ワークサイズ1.5倍、大型金型に対応 牧野フライス製作所はこのほど、立形マシニングセンタ(MC)「V900」を発売した。従来機種に比べワークサイズを1・5倍するなど、大型化している自動車部品向けの金型に対応する。同機種は…
刃の有効範囲280度
三菱マテリアル
5軸や複合加工に

三菱マテリアルの加工事業カンパニーはこのほど、「SMARTMIRACLE(スマートミラクル)エンドミルシリーズ」に難削材加工用多機能ワイドボールエンドミル「VQ4WB」を追加した。ボール有効範囲280度のワイドな切れ刃によって、内面形状やアンダーカット、背面バリ取りなど多様な加工形態に対応。
工具径1㎜から6㎜までの11型番を揃える。部品加工での穴背面バリ取り専用端数径サイズもラインアップした。標準価格は1万6900円(税別)から。
近年の5軸加工機や複合加工機の普及によって、異形工具や多機能工具の需要が高まり、今回の開発に至った。高能率加工や工程集約への要求に対応する。
「SMARTMIRACLEエンドミルシリーズ」は、独自の(Al、Cr)N系コーティングの採用により、チタン合金や耐熱合金などの難削材加工に適したエンドミル。加工能率の向上と工具寿命の延長を実現し、発売以来多くの加工現場で使用されてきた。現在、「VQ4WB」のほか、ロングネットボールエンドミルやラジアスエンドミルなども追加し、シリーズの拡充を図っている。
金型新聞 2020年12月10日
関連記事
成形効率や品質向上を提案 非鉄金属や銅などを扱う専門商社の白銅(東京都千代田区、03-6212-2811)が金型向け銅合金の拡販に注力している。昨年からマテリオン社(米)の銅合金「モールドマックスHH」を国内で唯一在庫…
金型メーカーの競争力強化に向けた積極姿勢は衰えることがない。今、新コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、インターモールドをはじめ様々な展示会・イベントが中止されているが、一方で、自動車の電動化や5G、IoT、働き方改革…
レーザ金属積層造形機 DMG森精機は旋削とミーリング加工を1台で行う複合加工機にレーザ金属積層造形技術であるアディティブマニュファクチャリング(以下AM)を融合したレーザ金属積層造形機「LASERTEC 3000 DED…
リードタイム短縮、工数低減 ジェイテクトのグループ会社、光洋メタルテック(三重県伊賀市)は、従来の縦型熱間プレス工法で実現できない複雑な形状を全自動の鍛造プレスローリング工法でAT車用多段変速機に使用される遊星ギヤリング…


