金型作製プロセスでは原型に熱が影響することから、原型としての材料選択肢は少ない。産業技術総合研究所では構造を高精度に保存可能な金属薄膜を40度で成膜することができる低温成膜技術を開発した。この技術で3万個以上の小さな眼で…
かながた小町 工場見学会
日本金型工業会
女性が活躍する職場に
悩みや改善点を指摘

日本金型工業会で始動した「かながた小町」は、第1回工場見学会を開き、プレス金型のナガラ(名古屋市中川区)を訪問し、同社の早瀬實会長との懇談会や金型工場を見学したほか、女性従業員との交流の場を設け、金型メーカーに勤める女性の悩みや企業に求める改善点などを討論した。
かながた小町とは男性中心である素形材産業の中で、金型業界は比較的女性が活躍しやすいことをアピールするとともに、女性が働きやすいように金型工場の職場改善を促す活動のこと。参加者はアサヒダイテックの小川朋加課長、七宝金型工業の松岡咲希氏、名古屋精密金型の渡邊祐子部長、ムツミ工業の近藤紗也子室長で、早瀬会長はインターモールド名古屋で行われた「かながた小町パネルディスカッション」の影響で工場のトイレを改修したことに触れつつ、「女性が現場に入ると、段取りや自動化・省力化に向けた改善(ジグ製作など)、時短につながっていく。当社も現場に女性が入っており、育児休暇を取っている社員もいる」と話す。工場見学では早瀬会長が率先して工場内を案内し、創業時の社屋や当時から使っている機械、最新の5軸加工機などを紹介した。
ナガラの女性従業員との懇談会では女性が金型製造現場で活躍できることや全く知識がなくても仕事を覚えていける職種であることを確認。その上で足りていないのは女性も働ける、活躍できることが周知されていないことだと指摘。早瀬会長はテレビCMを放映した過去を振り返り、「金型メーカーがテレビコマーシャルを打つと多方面からバッシングを受ける。1社では難しいが、金型工業会でPRするのが良いのではないか」とアドバイス。かながた小町は4月15日から行われるインターモールド大阪でのパネルディスカッションをはじめ、座談会などが企画されている。早瀬会長は「この業界もみんなが良いねと言ってもらえるようにしないと。金型屋がもっとルンルン気分で仕事ができるようになれば良い」と語った。
金型しんぶん 2020年1月10日
関連記事
プレス用金型は14.4%減、プラ用金型は5.8%減 2023年12月の金型生産は、年末需要もあり前月比では11.8%増加したが、前年同月比7.4%減の309億4,600万円。数量は前年同月比5.7%減、前月比では10.0…
鋳造で使われるシェル中子型は280℃前後まで金属を加熱して成形するため、熱の影響を大きく受ける。これまで鋳造の世界では、この熱による変形が大きな課題で、成形不良の要因となってきた。高機能な断熱材を活用することなどで、熱を…
生活の歴史を体感 日本金型工業会(小出悟会長、小出製作所社長)は7月29日、第23回新潟地区会を開催した。新潟地区会員など16人が参加。KYOWAクラッシックカー&ライフステーション(新潟県三条市)と三条市立大学…
多台持ちで生産効率化 ジーシステムはプレス金型用プレートなどの研磨加工を手掛ける。車の電動化や5Gの広がりを背景に電子部品向けの需要が拡大している。於保信一郎社長は、「さらに効率化して生産性を高め、需要に応えていきたい」…


