金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

NOVEMBER

20

新聞購読のお申込み

ソディック 精密金属3Dプリンタ刷新

粉末交換2時間以内

ソディックは造形と切削が1台で行える精密金属3Dプリンタ「OPM250L」を刷新する。独自機能を搭載し、複数粉末への対応や、材料交換の簡素化による稼働率向上、状態監視による造形不良の防止が可能。デュアルレーザーなどオプション機能も充実させた。オープン価格で11月から発売する。

新開発した「OPM250L+(プラス)」は、同社の金属3Dプリンタ「LPM325S」に搭載している金属粉末の供給・回収・ふるいを自動で行うユニット「MRS」を新たに採用。チタンやアルミなど異なる材料に対応できるほか、材料ごとにMRSを付け替えることで、2時間以内での材料交換を実現する。

集積物の除去・清掃用のヒュームコレクタも自社開発した。回収能力を大幅に向上し、集積物を溜まりにくくする仕組みを構築。メンテナンス頻度も約半分に減ったことで、生産性向上にも貢献する。ほかに「造形モニタリング機能」を採用。造形不良の要因をモニタリングすることで、造形不良を未然に防止する。

オプション機能も拡充させた。高速加工に対応するため、レーザー発振器を2台持つデュアルレーザーもそろえたほか、作業者への金属粉末暴露を抑える機能や、少量の材料で多品種の試験造形ができる機能もオプションで選べるようにした。

金型新聞 2024年9月10日

関連記事

IoT、AI 活用広がる    JIMTOF総集編

IoT、AI 活用広がる JIMTOF総集編

11月1日から6日間、東京ビッグサイト開かれた「日本国際工作機械見本市(JIMTOF2018)」。最新の加工技術に加え、IoT(モノのインターネット)や人工知能(AI)の活用など、ものづくりの未来を提示した。こうした最新…

ニコン 金型補修・肉盛り溶接工程の自動化、金属3Dプリンタで微細な肉盛

ニコン(東京都品川区、德成旨亮社長、03・3773・1111)が、金属3Ⅾプリンタを活用した金型補修の自動化を提案している。これまでの金属3Ⅾプリンタでは難しかった微細な補修に対応可能。少子高齢化により深刻化する熟練技能…

エムエスパートナーズ 電源不要、無線で金型管理

ショット数、温度、位置情報を把握 輸入商社のエムエスパートナーズ(東京都中央区、090・8889・1428)は、ITOFROM社(韓国)の電源不要な金型専用無線デジタルカウンター「ShotLine(ショットライン)」の販…

究極の振れ精度を実現
大昭和精機

油圧チャック式ホルダ「ハイドロチャック」 現場の課題  エンドミル、バニシングドリル・リーマ等の性能をフルに活かす高精度ミーリングチャックホルダが欲しい。 提案・効果  加工における振れ精度、操作性全てを網羅する高精度油…

精密、高精度 ニーズに応える型材・部品特集

 超精密、高精度、短納期、長寿命化—。こうした高度化する金型へのニーズに対応するには、あらゆる加工技術や素材技術が必要だ。中でも、鏡面性が得られるのか、離型性が高いのか、長寿命化が図れるのかなど、金型の本質的な機能に直結…

トピックス

関連サイト