金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

FEBRUARY

08

新聞購読のお申込み

【特集:技能レス5大テーマ】1.加工プログラムの効率化

AIで自動作成

金型の加工プログラム作成は、熟練技能者の経験や知識に依存するケースが多い。金型づくりにおける長年の経験に基づくノウハウが必要とされる。しかしそれをAI(人工知能)で効率化し、経験の浅い技術者が経験者並みのプログラムを作成できるソフトが登場している。

C&Gシステムズの5軸加工CAD/CAM「CAM‐TOOL」の最新版は、AI技術のデータマイニング手法を使い、大量の工具や切削条件、被削材の材料物性値などを学習させることで、ユーザーが選んだ被削材や工具に対し、学習後の切削条件を自動で算出することができる。

「NCBrain AICAM」3つのソフトで加工軌跡を自動作成する

また加工実績に基づくユーザー独自の切削条件をデータベースにフィードバックするため、機械学習で効率化した加工情報を蓄積できる。これにより切削条件を導き出すのに熟練技能者の知識や経験に頼らざるを得ない状況を解消することができる。

セイロジャパンの「NCBrain AICAM」は3つのソフトウェアを自動連携させて切削加工の軌跡を作成できる。「AICAM」でモデル形状を読み込んで軌跡を作成、「NCBrain」で加工条件に従って無駄な軌跡を削除するなど自動で最適化し、「VF」で解析し取り残しが無いかなどを確認する。

粗加工や仕上げ加工など加工工程に最適な径の工具も自動で選ぶ。さらに、加工機や被削材などの条件が変わった場合も設定に従い自動で最適化し、最適な加工軌跡を作成できる。これまで加工プラン作成、軌跡の作成、シミュレーションなど複数の作業が必要だったが、それらを1回で完結できる。

金型新聞 2024年7月10日

関連記事

デジタル活用し設備全体をCAE解析する【変わるトヨタの型づくり】

PART1:デジタル活用 精密金型の生産性を向上 トヨタ自動車が型造りで注力する取り組みの一つがデジタル活用だ。精密部品向けの金型を手掛けるモノづくりエンジニアリング部では、デジタルデータを活用することによって、金型だけ…

イイダモールド 樹脂製梱包装置を開発

輸送コストを大幅削減  樹脂射出成形用金型などを手掛けるイイダモールド(茨城県筑西市、0296-22-7256)はこのほど、金型などの重量物を輸送する新しい梱包装置「ファストキャリー」を自社で開発し、発売した。木枠が不要…

藤木孝弘専務に聞く 新中期計画のもう一つの目的 【ササヤマ challenge!Next50

「SAIMS247」の推進役、藤木孝弘専務はその目的の一つに「次の50年を担う人材の育成」があるという。自らの体験を振り返りつつ、思いを語ってもらった。 金型の魅力をもっと社員に知って欲しい SAIMS247のもう一つの…

【特集】金型企業年金新制度へ 3氏に聞く、新制度の背景とメリット〜「経営」と「社員の人生」支える仕組み〜

【特集】金型企業年金新制度へ 3氏に聞く、新制度の背景とメリット〜「経営」と「社員の人生」支える仕組み〜

掛け金率選択制に 税控除など利点大きく 社員の第2の人生豊かに 日本金型工業厚生年金基金は昨年11月2日、いったん解散し「日本金型工業企業年金基金」として生まれ変わった。高い予定利率などの旧制度の課題を解決するとともに、…

シー・アイ・エム総合研究所 個別受注生産向け管理システムをリリース

専任管理者が不要 シー・アイ・エム総合研究所(東京都目黒区、03・5745・1181)はこのほど、個別受注生産向けプロジェクト管理システム「Dr.工程Navi」をリリースした。同製品は、大日程とイベントのみで計画の立案が…

トピックス

関連サイト