金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

MAY

25

新聞購読のお申込み

南武 油圧シリンダの供給強化

インドに新工場、28年の稼働目指す

金型用の中子抜き油圧シリンダを手掛ける南武(横浜市金沢区、045・791・6161)はインドに進出する。昨年11月末にインド北部に工場用地を取得し、2028年の本格稼働を目指し、工場を新設する。ダイカスト部品の需要が拡大するインドでダイカスト金型向けの油圧シリンダを短納期で供給するほか、アフターサービスの強化につなげる。

インド北部のハリヤナ州ジャッジャール市の工業団地に、5490㎡の土地を購入した。土地や建物、設備などを含め、約10億円を投資する。新工場では標準品の中子抜きの油圧シリンダを生産するほか、メンテナンスに対応できる体制を構築する。

2025年11月末に行った土地契約の調印式

南武は02年からインドに油圧シリンダを輸出しており、すでに現地企業を含めて50社超の顧客を持つ。09年からはタイの製造拠点から輸出に切り替えて対応してきた。

近年はスズキが自動車の現地生産を増やしたり、インドの部品メーカーが生産を強化したりするなどダイカスト部品の需要が急拡大している。それを受け、24年にはインド南部のチェンナイ市に在庫販売拠点を設立。昨年末から、タイから売れ筋製品の在庫を輸入し、インド中南部の顧客に供給してきた。「在庫販売だけでは追いつかないくらい需要が大きくなっており、現地生産が必要だと判断した」(野村伯英社長)。

今後について、野村社長は「まずは標準品から生産する。近い将来、特殊仕様の製品やメッキを内製化することで、納期の短縮やサービス向上につなげる。10年後にインドでの売上高を8億円にまで引き上げたい」としている。

金型しんぶん2026年1月10日号

関連記事

サンユー技研工業 ブロー金型メーカーを買収

内製能力向上でコスト削減 ダイカスト金型メーカーのサンユー技研工業(三重県津市、059・254・2200)は6月末、ブロー成形金型を手掛けるオーム技研工業(千葉県白井市、047・4914858)を買収した。買収額は非公開…

サブスク、クラウドで手軽にシミュレーション【特集:シミュレーションの使い方再発見!!】

インターネットなどのネットワークを経由してソフトを提供する「SaaS(サース)」。ファイル共有サービスやビジネスチャットツールなど、さまざまなソフトで普及が進む中、金型設計などで活用するシミュレーションソフトでもクラウド…

ものレボ TProjectと提携し「TULIP」の販売代理店に

製造現場の業務支援・改善プラットフォーム「TULIP」を販売するT Project(東京都江東区)と中小製造業のデジタル化を推進する工程管理SaaS「ものレボ」を提供するものレボ(京都市中京区)は業務提携し、ものレボが「…

ヨロズエンジニアリング 26年度までに金型生産リードタイム50%減目指す

サスペンションなどの自動車用プレス金型や生産設備などを手掛けるヨロズエンジニアリング(山形県東田川郡)は、2026年度までに金型生産のリードタイムを50%減(24年度比)にする取り組みを進めている。同社の24年度の金型生…

精工技研 中期経営計画 27年3月期に売上250億円

生産能力を増強 精工技研(千葉県松戸市、047-311-5111)は5月17日、2027年3月期を最終年度とする5カ年の中期経営計画を発表した。27年3月期に売上高250億円(22年3月期比54.4%増)を目指すと発表し…

トピックス

関連サイト