2021年1月16日(土)

県内の10校が参加
岐阜県金型工業組合 工業高校生金型コンテスト

人材の定着を促進

 岐阜県内の工業高校生を対象にした第3回工業高校生金型コンテストが12月8日、岐阜県立国際たくみアカデミー(岐阜県美濃加茂市)で開かれ、県内10校、関係者も含め約90人が参加した。

可児工業と高山工業が優秀賞

 コンテストはプレス部門と射出部門に分かれ、優秀賞や敢闘賞、特別賞が設けられ、各校の金型や製品の展示、プレゼンなどで評価される。優秀賞はプレス部門で可児工業が、射出部門で高山工業が輝いた。コンテストは岐阜県金型工業組合が主導で参加した高校生に金型製作のアドバイスや加工指導などを行いながら、金型と製品を製造していく。そうすることで高校生たちに地元企業や金型作りの楽しさを実感してもらい、県内の人材の定着を図るものだ。同組合の黒田隆理事長は「1年目より2年目、2年目より3年目と年を追うごとに良くなっている。コンテストはものづくりを体験してもらうことで少しでも県内の製造業に興味を持ち就職につながればと始めた。これから社会に出ても、この経験を活かして頑張ってください」と参加した高校生たちにエールを送った。

 今回のコンテストの課題はキーホルダーの製作。参加した高校生は機械系学科の3年生で、学んだ知識や技能に加え、企業のサポートを得ながら実践的な技術や技能の習得を図る。金型の設計・製造は困難の連続であり、課題解決能力や創造性など様々な能力を身に付けるのが目的。プレス部門を審査した岐阜大学の山下実教授は「どの金型も工夫があり、素晴らしい成果を見せて頂き感動した」と感想を述べれば、射出部門を審査した同大学の新川真人准教授は「毎回驚かされる。難しいことに挑戦し、取り組もうという意思が感じられる」とコンテストを通じて高校生たちの成長がみられた。同組合では2019年の第4回目を目指す予定だ。

 参加した高校は大垣工業、岐南工業、岐阜総合学園、岐阜工業、可児工業、多治見工業、中津川工業、高山工業、関商工、岐阜第一の10校。

 受賞はプレス部門で優秀賞=可児工業、敢闘賞(2位)=大垣工業、特別賞=高山工業、射出部門は優秀賞=高山工業、敢闘賞(2位)=岐阜第一、敢闘賞(3位)=大垣工業、特別賞=岐阜総合学園。

金型新聞2019年1月10日号

 

[ ニュース ][ 金型新聞 ][ 金型業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

新春特別企画 時代をリードする8人にインタビュー⑧
オーニック 社長 難波 健氏

 1976年生まれ、北海道札幌市出身。99年工学院大学工学部機械工学科を卒業し、オーニックに入社。2013年、社長に就任。経営理念であり創業者(叔父)の意思を受け継ぎ、障がい者が働きやすい職場づくりに日々取り組む。趣味は […]

新春特別企画 時代をリードする8人にインタビュー⑦
大貫工業所 社長 大貫 啓人氏

売れるものをつくる 物価の高い国で勝負 境地まで突き詰めることが大事 〜海外展開〜  1964年生まれ、茨城県出身。大学卒業後、87年大貫工業所に入社。営業で新規得意先を次々と開拓する一方で、得意先とのやり取りを通じて金 […]

新春特別企画 時代をリードする8人にインタビュー⑥
モノの本質を学ぶ場 金型は最適な教育ツール 企業との接点が重要 〜次世代人材の教育〜

 1963年生まれ、中国・黒竜江省出身。工学部・機械工学科教授、研究テーマ:プロセス・トライボロジー、型工学、冷間鍛造・板鍛造。92年に名古屋大学大学院工学研究科博士後期課程修了(工学博士)後、富山県立大学などを経て97 […]

トピックス

関連サイト