自動車の電動化などによって、金属箔、樹脂フィルムへの穴あけ加工のニーズが増している。今後、量産化を実現していくためには、より高速に加工できる技術が求められている。レーザ開発ベンチャー企業のワイヤードは、金型レスによる金属…
ルッドスパンセットジャパン オックスルッドの吊り具販売
長さやスペック自在に
ルッドスパンセットジャパン(大阪市西区、06・6536・8807)は、オックスルッドリフティングソリューションズ社(スペイン)の吊り天秤の販売を始めた。用途に合わせて長さやスペックを柔軟に変更できるのが特長で、現在取り扱うフックやチェーンなどと組み合わせて金型やコイル材向けの吊り具をトータル提案していく。
新たに販売を開始したのは、「スプレッタビーム」と「エコビーム」。スプレッタビームは数種類あるユニットを組み合わせて用途にマッチする長さ(最小0・5~最大36m)に調整できる。コーナーユニットとつなげてスクエアフレームを作ったり、伸縮ユニットを追加し長さを自在に調整したりすることもできる。

エコビームはスペックをカスタマイズできるHビーム。一点吊りや二点吊り用のプレートやスタンド、フォークリフトポケットなどのアクセサリを取り付けて、使い方に合うスペックにできる。改造や点検、アクセサリの交換が容易で新規投資や交換のコストや手間を抑えられる。
ルッドスパンセットジャパンは、ルッド社(独)のフックやチェーン、リフティングポイントをはじめ、スパンセット社(独)の繊維スリング、エレビア社(スペイン)のフックなど海外の吊り具を輸入販売している。ただ、吊り天秤の取り扱いは、特注品はあるものの標準品は無かった。

ルッドスパンセットジャパンによると、自動車部品のプレス金型など大型重量物の工場内搬送で作業の安全性を高めるため、フックやチェーン、吊り天秤などの吊り具をトータルで提案して欲しいというニーズが増えているという。取扱商品にオックスルッド社の吊り天秤を加えることで、そうした需要に応えられるようにする。
オックスルッド社は2024年7月、CFB社(スペイン)が吊り天秤事業(オックスブランド)を分離し、ルッド社と共同出資で設立。両社の販売ネットワークを通じ、世界で順次、拡販を進めている。
金型新聞WEB限定
関連記事
人手不足が叫ばれる昨今において、現場における新人教育を効率化し、技能伝承を推進させるデジタルサービスが数多く登場している。技能伝承のみならず教育プロセスの省人化・DX化に貢献し、現場全体の生産性も向上させる各社の製品を紹…
リードタイム短縮・ 操作性や剛性を向上 OKK(兵庫県伊丹市、072-782-5121)は主力の立型マシニングセンタ「VMRシリーズ」をモデルチェンジした。モジュール(機械構成要素)として生産できるように設計レベルから見…
道工技センターと共同研究 パンチ工業(東京都品川区、03-6893-8007)が、金型用粉末合金の開発に取り組み始めた。今年6月、北海道立工業技術センター(道工技センター、北海道函館市)と共同研究契約を締結。同センター…
ダイカスト金型メーカーの日本精機(名古屋市守山区、052・736・0611)とソディックは技術提携し、ダイカスト金型向けの大型金属3Dプリンタを共同で開発する。金型向けの金属3Dプリンタを手掛けるソディックと、プリンタで…