「金型メーカーが情報管理をするのは、自社の知的財産を守るためと顧客情報を守るための2つの意味で重要だ」と話すのは、飲料や化粧品などのプラスチック金型を手掛ける打田製作所の打田尚道社長。同社は15年ほど前に社内で情報シス…
この人に聞く2016
牧野フライス製作所 井上 真一社長
要望に合わせ創造と変革
「色々と教えると新しい経営はできないだろうから、あなたには多くは教えない」―。工作機械業界のカリスマ、牧野二郎前社長がそう伝えるほど、全幅の信頼を置く。
顧客重視をより進化
入社時に「機械もソフトも開発したい」と志願し、牧野前社長から「欲張りだ」と言われたほど根っからの技術者。入社後はソフト開発に従事。その後、航空機業界で地位を確立する契機ともなった加工機「MAG」の主軸の開発を担当した。営業本部長に就いてから「マキノファンになって頂くには幅広い教養が必要」と顧客との交流にも注力する。社長就任の打診は発表5日前。「今期で社長を退任するから、後任はあなたに任せたい」と唐突に言われ「頭が真っ白になった」。しかし就任までに心を整理し、「20年後に100年企業にする道筋を作るのが役目」とすでに先を見据える。
具体策は「今後に期待して欲しい」というが、「社是にある『信頼こそ企業の存立基盤』の理念は絶対に変えない」と揺るがない。しかし「市場、顧客の要望に合わせてダイナミックに創造と変革を繰り返す」と成長に向け、変化していくことに躊躇はない。
今後について「これからのクオリティ・ファーストは、製品のクオリティと、カスタマー・ファーストを組み合わせたものになる。カスタマー・ファーストは全社員が真剣に取り組まなければならない」と顧客重視を進化させる考えだ。金型については「量産部品や航空機などにも注力するが、軸足は国内の金型にあることは変わらない」と、今後も『金型のマキノ』ブランドを強化していく。
金型新聞 平成28年(2016年)8月10日号
関連記事
超精密金型部品や機能性金型部品、金型製作(プレス・モールド)を手掛ける新日本テックは設備や配管内に溜まった水垢(スケール)を除去する金型用水あか防止洗浄液を開発した。射出成形金型の温調水を流す配管のスケール除去などに有効…
同社は1920年の創業で、接点などの電子機器向けのプレス部品を強みに業容を拡大してきた。近年は、車載部品での採用も進んでおり、その精密な金型とプレス技術は世界中で認められている。 例えばスマートウォッチに搭載された気圧セ…
金型のレーザー肉盛り溶接を手掛けるキューシボは、出力1200ワットのファイバーレーザー溶接機を導入した。金型に加え、産業用タービン(ロータ)などの肉盛り溶接も始める考えだ。 導入したのは独アルファレーザー社の「ALFla…
「設計の効率化は業務フロー全体を見直さないと意味がない」。そう話すのは、日本デザインエンジニアリングの岩壁清行社長。同氏は長年自身も金型づくりに携わり、近年ではフィリピンで設計支援を手掛ける。また、20年以上前から、日…



