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かながた小町 オーエスジーで工場見学会

管理のデジタル技術やオフィス環境を学ぶ

「女性もいきいきと活躍する金型業界」をテーマに発足した日本金型工業会・分科会の『かながた小町』はオーエスジーのNEO新城工場で工場見学会を行い、分科会メンバーや工業会会員・非会員など17人が参加し、ハイスや超硬ドリルの生産現場やデジタル化を進めた生産管理、フリーアドレス化したオフィス環境やカフェテリアなど最新の働く現場を学んだ。

「春頃、社員を連れてオーエスジーさんの見学会に来たのがきっかけ。貴重な時間を頂いているので何か1つ学んで会社に持ち帰ってほしい」と挨拶したのは分科会会長を務める名古屋精密金型の渡邊祐子社長。NEO新城工場は2020年に完成し、敷地面積11万2000㎡を誇り、超硬ドリル、タップ、ハイスドリル、エンドミルなど月産70万本を生産。『Zero‐One Factory』を合言葉に標準品から特殊品まで超多品種少量生産を実現。2年前から専門部署を設け、『デジタル化を推進した工場』としてDX化を図り、ペーパーレス化、生産管理ツール・スケジューラの導入、工程別機械稼働率の可視化など見える化を進めてきた。

オフィスはフリーアドレス化、ブレインストーミングエリアなど快適な空間を整備し、カフェテリア(食堂)は解放感のある広い空間で月1回の『ごほうびランチ』イベントを設け、からあげ食べ放題など社員のモチベーションを高める工夫を凝らしており、参加者からも驚きの声が上がった。

さらに、地元の豊川市で金属加工を手掛ける山本製作所の田中倫子社長も参戦。同社は製造業だけでなく多角化を進め、社会介護デイサービスやスタートアップ支援なども行う。田中社長は「地元のモノづくりと連携し、製造業から創造業を目指したい」と一般消費者向け製品開発も進めており、意見交換会で参加者とも交流を育んだ。オーエスジー・東海エリア長の橋本昌義氏は「これだけ大勢の女性のお客様をお迎えするのは初めて。楽しんでもらいつつ、良い交流の場になったのでは」と見学会を締めくくった。

金型新聞 2024年11月10日

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