ニコン(東京都品川区、德成旨亮社長、03・3773・1111)が、金属3Ⅾプリンタを活用した金型補修の自動化を提案している。これまでの金属3Ⅾプリンタでは難しかった微細な補修に対応可能。少子高齢化により深刻化する熟練技能…
ミスミグループ本社 製造業マーケットプレイス開設
ユーザーと加工会社をAIでつなぐ
ミスミグループ本社はこのほど、ユーザーと部品加工メーカーを人工知能(AI)でマッチングする製造業向けのマーケットプレイスを開設した。オンライン部品調達の「Meviy(メビー)」だけでは対応しきれなかった部品加工の領域をカバーする。ユーザーにとっては協力先を探す手間を減らせるほか、部品加工メーカーも営業せずに受注機会が増えるなどのメリットがある。
開設したのは「Meviyマーケットプレイス」で、メビーの追加機能として実装する。メビーは部品の3Dデータをアップロードすれば、AIが即時見積りし、最短1日で部品を発送するオンライン機械部品調達サービス。板金や切削、溶接部品などに対応しており、顧客数は17万ユーザー、アップロード件数は累計で3000万件を超えている。

しかし「ユーザーからはメビーで対応できない『3Dプリンタや射出部品などが欲しい』などの声が上がってた」(Meviy推進本部の浅野智弘チーフディレクター)。部品加工メーカーに出店してもらうマーケットプレイスの機能を追加することで、こうしたメビーではカバーしきれなかった部品加工にも対応する。
ユーザーはメビーマーケットプレイスに3D図面データや欲しい部品の条件をアップロードすると、AIが最適な部品加工メーカーを3社に絞り表示する。その3社に対して見積もりが出せる。足りない用件などを打ち合わせるために、チャット機能を設けるなど、デジタルのみで完結できるようにした。
同社によると、ユーザーは新規で協力先を探し、取引を開始するまで480時間を要しているという。特に大手では口座開設の手間なども少なくない。メビーのIDがあれば新たな口座開設も不要で、すぐ始められるので、「新規の協力先を開拓にかかる時間を99%削減できる」(浅野氏)という。
現在、マーケットプレイスに参加する部品加工メーカーは約100社。切削、板金、3Dプリンタ部品、射出部品などに対応している。今後は製缶や架台、鋳造部品や増やしていく予定。どんな加工メーカーでも参加できるわけではなく、サービス品質を安定させるため「一定基準を設けている」(浅野氏)と言う。
パートナー企業にもメリットは大きい。品質保証と、成約時に一定の手数料をミスミに支払う必要はあるが、見積りはユーザーと直接やり取りするので、自社のコスト構造に合った見積りを提示できる。すでに参加している部品加工メーカーによると、「積極的に営業をしなくても、受注精度の高い見積り機会が得られる」、「(図面や必要な情報をもらえるので)見積りの業務を減らせる」と言った声が上がっているという。
金型新聞 2024年10月10日
関連記事
ミスミグループ本社(東京都文京区、03-5805-7050)はこのほど、金型冷却用継手の10個入りパックを発売した。通常標準単価に比べ、1本当たり最大25~30%のコストダウンが可能。1本当たりの単価は120円(税別)か…
ジェイテクトのグループ会社であるジェイテクトファインテック(栃木県宇都宮市)は培ってきた高精度な金型加工技術を活かし、高炭素鋼(SUJ2材)やステンレス材(SUS材)など難加工材に対応する高精度な精密せん断加工技術を確立…
アンダーカットで新工法 トヨタ自動車は独自の金型構造を採用した新たなアンダーカットの処理方法を開発した。これまでに比べて高い意匠面が得られるほか、設計時間の短縮や、金型の保全の手間削減にもつながる。この機構は特許も取得…
35%の生産性向上を実現 三菱電機は昨年12月5日、AI技術で自動的に最適な制御ができる形彫放電加工機「SGシリーズ」を発売した。IoTを活用し、加工状態をリアルタイムで把握、分析することで、従来機に比べ、最大35%の…


