金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

AUGUST

24

新聞購読のお申込み

MEISEI、協立化成 植物由来のプラ製品

プラスチック金型メーカーのMEISEI(旧名古屋精密金型、愛知県知多郡東浦町、0562・84・7600)は10月30日~11月1日の3日間、ポートメッセなごやで開催された「メッセナゴヤ2024」のサーキュラーエコノミーあいちブースで、プラスチック製の家庭用製品を手掛ける協立化成(愛知県あま市、052・444・3453)と共同で出展。植物由来のプラスチックで製作したタンブラーやコップ、器など食器類に加え、ペットボトルのキャップを再利用したキーホルダーを披露し、環境問題で取り上げられることが多いプラスチックの新たな可能性を示した。

メッセナゴヤ2024に共同出展した

MEISEIは昨年、『廃棄農作物×プラスチック』をテーマに、地元の名産であるブドウの中で廃棄される摘果ブドウと生分解性樹脂「PLA樹脂」を活用したタンブラーを製作するなどSDGsへの取り組みを強化。直近は日常で廃棄されるペットボトルのキャップに着目。キャップを破砕し、自社製の簡易射出成形機でキーホルダー作りに活用と、材料の再利用で新たな価値を生み出す。石油由来であるプラスチックは枯渇資源やマイクロプラスチックなどの環境問題に問われているが、渡邊祐子社長は「プラスチックは接着剤の役割があり、食物繊維と組み合わせた生分解性プラスチックであれば土に帰すことができ、キャップも再利用することで循環型社会につながる」と話し、新しい技術やアイデアで可能性は広がると説く。同社は工場でワークショップも開催。地域の子供たちや保護者にモノづくり体験を通じてプラスチックの良さを伝える。

こうした新たな可能性は様々な企業との連携へ広がりを見せる。キッチン雑貨やアイデア家庭用品を製造販売する協立化成は、顧客から生分解性プラスチックを活用した製品が作りたいと依頼されるものの、金型費が高価で実現に苦慮していた。そこで、MEISEIとコラボし、古い金型の入れ子だけを新品にするカセット金型方式を採用。金型費を抑えるだけでなく、倉庫に眠っていた金型の利活用で循環型社会に貢献できることを示す。宇佐美うつみCOOは「金型メーカーとコラボすることで知り得なかった金型の知識や解決方法が見つかる。古い金型をリユースできれば、ものづくりの中で、材料や金型も循環型社会の一翼を担える」と語る。ブースでは摘果ブドウほか、非食用の米由来であるバイオマスプラスチック(ライスレジン)を使ったコップや器、計量スプーンといった食器類を披露。プラスチックの未来に来場者も関心を寄せていた。

金型新聞 2025年1月10日

 

 

関連記事

冷間鍛造で新市場開拓
ニチダイ

電池ケースなど視野  冷間鍛造金型などを手掛けるニチダイは独自の鍛造技術を駆使して新たな市場の開拓に乗り出す。まずは、電気自動車などで脚光を浴びる電池ケースやバッテリー市場向けに鍛造技術を応用して、ケースの強度向上や生産…

CAMエンジニア不足を解消
セイロジャパン

NCBrainAICAM セイロジャパンの公式製品紹介・お問い合わせは、こちらから 現場の課題  人手不足が深刻化し、CAMエンジニアの不足にもつながっている。さらに、働き方改革などによって労働時間が短くなり、エンジニア…

中小製造業をマッチング
ファクトリーエージェント

クラウドサービスを開始  ファクトリーエージェント(東京都中央区)は、製造業マッチングクラウドサービスの提供を7月から本格開始したとオンライン発表した。  同社は、ジェイテクトの100%出資子会社・ジェイテクトFAとして…

キャプテンインダストリーズ 金型の点測定に特化

機上計測ソフトウエア キャプテンインダストリーズ(東京都江戸川区、03-5674-1161)はこのほど、金型の点測定に特化した機上計測ソフトウエア「NCメジャー3軸」(写真)を発売した。買取(税別48万4500円)とサブ…

セイロジャパン 3次元CAD/CAMに新機能

セイロジャパン(埼玉県春日部市、048・739・4332)はこのほど、3次元CAD/CAMシステム「Cimatron(シマトロン)」の新バージョン「2026」を発売した。新機能の追加、改善により、設計業務のさらなる効率化…

トピックス

関連サイト