金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

JUNE

17

新聞購読のお申込み

伊勢金型工業と名古屋精密金型が技術提携を締結
海外含む協力体制構築

情報交流でレベル向上も

情報交流でレベル向上も

 プラスチック金型を製造する伊勢金型工業(三重県伊勢市)と名古屋精密金型(愛知県知多郡)は今春、技術提携を結んだ。海外を含む遠隔地に輸出した金型の修理やメンテナンスなど互いの工場を活用することや工場内の取り組み、人材育成方法など月1回情報交換を図ることで、両社の生産性や技術レベルを上げていくのが狙いだ。

 金型ユーザーの海外進出が広がったことで、海外へ輸出する金型の修理やメンテナンス体制を構築することが金型メーカーの課題となっていた。今回の提携では、伊勢金型工業の本社、アメリカ、中国(2カ所)、タイの工場と名古屋精密金型の国内3カ所、ベトナム、インドネシアの工場を活用することで、金型のメンテナンスなどで互いに協力する関係を作る。

 互いの工場で取り組んでいる内容や人材育成の方法など情報交流することで技術も含めた相互のレベルアップも期待する。伊勢金型工業の大西冨雄社長は「情報交換することで、社員のモチベーションの上げ方や設計方法など当社の課題に対する解決のヒントも得ることができる」とし、名古屋精密金型の渡邊幸男会長は「当社工場が無い米国向けのメンテナンスなど協力してもらうので助かる。これからは金型メーカー同士の相互協力関係は重要性を帯びる」と技術提携の意義を話す。7月27日には伊勢金型工業で4回目となる情報交流会を開き、工場見学などを行った。

金型新聞 平成29年(2017年)9月10日号

関連記事

―スペシャリスト―〈ヘラ絞り〉山村製作所〈ヘラ型〉田中鉄工<br>ものづくり支える匠の技

―スペシャリスト―〈ヘラ絞り〉山村製作所〈ヘラ型〉田中鉄工
ものづくり支える匠の技

ヘラ棒と呼ばれる工具を回転する金属の板に押しあてて、滑らかな曲面や艶やかな平面に加工するヘラ絞り。品質の良い製品をつくるには、ヘラ棒を操る卓越した技術もさることながら、匠の技を受け止めることができる金型が必要だ。ヘラ絞り…

JIMTOFこう見る<br>日本金型工業会 小出会長・平林技術委員長に聞く

JIMTOFこう見る
日本金型工業会 小出会長・平林技術委員長に聞く

IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)などの新技術が製造業に大きな変化をもたらそうとしている。工作機械や工具などの生産財も、これまでは難しかった精度や加工が実現できるようになるなど、金型づくりも大きく変わり始め…

【特集】どうなる、5Gで求められる金型技術

高速通信規格「5G」の社会実装が本格化することで、金型にはどんな影響があるのか。また、どんな金型技術が求められるようになるのか。日本情報技術産業協会(JEITA)や先進企業などへの取材を通じ、今後の方向性を探る。 目次P…

―スペシャリスト―リバン・イシカワ<br>金型の経験生かし心配り

―スペシャリスト―リバン・イシカワ
金型の経験生かし心配り

精密金型部品 キャビティやコア、スライドコアなどの金型部品を専門に手掛ける会社がある。富山県南砺市のリバン・イシカワ。金型づくりで培った経験を生かし、独自の工夫や細やかな心配りで自動車関連メーカーの金型部門や金型メーカー…

【年頭所感】日本金型工業会東部支部支部長・鈴木 教義

存在感を世界に示す  数年前、日本政府が「Society5.0」を策定しました。昨今では盛んにDXの必要性が叫ばれ、IoT、AI、クラウド、ビッグデータなど、様々な言葉が飛び交っています。「2025年の崖」問題もクローズ…

トピックス

関連サイト