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新明和工業 成膜&研磨で金型を長寿命化
最短2時間で研磨
多結晶ダイヤモンドのコーティング装置を手掛ける新明和工業(兵庫県宝塚市、0798・54・2156)は、コーティング後の研磨技術の開発にも注力している。これまで時間がかかっていた鏡面仕上げを最短2時間でできる。小型の超硬合金の金型への適用を想定する。成膜装置と研磨技術の両方を提供し、金型分野へ販路拡大を目指す。
同社が提供するダイヤモンドコーティング装置では、多結晶ダイヤモンドを金型に均一に成膜できる。ただコーティング後は表面が粗くなるため研磨して滑らかにする必要があるが、従来の研磨方法では鏡面になるまで3日ほどかかっていたという。そこで同社は薬液中で電気分解を利用して研磨する独自手法を開発(特許取得済)。最短2時間での鏡面仕上げを実現した。

メカトロ本部技術部の岡本浩一部長は「当社の研磨は曲面部分も磨きやすく、金型の細かい箇所も上手く磨ける」と話す。
ダイヤモンドコ―ティングは電池など小型部品を作るための超硬合金の金型への適用を想定する。研磨技術だけの提供はせず、装置購入時に希望がある場合はセットで供給する形だ。
金型にDLCコーティングを被膜する場合、超硬合金に限らず水素フリーのDLCコーティングを行うケースが多く、コーティング後も表面が滑らかなので研磨する必要がなかった。ダイヤモンドコーティングの場合、研磨は必要だが耐久性が15倍以上になるので金型の長寿命化や交換頻度の低減につながり、コスト削減や業務効率化を実現できる。
現在ダイヤモンドコ―ティングは大きな金型に対応できないため、今後はアルミ缶サイズなど大きめの金型にも対応させていく方針だ。研磨の精度向上や時間短縮などコスト低減にも力を入れる。「コーティングが対応可能な金型は限定されているが、当社にはテスト装置もあるので導入検討時にはぜひとも相談してほしい」。(岡本浩一部長)。
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