金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

APRIL

12

新聞購読のお申込み

リョービがギガキャストに参入

6000t級のダイカストマシン導入

リョービはこのほど、ダイカスト専業メーカーとしては日本で初めて、6000tクラスのダイカストマシンの導入し、「ギガキャスト」に参入すると発表した。2025年3月から試作サービスを開始する。6月にトヨタ自動車もギガキャストへの取り組みを表明したばかりで、リョービの参入で、ギガキャスト導入への動きが本格化しそうだ。

静岡県菊川市の菊川工場の敷地内に専用工場を新設。3400㎡の敷地内に、鋳造工場と金型工場を設け、6000tクラスのダイカストマシンを導入する予定。金型については「いくつかの製造方法を精査検討中」(同社広報)としている。

製作する部品はボディやバッテリーケースなどの大型部品を想定している。部品を一体成形することで、二酸化炭素の削減やコストダウンを提案する。25年3月をめどに、試作品の提供を始める。

ギガキャストを巡って、6月にトヨタ自動車も導入を発表したばかり。海外ではテスラが先行しており、中国では1万2000tクラスのダイカストマシンも登場している。ただ、歩留まりの悪さや、大型の設備投資負担に加え、国内では道路交通法の制限で金型が移動させづらいなどの課題も挙げられている。

だが、それ以上に一体化によるコストメリットや環境負荷低減が期待されている。今回自動車メーカー、大手ダイカスターが相次いで発表したことで、ギガキャスト導入への動きが加速しそうだ。

金型新聞 2023年8月10日

関連記事

電極工程の自動化で9割のコスト削減に成功 キャノンモールド【特集:利益を生むDX】

DXの本質は利益を生み出すことにある。以降では、DXによって「売上げを上げて利益を生み出す」方法と「コストを下げて利益を生み出す」企業のそれぞれの取り組みを取材した。 電極の測定プログラム自動作成 精密プラスチック金型を…

双葉電子工業 モールドベースなど価格改定5月1日発注分から

双葉電子工業(千葉県茂原市、0475・24・1111)は4月7日、モールドベースやダイセット、金型内計測システムなどの生産器材全製品を5月1日発注分から価格改定することを発表した。改定幅は製品ごとに設定した。 輸送費、労…

ササヤマ 笹山勝社長に聞く コア業務に専念できる環境に【特集 攻める設備投資】

自動車のシートや骨格部品などのプレス金型を手掛けるササヤマは金型の競争力を高めるため、金型づくりのDXとベトナム子会社のデータ製作力の強化に取り組む。デジタル技術で金型づくりを効率化し、ベトナム子会社を同社グループのデー…

精工技研 24年3月期 売上高157億8500万円

EV金型・成形品が増加 精工技研(千葉県松戸市、047・311・5111)の2024年3月期売上高は、前年同期比3・1%減の157億8500万円だった。営業利益は24・3%減の10億5200万円。電気自動車(EV)部品向…

Sun Ai スモールスタートで自動化を促進 【特集:放電加工〜最新技術はこう使え〜】

電極・ワーク外段取り器プリセッター、1台で複数加工機に対応 昨今、国内の製造業は慢性的な人手不足に陥り、生産現場の自動化・省人化が不可欠になっている。しかし、高額な設備投資が課題となり、自動化が進んでいないのが現状だ。 …

トピックス

関連サイト