材料費や電気代の高騰が続き値上げが不可避の中、金型メーカーのユーザーへの価格転嫁は進んでいるのか。本紙はその実態を調べるため、金型メーカーにアンケートを実施した。結果から、値上げが受け入れられるようになりつつあるものの道…
2023年4月金型生産実績 前年同月比 7.5%減の258億6,700万円
プレス用金型は8.3%減、プラ用金型は8.0%減
2023年4月の金型生産は、前年同月比7.5%減の258億6,700万円、前月比では23.6%の大幅増となった。前月比の大幅減は、3月期末の駆け込み需要の影響とみられる。数量は前年同月比12.4%減、前月比では26.3%減の3万4,148組、重量は前年同月比5.0%減、前月比では20.1%減の1万992トンと、やはり前月に比べ大きく減少した。
プレス用金型の金額は104億2,700万円で前年同月比では8.3%の減少。前月比では19.1%の大幅な減少となった。数量も前年同月比で31.4%の大幅減、前月比でも24.5%の大幅な減少となった。重量は前年同月比0.3%減、前月比で14.5%の減少となった。
プラスチック用金型は、金額が96億3,300万円で前年同月比8.0%の減少。前月比では25.9%の大幅減。数量は前年同月比10.8%減(前月比では22.2%の大幅減)、重量は同17.3%の減少(前月比では29.7%の大幅減)。
鍛造用金型は前年同月比5.5%減の15億6,300万円。鋳造用金型は同3.8%減の3億3,000万円。ダイカスト用金型は前年同月比6.9%減の27億4,300万円、ゴム用金型は前年同月比17.1%増の6億4,500万円、ガラス用金型は同16.0%減の1億8,6900万円、粉末冶金用金型は同16.8%減の3億3,600万円だった。
前月に期末の駆け込みがあったとは言え、4月は軒並み前月比、前年同月比で減少。EV関連などの投資の回復が待たれる。
金型新聞 2023年7月10日
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