金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

DECEMBER

15

新聞購読のお申込み

電極線製品をリニューアル
沖電線

真円度4分の1

 沖電線(川崎市中原区、044-766-3171)はこのほど、電極線製品を全面リニューアルした。電極線全製品の真円度を現行品の4分の1の0・25μmまで抑えたほか、パッケージも一新。5月から国内販売を開始し、欧米市場に展開していく。

 生産ラインを改良したことで、電極線の外径のばらつきを抑え、真円度0・25μmを実現した。真円度を小さくすることで、加工面に生じる“スジ”が低減し、加工面品質が向上する。研磨工程の短縮にもつながり、加工の安定化やトータルコストの低減も図れる。

 高品質化に加えて、パッケージも一新した。ニーズが多かったボビンの透明化や、ボビン巻き始めのワイヤ端末の固定をテープレス化し、使いやすさを向上させた。

 価格は据え置きで、現行品から変更しない。「全製品を高品質化することで、全てのユーザーの放電加工品質を向上させたい」(吉本雅一事業部長)。

金型新聞 2020年4月10日

関連記事

三井精機工業 金型向けMC新機種の新機種

EVや5G関連に提案 三井精機工業(埼玉県川島町、049-297-5555)はこのほど、カメラレンズや精密部品用金型などの微細加工向けマシニングセンタ「PJ303X」と、大型プレート加工に適したジグ研削盤「J750G」を…

【ウェブ限定】大型ワイヤ放電加工機―ソディック

【ウェブ限定】大型ワイヤ放電加工機―ソディック

高速、高精度な機能充実 SodickIoTも標準対応に  ソディックは大型金型向けのワイヤ放電加工機「AL800G」を発売し好評を得ている。スマートフォンなど精密金型で好評を得ている高速・高精度な「ALシリーズ」を大型の…

七宝金型工業 焼き嵌め工具の自動交換装置を開発

人的ミス、作業時間を削減 ダイカスト金型メーカーの七宝金型工業(愛知県津島市、0567-24-8787)は工作機械や研削機の設計製造を手掛けるサンテック(滋賀県草津市)と共同で、焼き嵌めホルダと切削工具の着脱を自動化する…

SUBARU 仮想的合力とゲームエンジン活用しスクラップ落下をシミュレーション

スクラップ落下率は90.7%から97.1%に向上、金型設計も変革 SUBARUはシミュレーションを活用し、プレスラインのスクラップ落下不良を削減するための仕組みを考案した。「スクラップの落下不良は金型の破損などを引き起こ…

ワンパスでミリ単位の加工が可能な研削技術【金型テクノラボ】

精密金型の製造では、エンドミルでの切削やワイヤー放電加工の後に成型研削を行うのが一般的。しかし、研削量が少なく加工に時間がかかるのが課題だった。本稿では、ワンパスでミリ単位の材料除去を可能とする「クリープフィード研削技術…

トピックス

関連サイト