金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

DECEMBER

16

新聞購読のお申込み

ルッドスパンセットジャパン オックスルッドの吊り具販売

長さやスペック自在に

ルッドスパンセットジャパン(大阪市西区、06・6536・8807)は、オックスルッドリフティングソリューションズ社(スペイン)の吊り天秤の販売を始めた。用途に合わせて長さやスペックを柔軟に変更できるのが特長で、現在取り扱うフックやチェーンなどと組み合わせて金型やコイル材向けの吊り具をトータル提案していく。

新たに販売を開始したのは、「スプレッタビーム」と「エコビーム」。スプレッタビームは数種類あるユニットを組み合わせて用途にマッチする長さ(最小0・5~最大36m)に調整できる。コーナーユニットとつなげてスクエアフレームを作ったり、伸縮ユニットを追加し長さを自在に調整したりすることもできる。

エコビーム

エコビームはスペックをカスタマイズできるHビーム。一点吊りや二点吊り用のプレートやスタンド、フォークリフトポケットなどのアクセサリを取り付けて、使い方に合うスペックにできる。改造や点検、アクセサリの交換が容易で新規投資や交換のコストや手間を抑えられる。

ルッドスパンセットジャパンは、ルッド社(独)のフックやチェーン、リフティングポイントをはじめ、スパンセット社(独)の繊維スリング、エレビア社(スペイン)のフックなど海外の吊り具を輸入販売している。ただ、吊り天秤の取り扱いは、特注品はあるものの標準品は無かった。

スプレッタビーム

ルッドスパンセットジャパンによると、自動車部品のプレス金型など大型重量物の工場内搬送で作業の安全性を高めるため、フックやチェーン、吊り天秤などの吊り具をトータルで提案して欲しいというニーズが増えているという。取扱商品にオックスルッド社の吊り天秤を加えることで、そうした需要に応えられるようにする。

オックスルッド社は2024年7月、CFB社(スペイン)が吊り天秤事業(オックスブランド)を分離し、ルッド社と共同出資で設立。両社の販売ネットワークを通じ、世界で順次、拡販を進めている。

金型新聞WEB限定

関連記事

レゾナック 大型外装部品に発泡成形技術を適用し、30%以上の軽量化を実現

レゾナック(東京都港区、髙橋秀仁社長CEO)は、独自の発泡成形技術を用いて、自動車の後部に配置されるバックドア用『アウターパネル』の試作品を開発した。現在同社が手掛ける外装発泡成形品では最大の大きさ。従来のソリッド成形品…

【特集:2024年 金型加工技術5大ニュース】1.大型加工

ギガキャストで需要広がる 大型ダイカストマシンで自動車の構造部品を一体鋳造する「ギガキャスト」が注目を集めている。国内のダイカストマシンメーカーは型締力9000tのマシンを開発。海外では1万3000tで試作が行われるなど…

高精度な金型加工に不可欠 ツール測定・管理

高精度に金型を加工するために不可欠なツールの測定や管理は従来、熟練技能者によって行われてきた。しかし人手不足や生産性向上を背景に、製造現場の自動化ニーズは高まっておりロボットを活用したツールプリセッタや機上測定などが登場…

部品調達の効率を向上
ミスミ

meviy(メヴィー) ミスミの公式製品紹介・お問い合わせは、こちらから 現場の課題  2020年4月から働き方改革関連法の時間外労働規制のルールが中小企業に対しても適用されるようになり、各社対応に迫られている。生産性向…

テクノア TECHSシリーズ3800社が導入

 テクノア(岐阜県岐阜市、058-273-1445)は中小企業向けの個別受注型や多品種少量型に特化した生産管理システム「TECHSシリーズ」の導入実績が3800社に達成したと発表した。同シリーズは1994年の発売以降、金…

トピックス

関連サイト