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三豊機工 ダイスケース分割
実用新案、ランニングコストを削減

冷間圧造工具メーカーの三豊機工(愛知県春日井市、0568-81-4111)は、ダイスケースをセパレートタイプにすることで実用新案を取得した。分割したケースをネジでつなぎ合わせることで、一体物と同等のケースができ上がる。
例えば、全長700㎜であれば、500㎜と200㎜のケースを組み合わせる。650㎜が必要であれば、500㎜のパーツはそのまま流用し、150㎜のパーツを組み合わせればいいので、大幅なコストダウンにつながる。
セパレートタイプなので、劣化した部分のみを交換することで経済的に工具を再生することができる。特に大物はダイスケースの価格が非常に高くなるので大幅なコストダウンが期待できる。任意の長さのケースの設計・製作が容易になるだけでなく、複数ケースの連結によって長尺の冷間圧造工具も容易に製造できる。
ダイスケースは、中にダイスを固定させて成形機に取り付ける。ダイスは分割して製作することもあるが、ダイスケースは、従来は一体型だった。
今回、ユーザーから全長500㎜を超えるダイスケースの製作依頼を受けたことが開発のきっかけだった。同社の製作能力は全長500㎜まで。何とか現有設備を活かして製作しようと知恵を絞り、長いケースを分割して製作することを発想。
しかし、中にダイスを挿入するため、つなぎ目の段差は禁物。サイズが大きくなればなるほど難度は高くなるが、熱処理から加工まで一貫生産を行う同社の強みと、ノウハウ、高度な加工技術により、外径・内径とも段差なく、強度も維持して一体物と同等に仕上げた。
現在は、別のタイプのセパレート形ダイスケースを特許出願中だ。
金型新聞 2021年7月10日
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