工作機械主軸(スピンドル)のアンバランスは、機械全体に大きな振動をもたらし、加工精度の悪化や機械寿命の低下などさまざまなトラブルにつながる。そのため、加工現場の多くはバランサを用いて、アンバランス量を計測し、補正を行って…
金属3Dのサービス拠点
三菱商事テクノス
受託や導入 開発支援

三菱商事テクノス(東京都港区、03-3455-7441)は昨年10月31日、神奈川県大和市に設けた金属3Dプリンタのサービス拠点「東京カスタマー・エクスペリエンス・センター(東京CEC)」の開所式を開いた。ラボやショールームを設け、装置販売だけでなく、用途開発や受託加工、アフターサービスまでワンストップで提供する。

4月に提携したGEアディティブ傘下のコンセプト・レーザー社の金属3Dプリンタを3台設置。シミュレーションソフト、造形後の金型の冷却穴のクリーニング装置など周辺機器も導入した。硬さや引っ張りなどの検査装置も充実させ、装置販売だけでなく、品質管理、アフターサービスまでか金属3Dプリンタの導入から運用までトータルでサポートする。
また、コンセプト・レーザー社で認定を受けたエンジニアも常駐させ、受託加工や3Dプリンタを活用した製品開発などもサポートするほか、エンジニアの教育やセミナーも開く予定だ。
開所式で依田智樹社長は「東京CECで、金属3Dプリンタのトータルソリューションのプラットフォームを提供し、市場拡大につなげたい」と抱負を述べた。
金型しんぶん 2020年1月10日
関連記事
リーマン後に加工メーカーを立ち上げた 「日本一の賃加工屋を目指す」。リーマンショック後の2009年、世界的な不況の真っただ中に部品加工メーカーから独立。ダイセットやモールドベースなどを手掛ける明工精機を設立した。金融機…
月定額+多彩なアプリで製造現場の合理化を支援 アルム(金沢市)が開発したNCプログラム自動生成AIソフトウエア「ARUMCODE1」など、製造工場で役立つアプリケーションを揃えたプラットフォームサービスが、7月からサブス…
伊藤製作所(愛知県弥富市)は熱間鍛造金型やダイセットを主力とし、クランクシャフトなどの自動車向けや建機・重機、免振装置、航空機といった幅広い市場で活躍する。特に大型の金型やダイセットが得意で、ダイセットは500~6300…
10tクラスの金型を製造 トライ&メンテの少ない金型 「ある自動車用ユニット部品の金型構造は複雑で、最初は赤字だった」と光久専務は話す。創業時パナソニックやシャープなど弱電メーカーの樹脂金型を製作し成長してきた同社は長年…