶対に変えない」と揺るがない。しかし「市場、顧客の要望に合わせてダイナミックに創造と変革を繰り返す」と成長に向け、変化していくことに躊躇はない。
今後について「これからのクオリティ・ファーストは、製品のクオリティと、カスタマー・ファーストを組み合わせたものになる。カスタマー・ファーストは全社員が真剣に取り組まなければならない」と顧客重視を進化させる考えだ。金型については「量産部品や航空機などにも注力するが、軸足は国内の金型にあることは変わらない」と、今後も『金型のマキノ』ブランドを強化していく。
金型新聞 平成28年(2016年)8月10日号
関連記事
ギア部品など高難度な加工にも対応 プレス用金型メーカーのサイベックコーポレーションは金属成形加工シミュレーションを活用し、設計や見積もりにかかる時間の短縮を実現した。EV関連など高難度部品への対応を進めている。 同社は冷…
ステンレスを主体にアルミ、チタンなどの金属の溶接加工を手掛ける岩倉溶接工業所(静岡県島田市、0547・37・4585)は今年8月から、金型溶接の受託加工事業と金型溶接・仕上げの技術支援事業を開始した。金型補修における人手…
AI・ロボット開発のベンチャー企業a‐roboは2023年2月、プラスチック成形中の異常を検知し、成形機を制御するカメラシステム「GROW‐V」を発売した。 カメラの画像情報をもとにAIが金型の異常を検知する。既存のシス…
超精密金型部品や機能性金型部品、金型製作(プレス・モールド)を手掛ける新日本テックは設備や配管内に溜まった水垢(スケール)を除去する金型用水あか防止洗浄液を開発した。射出成形金型の温調水を流す配管のスケール除去などに有効…

