目次PART1:日本工業大学専門職大学院専任教授 小田恭市氏インタビューPART2:人材確保編PART3:人材確保編PART4:金型経営者に10の質問PART5:あの指導が成長につながったPART6:記者の目 PART1…
【特集:技能レス5大テーマ】1.加工プログラムの効率化
AIで自動作成
金型の加工プログラム作成は、熟練技能者の経験や知識に依存するケースが多い。金型づくりにおける長年の経験に基づくノウハウが必要とされる。しかしそれをAI(人工知能)で効率化し、経験の浅い技術者が経験者並みのプログラムを作成できるソフトが登場している。
C&Gシステムズの5軸加工CAD/CAM「CAM‐TOOL」の最新版は、AI技術のデータマイニング手法を使い、大量の工具や切削条件、被削材の材料物性値などを学習させることで、ユーザーが選んだ被削材や工具に対し、学習後の切削条件を自動で算出することができる。

また加工実績に基づくユーザー独自の切削条件をデータベースにフィードバックするため、機械学習で効率化した加工情報を蓄積できる。これにより切削条件を導き出すのに熟練技能者の知識や経験に頼らざるを得ない状況を解消することができる。
セイロジャパンの「NCBrain AICAM」は3つのソフトウェアを自動連携させて切削加工の軌跡を作成できる。「AICAM」でモデル形状を読み込んで軌跡を作成、「NCBrain」で加工条件に従って無駄な軌跡を削除するなど自動で最適化し、「VF」で解析し取り残しが無いかなどを確認する。
粗加工や仕上げ加工など加工工程に最適な径の工具も自動で選ぶ。さらに、加工機や被削材などの条件が変わった場合も設定に従い自動で最適化し、最適な加工軌跡を作成できる。これまで加工プラン作成、軌跡の作成、シミュレーションなど複数の作業が必要だったが、それらを1回で完結できる。
金型新聞 2024年7月10日
関連記事
CNCマシン接続の機能追加 CGTech(東京都豊島区、03・5911・4688)はこのほど、NCマシンシミュレーション「べリカット」の新版V9・4をリリースした。V9・3から導入された「CNCマシン接続」の機能追加や工…
自律走行できる搬送システム DMG森精機は加工ワークの搬送や着脱など工場内の物流搬送を自動化し、工場全体のデジタル化を実現する次世代搬送システム「WH‐AGV5」の販売を開始した。 自社開発の無軌道型AGVと人協働ロボッ…
課題多き働き方改革 働き方改革関連法案の施行から4年。金型業界でも労働時間短縮や生産性の向上など、働き方改革は進んでいるのか。現状を調べるため、本紙ではアンケートを実施した。調査からは、改革には前向きに取り組んでいるもの…
マイクロボール工具で加工 レンズ金型を手掛けるワークス(福岡県遠賀町、093-291-1778)はガラス製両面マイクロレンズアレイ(MLA)の金型を開発した。独自の微細なナノ多結晶ダイヤモンド(NPD)工具による加工技術…
