金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

DECEMBER

18

新聞購読のお申込み

大物や多数個取りに最適
トルンプ

造形エリア300×400㎜の金属3D

モニタ機能も搭載


 トルンプ(横浜市緑区、045・931・5710)はこのほど、造形エリアを拡大した金属3Dプリンタ「TruPrint3000」(写真)を発売した。最大造形エリアは直径300㎜×高さ400㎜。金型や自動車部品の大物造形や多数個取りなどが可能となる。

 造形方式はパウダーベッド式。敷き詰められた金属粉末をレーザで焼結していく方式で、複雑な形状が造形できる。今までは直径100㎜×高さ100㎜の機種だけだったが、大物造形のニーズが高く、大型機種を発売した。

 造形の土台となるシリンダが交換式になっており、外段取りが可能。機械の停止時間が短縮でき、稼働率の改善や生産効率の向上につながる。また、最大200度のプレヒータ機能を搭載。庫内を温めることでレーザ焼結後の急冷を防ぎ、ワークの歪みを抑える。

 モニタ機能も搭載した。機械の状態や造形プロセスなどを監視し、解析することで遠隔制御が可能となる。寸法は、横3385㎜×奥行1750㎜×高さ1990㎜。

金型新聞2019年3月10日号

関連記事

CGTech マシンシミュレーション新版V9.5リリース

工具摩耗の可視化 CGTech(東京都豊島区、03・5911・4688)はこのほど、NCマシンシミュレーション「べリカット」の新版V9・5をリリースした。ヒートマップ表示による工具摩耗の可視化や、CNCマシン接続のポスト…

加工プログラムを効率化する最新CAM【Breakthrough!】

多くの金型メーカーが苦慮しているのが、プログラム作成の効率化だ。ある金型メーカーの工場長は「スキルの高い技能者が必要なプログラミングは全体の3割程度。残りの7割を自動化や効率化できれば生産性が上がる」と話す。こうしたニー…

極短パルスレーザーによるパンチエッジの先鋭化とナノ構造化【金型テクノラボ】

ダイヤモンドコーティングは工具寿命を向上させるために広く用いられている。一方でその表面粗さおよび高硬度ゆえに、モータコアやコネクタなどの製造用精密パンチが求める目的形状に加工するのが難しいという課題がある。本稿では極短パ…

チバ・テクノ ワイヤ線一巻からネット販売

 チバ・テクノ(横浜市港北区、045-473-9933)はこのほど、ネットショップで、ワイヤ電極線の1巻単位での少量販売を開始した。ワイヤ放電加工の使用頻度の低い少量ユーザー向けのニーズに対応する。  販売するのは、最も…

C&Gシステムズ CAM-TOOL新版の販売開始

AIで切削条件を決定支援 C&Gシステムズは4月、AI技術でマシニングセンタの切削条件の決定を支援する機能を持つ、CAD/CAM「CAM-TOOL」の新版「V20・1」の販売を開始する。熟練ノウハウが必要な工具や…

トピックス

関連サイト