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第5回プレス・板金・フォーミング展 MF–Tokyo 2017
今回の見どころは?

ハイテン、CFRPの加工技術

IoTや計測機器も

塑性加工に関する最新技術が一堂に集まる「MF-Tokyo 2017第5回プレス・板金・フォーミング展」が7月12日から15日まで、東京ビッグサイトで開かれる。主催は日本鍛圧機械工業会と日刊工業新聞社。出展社数は265社で、1669小間と過去最大規模となる。最新の塑性加工技術が紹介されるほか、IoT(モノのインターネット)に関する展示や計測など周辺機器メーカーも多数出展する。炭素繊維強化プラスチック(CFRP)向けのセミナーも充実しており、加工機だけでなく塑性加工に関する最新の情報が集まる。

MF−Tokyo 前回展の様子

265社が出展し、1669小間の最大規模(※写真は前回展)

日本鍛圧機械工業会 宗田世一会長に聞く MF-Tokyoの見どころ

MF−Tokyo 前回展の様子 CFRP、アルミ材、超高張力鋼板―。こうした新素材開発が進むごとに金型も高度化し、金型メーカーも従来以上にプレスを始め、塑性加工を理解しなければならなくなっている。

MF-Tokyoには、こうした新素材向けの塑性加工技術が一堂に集まる。今回目立つのがCFRPの加工だ。日本鍛圧機械工業会の宗田世一会長も「採用の本格化はまだ先」とするものの、「CFRP向けの展示だけでなく、講演なども多数そろえた」と話す。

IoT(モノのインターネット)に関する展示も増える。生産性そのものが競争力となるプレス加工ではその効果は大きいためだ。予防保全、プレス加工の管理、機械を止めないなどのサービスが紹介される予定だ。

近年、増加し続けるデジタルサーボプレスの展示も多い。デジタルの管理は難しい材料の加工が容易になったり、同じデータを基に複数拠点で同時立ち上げができたりする。その効果を実感してもらえるように実演加工する出展者も多い。

今回は、測定や自動化関連装置など周辺機器の展示が増えたのも特長だ。成形の高速化は当然ながら、搬送装置、計測まで広げることでより「成形から計測まで一連の流れで見てもらえる」(宗田会長)という。

実演が多いのも特長で、同展のホームページ内では開会中の実演加工のスケジュールをわかりやすく公開している。

機械や実演以外にセミナーが豊富なのも特長で、基調講演では、マツダの取締役専務執行役員の菖蒲田清孝氏が「マツダのブランド戦略とモノづくり革新」をテーマに話をするほか、多数のシンポジウムやセミナーが開かれる。

日本鍛圧機械工業会 宗田世一会長に聞く MF-Tokyoの見どころ

成形〜計測一連の流れを

宗田世一会長

塑性加工に関する技術が一堂に集まる「MF︲Tokyo 2017第5回プレス・板金・フォーミング展」。炭素繊維強化プラスチック(CFRP)、アルミ材、高張力鋼板加工用プレスなどの最新の成形加工技術が紹介される予定だ。主催者の日本鍛圧機械工業会の宗田世一会長に見どころや技術のトレンドを聞いた。

―今回の見どころは。
「最新の塑性加工技術の展示は当然だが、計測を中心に周辺技術メーカーの出展が増えたのが特長の一つだ。成形から計測まで一連の流れをみせることができると思う。IoT(モノのインターネット)対応の提案なども紹介される予定だ」。

―CFRP関連の話題が目立ちます。
「CFRPに関する様々な展示や講演をそろえた。ただ、個人的にはコストや生産性等課題も多く、自動車メーカーの動向を見ると、本格採用はまだ先になると思う。軽量化で言えば、アルミや高張力鋼板の採用も増えており、それらに関する展示も多い」。

―ハイテン向けのホットプレスも注目技術です。
「生産性を考えれば冷間プレスに優位性があるが、強度が必要なピラーなどではホットプレスが必要な部位も出てくる。両者の技術革新は今後も続いていくと思う」。

―サーボプレスも進化しています。
「成形が難しい材料の加工が容易になる等、利点は多い。サーボはデジタル管理もできるので、同じデータを基に複数拠点で同時立ち上げできるメリットもあり、サーボ化は今後も進むだろう」。

―今年から塑性加工学会との連携も始めました。
「詳細はこれからだが『プレス成形の可視化』をテーマに学と産で共同研究を始める。また、人材の確保や育成が課題となっている中、大学や高専の先生に呼び掛けて学生の参加を募るほか、学生に塑性加工の理解を深めてもらえるスタンプラリーのようなものを会場で開く予定だ」。

―金型メーカーに一言を。
「プレスをはじめ塑性加工機だけでものは作れない。必ず金型が必要なので、もっと協調していく必要があると思う。塑性加工学会との取り組みにしても、将来的には金型メーカーの参加も期待したいと考えている」。

金型新聞 平成29年(2017年)7月4日号

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