金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

JANUARY

11

新聞購読のお申込み

【特集:技能レス5大テーマ】1.加工プログラムの効率化

AIで自動作成

金型の加工プログラム作成は、熟練技能者の経験や知識に依存するケースが多い。金型づくりにおける長年の経験に基づくノウハウが必要とされる。しかしそれをAI(人工知能)で効率化し、経験の浅い技術者が経験者並みのプログラムを作成できるソフトが登場している。

C&Gシステムズの5軸加工CAD/CAM「CAM‐TOOL」の最新版は、AI技術のデータマイニング手法を使い、大量の工具や切削条件、被削材の材料物性値などを学習させることで、ユーザーが選んだ被削材や工具に対し、学習後の切削条件を自動で算出することができる。

「NCBrain AICAM」3つのソフトで加工軌跡を自動作成する

また加工実績に基づくユーザー独自の切削条件をデータベースにフィードバックするため、機械学習で効率化した加工情報を蓄積できる。これにより切削条件を導き出すのに熟練技能者の知識や経験に頼らざるを得ない状況を解消することができる。

セイロジャパンの「NCBrain AICAM」は3つのソフトウェアを自動連携させて切削加工の軌跡を作成できる。「AICAM」でモデル形状を読み込んで軌跡を作成、「NCBrain」で加工条件に従って無駄な軌跡を削除するなど自動で最適化し、「VF」で解析し取り残しが無いかなどを確認する。

粗加工や仕上げ加工など加工工程に最適な径の工具も自動で選ぶ。さらに、加工機や被削材などの条件が変わった場合も設定に従い自動で最適化し、最適な加工軌跡を作成できる。これまで加工プラン作成、軌跡の作成、シミュレーションなど複数の作業が必要だったが、それらを1回で完結できる。

金型新聞 2024年7月10日

関連記事

2年に1度の専門展「2022日本ダイカスト展示会」開幕 見どころをピックアップ

ダイカスト関連技術が一堂に会する「2022日本ダイカスト会議・展示会(j-dec2022)」が11月10日から12日までの3日間、パシフィコ横浜(横浜市西区)で開催される。主催は日本ダイカスト協会。展示会にはダイカストマ…

牧野フライス製作所 長い切りくずを分断する独自技術「GIブレーカ」開発

牧野フライス製作所はこのほど、穴加工などで発生する長い切りくずを分断できる独自技術「GIブレーカ」を開発し、販売を開始した。既存機への後付けが可能で、穴加工でのトラブルを防止し、生産性向上や環境負荷低減を提案する。 深い…

精密、高精度 ニーズに応える型材・部品特集

 超精密、高精度、短納期、長寿命化—。こうした高度化する金型へのニーズに対応するには、あらゆる加工技術や素材技術が必要だ。中でも、鏡面性が得られるのか、離型性が高いのか、長寿命化が図れるのかなど、金型の本質的な機能に直結…

プラモール精工 ガスベント製品を発売、従来比2倍の排気能力

プラスチック金型やガスベント部品などを手掛けるプラモール精工(宮城県富谷市、022・348・1250)は、「スーパーガストース 入れ子タイプ」を発売した。同製品は、プラスチック射出成形時のガスベントで使用される部品だ。 …

自動で5軸の干渉回避
C&Gシステムズ

キャムツールの新版  C&Gシステムズは4月、効率的な干渉回避を自動で算出するなど、同時5軸加工に対応する機能を盛り込んだ「CAM‐TOOL(キャムツール)」の新版「V15・1」を発売した。  今回追加した「同…

トピックス

関連サイト