金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

OCTOBER

27

新聞購読のお申込み

リョービがギガキャストに参入

6000t級のダイカストマシン導入

リョービはこのほど、ダイカスト専業メーカーとしては日本で初めて、6000tクラスのダイカストマシンの導入し、「ギガキャスト」に参入すると発表した。2025年3月から試作サービスを開始する。6月にトヨタ自動車もギガキャストへの取り組みを表明したばかりで、リョービの参入で、ギガキャスト導入への動きが本格化しそうだ。

静岡県菊川市の菊川工場の敷地内に専用工場を新設。3400㎡の敷地内に、鋳造工場と金型工場を設け、6000tクラスのダイカストマシンを導入する予定。金型については「いくつかの製造方法を精査検討中」(同社広報)としている。

製作する部品はボディやバッテリーケースなどの大型部品を想定している。部品を一体成形することで、二酸化炭素の削減やコストダウンを提案する。25年3月をめどに、試作品の提供を始める。

ギガキャストを巡って、6月にトヨタ自動車も導入を発表したばかり。海外ではテスラが先行しており、中国では1万2000tクラスのダイカストマシンも登場している。ただ、歩留まりの悪さや、大型の設備投資負担に加え、国内では道路交通法の制限で金型が移動させづらいなどの課題も挙げられている。

だが、それ以上に一体化によるコストメリットや環境負荷低減が期待されている。今回自動車メーカー、大手ダイカスターが相次いで発表したことで、ギガキャスト導入への動きが加速しそうだ。

金型新聞 2023年8月10日

関連記事

IMS社、工場スタートアップなどを支援

バングラデシュ企業との提携先を募集 製品開発支援、成形・金型の若手技術者育成事業を手掛けるIMS(大阪市平野区、06-6743-7893)は、製造業から飲食業など幅広い業種を手掛けるバングラデシュの老舗財閥企業と顧問契約…

共和工業 大型部品、素材から成形まで提案、工具全体の最適化目指す【Innovation〜革新に挑む〜vol.15】

バンパーやユニットバスなど幅広い分野の大型樹脂型を手掛ける共和工業。素材から金型、量産成形まで幅広く提案できるのが強みだ。大型金型は加工量が多いため、「加工時間の短縮が差別化要素になる。最適な工具を選択することで加工全体…

イチグチ 簡単交換で手軽に研磨作業を 【金型応援隊】

研削・研磨工具を手掛けるイチグチは、顧客のニーズに合わせた多種多様な製品を揃える。金型の修正やメンテナンス作業にも活用できる。簡単に扱えて汎用性が高いのが特長だ。 「マイクロフラップホイル」は、3㎜の細い軸径で凹凸面や曲…

ファインプラス 車載用部品の高度化に対応

 自動車の電動化などによって部品メーカーは大きな変化に迫られている。車載用のプラスチック部品もその一つ。コネクタの狭ピッチ化、耐熱性の高い樹脂の採用などによって、金型や成形技術は高度化している。コネクタをはじめとする車載…

米谷製作所 ギガキャストに対応、超大物金型の加工に挑む【Innovation !〜革新に挑む〜vol.11】

自動車産業で急速にニーズが高まっている超大型のアルミダイカスト技術「ギガキャスト」。部品点数の削減や製造工程の簡素化などといった利点があり、国内外の自動車メーカーで導入が進んでいる。新潟県柏崎市に本社を構える米谷製作所は…

トピックス

関連サイト