キヤノン製品の基幹部品の樹脂金型を手掛けるキヤノンモールドの阿見事業所(茨城県阿見町、029・889・1110)。年間約180型の生産能力を持ち、類似形状の金型が多いことから、様々な工程で自動化を進めてきた。その取り組み…
最新の加工技術が競演
インターモールド2019
金型加工技術の展示会「インターモールド2019」(主催:日本金型工業会)が4月17~20日、東京ビッグサイト青海展示棟(東京都江東区)で開かれる。切削や研削、放電、3D造形などの加工技術をはじめ、測定、設計、表面処理など金型づくりに関連する最新技術が世界から集まる。電動化や自動化など自動車産業の未来をテーマとする講演会も開かれ、日本の金型の未来を展望する格好の機会となりそうだ。

いよいよ開幕
インターモールドは国内最大の金型加工技術の展示会。今回は金型づくりに関連する工作機械や加工用工具、工作機器、測定機、ソフトウェアをはじめ、金型、プレス部品など国内・海外の462社・団体(3月19日現在)が出展し、金型加工や金型、プレス加工の技術を披露する。
インターモールドは昨年から4月と6月の年2回開かれている。4月は東京と大阪で交互に開催されており(※6月は名古屋)、今年はこの4月、東京・青海にオープンしたばかりの東京ビッグサイト青海展示棟で開かれる。
微細、高精度、自動化…3D造形のパビリオン
見どころは世界から集まる金型加工の最新技術。工作機械は、高品位な形状加工ができるマシニングセンタや5軸加工機、微細・精密加工ができるワイヤ、放電加工機、自動化により段取り時間を削減できる研削盤などが登場する。今回は、近年ものづくりで話題の3Dプリンティングの最新技術を紹介するパビリオンも開設する。
加工用工具や工作機器は高硬度材を効率良く加工できる工具や超微細加工用の工具、加工時に振動が極めて少ない工具保持具が、測定機器では微細形状3次元測定機や機上測定機の新型が出展する。
車の未来テーマに講演も
5軸対応の新型CAD/CAM、金型の寿命を大幅に高める型材や、成形時に金型の温度を測るセンサ、欠損した金型を補修できるレーザー溶接機など金型の品質や生産効率を高める技術が出品される。
また開催期間中には住友電気工業の西田光男氏生産技術本部長や日本自動車部品工業会の松島正秀技術担当顧問が自動車産業の未来について講演するほか、出展企業による金型加工技術に関するテクニカルセミナーも開かれる。
会場は青海展示棟
今回、注意すべきは会場の場所。新設した青海展示棟の最寄り駅はりんかい線東京テレポート。例年と同じ東ホールではないので国際展示場駅で降りないように気をつけて。
金型新聞 2019年4月10日
関連記事
自動車のフィックスドウインドウやクォーターウィンドウ。その成形コストや歩留まりを改善し、環境に配慮した金型も設計した。顧客製品設計の最終確認会にも出席しアドバイスする。それらが評価され、令和2年度「現代の名工」に選ばれた…
自動車のタイヤはリブやサイプ(溝)などの形状パターンによって、性能が変化すると言われる。性能を向上させるために、より複雑なデザインのトレッド(表面)が増加する一方で、金型製造にかかるコストの削減、リードタイムの短縮が課題…
「高精度・難加工技術展」や「表面改質展」、「先端材料技術展」など7つの産業展が、10月19日から21日まで東京ビッグサイトの西ホールで開催される。他の併載展は「洗浄総合展」、「ジャパンロボットウィーク」、「真空展」、「ス…
調達の効率化サポート 自動車のウェザーストリップのゴム金型や切断折曲機などを手掛ける平岡工業のもう一つの事業が、精密部品加工・調達代行サービスだ。金型や切断折曲機で培った技術や協力企業とのネットワークを活かし様々なニーズ…


