金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

DECEMBER

10

新聞購読のお申込み

愛知溶業 金型に優しい溶接修理【金型応援隊】

溶接+加工の一気通貫体制

金型溶接補修を手掛ける愛知溶業は『金型に優しい溶接修理施工』をテーマに、溶接~機械加工の一気通貫体制で、品質向上と短納期化を図る。

創業は2005年と若い会社だ。市川修社長は「TIG溶接機2台を購入し、タウンページ片手に昼は営業、夜は施工する毎日」と振り返る。他社とは異なり、金型搬出から納品まで行う営業で顧客からの信頼を得る。

また、工作機械や大型電気炉など設備も充実。溶接補修に機械加工を加えた一気通貫体制の構築と、予熱後熱で歪取りや応力緩和など金型に優しい溶接修理を目指した。「より長寿命になったとユーザーからも高評価」と市川社長。常に顧客目線でニーズを把握し、対応できる体制を進める。今年はレーザー溶接機の修理及び販売を行う新会社を立ち上げた。

市川修社長

会社概要

  • 本社:愛知県一宮市伝法寺3‐8‐2
  • 電話:0586・75・3112
  • 代表者:市川修氏
  • 事業内容:金型溶接修理(TIG溶接・レーザー溶接~機械加工、仕上げ、測定)、金型製作
  • 従業員:40人
  • 創業:2005年

金型新聞 2023年6月10日

関連記事

平岡工業 精密部品加工・調達代行【特集:金型メーカーのコト売り戦略】

調達の効率化サポート 自動車のウェザーストリップのゴム金型や切断折曲機などを手掛ける平岡工業のもう一つの事業が、精密部品加工・調達代行サービスだ。金型や切断折曲機で培った技術や協力企業とのネットワークを活かし様々なニーズ…

ユウワ 超精密×自動化で高い競争力

コネクタや医療など小型・超精密プラスチック部品の金型から成形まで手掛けるユウワ。今年3月に創業50周年を迎え、強みである超精密加工に加え、自動化技術を追求している。渡辺稔社長は「これからも日本でものづくりを続けるにはさら…

放電精密加工研究所 若狭工場 加工技術の中核拠点目指す【金型の底力】

柔軟な生産体制が強み 放電加工技術や表面処理による部品加工、金型、プレス機など幅広い事業を展開する放電精密加工研究所。国内に7つの製造拠点を持つ中、福井県若狭町に構える若狭工場では抜き型を中心としたプレス用金型の設計、製…

牧野フライス製作所 大型加工機のレトロフィットを強化

大型機中心に年20台 牧野フライス製作所は、大型加工機を中心にレトロフィットやオーバーホール事業を強化する。年間で最大20台程度対応できる体制を整え、今年度内には同事業の売上高を3~5億円を目指す。 子会社の牧野技術サー…

西部電機 ワイヤ放電加工機の工場新設

生産能力1・5倍に 西部電機(福岡県古賀市、092・941・1500)はこのほど、本社にワイヤ放電加工機の工場を新設した。自動化設備の導入などによる効率化で生産能力を1・5倍に高める。海外など成長市場の需要に応える。 新…

トピックス

関連サイト