広がる設備強化 国内17%増、海外23%増 国内外の金型メーカーは昨2013年、日本製工作機械を約510億円設備投資した。1台当りの工作機械を仮に2000万円とすると、2550台の投資をしたことになる。目的は、金型生産…
町工場のための生産管理
日本ツクリダス

「少ない投資で町工場でも気軽に使える。それを追求したのが、生産管理システム『M:net』です」と語るのは、金型部品の加工やソフト開発などを手掛ける日本ツクリダスの角野嘉一社長。
初期費用は100万円、運用は年額30万円~。バーコードを読み取るとブラウザで生産状況が確認できたり、ネット経由でどこからでも進捗や図面を確認できたりする。

もともとは社内用。最初はエクセルで始めたが、性能の限界を感じ市販のシステムの導入も検討した。しかし高価でオーバースペックなものしかなく、自社に合ったシステムの開発を決意。そしてできたのがM:netだ。
販売を始めたのは同じ境遇の町工場がいると思ったから。「町工場に高価なシステムは敷居が高い。入門編として気軽に使って欲しい」(角野社長)。
- 本社:大阪府堺市南区豊田1540‐2
- 電話:072-290-2223
- 代表者:角野嘉一社長
- 事業内容:機械部品等の製造、販売。製造業用コンピュータシステムの製造。ホームページの製作
- 従業員数:19人
- 設立:2013年。
関連記事
プレス型は28.9%減、プラ型は17.9%減 2020年8月の金型生産は、前年同月比26.8%減の238億3,700万円と大きく落ち込んだ。前年8月は17.6%増と前々年よりも大きく伸びており、変動幅が大きくなった。前…
高度な金型技術で鋳造自在 過去の豊富なデータ、金型づくりに生かす 同社の製造方法であるロストワックス精密鋳造とメタルインジェクション(金属粉末射出成形)は一般産業機械部品から医療機器に至る高精度で複雑形状(薄肉3次元形状…
・デジタルや撮像活かす 今年最大規模の工作機械展示会「メカトロテックジャパン2021」(MECT2021)が10月20~23日、ポートメッセなごやで開かれた。熟練技能を補完する工作機械や微細精密な加工ができる工具など、…
自動車の電動化や軽量化ニーズの高まり、短納期化、熟練作業者の減少など、プレス加工を取り巻く環境は大きく変化している。プレス加工メーカーへの要求も高度化しており、これまで以上に技術革新を進め、変化するニーズに対応することが…


