金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

AUGUST

27

新聞購読のお申込み

伊勢金型工業と名古屋精密金型が技術提携を締結
海外含む協力体制構築

情報交流でレベル向上も

情報交流でレベル向上も

 プラスチック金型を製造する伊勢金型工業(三重県伊勢市)と名古屋精密金型(愛知県知多郡)は今春、技術提携を結んだ。海外を含む遠隔地に輸出した金型の修理やメンテナンスなど互いの工場を活用することや工場内の取り組み、人材育成方法など月1回情報交換を図ることで、両社の生産性や技術レベルを上げていくのが狙いだ。

 金型ユーザーの海外進出が広がったことで、海外へ輸出する金型の修理やメンテナンス体制を構築することが金型メーカーの課題となっていた。今回の提携では、伊勢金型工業の本社、アメリカ、中国(2カ所)、タイの工場と名古屋精密金型の国内3カ所、ベトナム、インドネシアの工場を活用することで、金型のメンテナンスなどで互いに協力する関係を作る。

 互いの工場で取り組んでいる内容や人材育成の方法など情報交流することで技術も含めた相互のレベルアップも期待する。伊勢金型工業の大西冨雄社長は「情報交換することで、社員のモチベーションの上げ方や設計方法など当社の課題に対する解決のヒントも得ることができる」とし、名古屋精密金型の渡邊幸男会長は「当社工場が無い米国向けのメンテナンスなど協力してもらうので助かる。これからは金型メーカー同士の相互協力関係は重要性を帯びる」と技術提携の意義を話す。7月27日には伊勢金型工業で4回目となる情報交流会を開き、工場見学などを行った。

金型新聞 平成29年(2017年)9月10日号

関連記事

2013年 金型メーカーの工作機械設備投資

広がる設備強化 国内17%増、海外23%増  国内外の金型メーカーは昨2013年、日本製工作機械を約510億円設備投資した。1台当りの工作機械を仮に2000万円とすると、2550台の投資をしたことになる。目的は、金型生産…

大同特殊鋼 工具鋼2~5%値上げ

9月契約分から 生産能力上回る需要 大同特殊鋼は9月契約分から、全ての工具鋼製品で2~5%の値上げを実施する。今年1月契約分からも値上げを実施したが、それに続く2回目となる。 スクラップの高騰が続いていることに加え、自動…

工業統計から読む 日本の金型の競争力

 かつて世界一の生産額を誇り、“金型大国”と呼ばれていた日本の金型産業。ピーク時には、年間で2兆円近い金型を日本で生産していた。しかし2000年以降、自動車や電機といったセットメーカーの相次ぐ海外移転による国内需要の減少…

MOLDINO ギガキャスト、燃料電池の金型向け切削工具を販売開始

大型化、難削化、微細化に対応 切削工具メーカーのMOLDINO(東京都墨田区、03・6890・5101)は2月17日、ギガキャストや燃料電池の金型加工に適した新製品を販売すると発表した。今年1~2月にかけて3製品を販売開…

金型工業会 小出悟氏が新会長

金型工業会 小出悟氏が新会長

 日本金型工業会(牧野俊清会長、長津製作所会長)は6月8日、インターコンチネンタル東京ベイ(東京都港区)で第6回定時総会を開催した。平成29年度事業報告や決算報告、平成30年度事業計画や収支予算など全議案が承認された。役…

トピックス

関連サイト