金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

FEBRUARY

25

新聞購読のお申込み

ホットスタンプ専用材種 「DHA︲HS1」発売
大同特殊鋼

 大同特殊鋼はホットスタンピング専用の金型用鋼「DHA—HS1」を開発、販売を開始した(写真)。熱伝導性を高め成形サイクルを向上させるとともに、高硬度化や軟化抵抗を大きくすることで、金型の長寿命化を図った。

 ホットスタンピングは、高温に加熱した板材を金型内で成形し、冷却することで1Gpa以上の高い強度が得られる。800℃超まで加熱された鋼板を、金型で200℃以下に急冷するため、材料には高い熱伝導性が求められる。

 今回開発した材種は室温で約36(W/m・K)という高い熱伝導性を実現。従来使われていたSKD61に比べ「1・5倍くらいの熱伝導性で、820℃から200℃に冷却する時間を35%削減した」(工具鋼事業部企画開発部の井上幸一郎部長)という。

 もう一つホットスタンプで求められるのは耐摩耗性。新材種はSKD61より硬い54HRCという高硬度化を図り、対摩耗性を高めた。さらに「熱による軟化抵抗がSKD61に比べ約10倍」(井上部長)を確保し、熱を加えても柔らかくなりづらく、金型の長寿命化につながる。

 自動車の軽量化をめぐり、超ハイテン材の採用が増えているが、日本では冷間プレスで成形することが多い。一方、ホットスタンピングは欧州を中心に拡大してきた。しかし、近年では、スペインのプレス部品メーカーのゲスタンプが日本に工場を設けたり、日本のプレスメーカーでもラインを構築したりするなど、ホットスタンピング広がりつつある。

金型しんぶん 2019年6月7日

関連記事

KMC 測定表自動作成ソフトを発売

測定管理をデジタル化 KMC(川崎市高津区、044・322・0400)はこのほど、金型や部品などの測定データのデジタル化と自動測定表作成が可能なソフトウエア「測定電子カルテ」を発売した。測定器メーカー問わず対応。月額3万…

DMG森精機 テスト加工をデジタル化

加工精度や生産性を確認 DMG森精機は工作機械のテスト加工をデジタル化する「デジタルツインテストカット」を始め、工作機械を選定する際の加工精度や生産性の確認に活用する。同社は年間6000件のテスト加工を行い、「どのような…

テラスレーザー 光技術のコンテストで「最優秀チャレンジ賞」受賞

レーザー溶接・金型補修機器メーカーのテラスレーザー(静岡市駿河区、054-270-7798)はこのほど、光産業創成大学院大学(浜松市西区)主催の光技術を使った事業計画を競うビジネスコンテスト「フォトニクスチャレンジ202…

加工液から手荒れ守る
トリオ商事

保護クリームを販売  トリオ商事(愛知県瀬戸市、0561-83-6711)は皮膚に塗布することで角質層に目に見えない強力な保護膜(バリア)を作り、研削液や切削液による手肌の荒れを守る皮膚保護用クリーム「ハイテモール」を販…

φ0.1の4枚刃ラジアス
日進工具

無限コーティングプレミアムロングネックラジアスエンドミル 日進工具の公式製品紹介は、こちらから 現場の課題  精密金型の微細形状を直彫り加工する際、加工精度は高レベルで保ちながら、加工能率も高めたいというニーズが多い。そ…

トピックス

関連サイト