サーボプレスや工場公開 放電精密加工研究所(横浜市港北区、045・277・0330)は9月22日、大和事業所(神奈川県大和市)でプライベートショーを開いた。プレス加工機やプレス部品の量産、金型などを手掛ける産業機械事業部…
トヨタ自動車 部品メーカーへの金型費一括払いに
供給網の競争力向上へ
トヨタ自動車は7月から、部品メーカーに分割で支払っていた金型費用を一括支払いに切り替えた。部品メーカーが金型の製作に必要な費用を先行して負担しなくてもいいようにする。部品のサプライチェーンの資金繰りの改善につなげ、競争力向上を図る。
自動車メーカーやティア1はプレスやプラスチック部品メーカーに金型費を支払う際、部品の費用に上乗せすることが多い。
ティア1と取引するプレス部品メーカーは、「金型費は、部品の生産が続く24カ月で月々の分割で支払われることが多い」。例えば1200万円の金型は毎月50万円(1200万円÷24カ月)が支払われる。
金型は部品量産に先行して製作するため部品メーカーにとってそのコスト負担は大きい。金型を内製するプレス部品メーカーは、「一括で支払ってもらえるようになると資金繰りがしやすくなる」と期待する。
その一方で、部品メーカーと金型メーカーとの取引では一括支払いが一般的だ。ただ、「検収後90日後の手形支払いといったこともあり、現金化に半年近く要する場合もある」(プラスチック金型メーカー)という。
金型メーカーへの支払い条件改善にも
部品メーカーから金型メーカーへの支払い条件が改善されない原因のひとつに、長年の商慣習に加え、部品メーカーの資金繰りが良くないことがある。
トヨタ自動車が一括支払いにしたことで、トヨタ自動車と取引する部品メーカーも部品や金型メーカーへの支払いを一括に変更することが期待されている。この動きが広がり、部品メーカーの資金繰りが改善すれば、金型メーカーへの支払い条件改善につながる。
日本金型工業会の山中雅仁会長(ヤマナカゴーキン社長)は、「部品メーカーのキャッシュフローが改善し、金型取引の改善につながる可能性があるので歓迎したい」。
ただ、「金型は手形や検収後の支払いが多く資金繰りを圧迫している。工業会は手形撤廃と納品時の即時支払いをしてもらえるように働きかけていく。世界的な潮流となりつつある前払いも訴えていきたい」。
金型しんぶん2025年8月10日号
関連記事
「自動車に使用される駆動用モータコアの大型化や高精度化が強まり、金型メーカーには加工から組立まで熟練した技能が求められている」とは大垣精工の松尾幸雄社長。順送精密プレス金型及び加工で知られる同社は、モータコア金型の需要を…
全てが一品物の自動車用プラスチック金型は、工程管理の最難関と言われる。最新鋭のCAD/CAMシステム、多種多様な工作機械など豊富な設備に加え、それを操作する若き金型エンジニア、腕の立つ職人が不可欠で、さらなる生産性向上を…
ツバメックス(新潟市西区、025-375-4945)はこのほど、4日1日付けで多田羅晋由氏が社長に就任する人事を発表した。山村福雄前社長は3月31日付けで辞任した。 多田羅氏は、1959年生まれ、大阪府出身。82年サンス…
自動化・省人化を促進 自動車部品の各種金型や試作部品を手掛けているアイジーエヴァース(愛知県刈谷市、0566・21・3287)は、刈谷市の半城土町に新本社工場を新築移転した。省人化・自動化を図る最新鋭の同時5軸加工機やパ…
