金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

JULY

26

新聞購読のお申込み

新栄HD 8月に経営者育成塾を開講

人を動かすリーダーを育てる

プレス加工・金型製作を手掛ける新栄ホールディングス(東京都中央区、中村新一社長、以下「新栄HD)は、経営者育成塾(中村塾)を8月から開講する。答えのない問いに向き合い、自分で考える能力を伸ばすことで、人を動かすリーダーを育てるのが目的だ。

中村社長は経営能力について、定量・定型・定性の3つを定義する。中村塾で特に教えたいのが定性的な能力だという。「決算書から会社の課題を分析し、解決するための仕組みを考えるといった能力は定量・定型の領域だ。しかし、この2つの能力が優れているだけでは、人を動かすことはできない」(中村社長)。

優れた戦略や仕組みを作ったとしても、実行できなければ、絵にかいた餅となる。実行する上で、重要となるのが従業員のモチベーションを上げ、目標に向かわせることだ。そこで、必要になるのが定性的な能力だと中村社長は考える。「わくわくしたり、未来を感じたりすることを発信することで、人はついてくる。また、個々に合った最適なコミュニケーションを取ることで、従業員は自発的に動く。このような数値化できない定性的な能力が経営者に一番必要だが、教えてくれる場所がない。そのため、自分で塾を開くことにした」。

中村社長は父親から引き継いだプレス加工メーカー新栄工業で、社長を務めていた。2019年、金型の内製化を進めるため、金型メーカーのアポロ工業を買収。22年には、電子部品や医療機器などの精密プレス加工を得意とする飯能精密工業も買収した。M&Aを通じ、中村社長が苦労したことや、どのように課題解決したかなどの実体験を基に、リーダーとして必要な能力を身に着けるためのカリキュラムを用意する。

中村塾は新栄HD本社で、毎月1回開催する予定。中村社長は「業種は問わず、後継者や経営に悩んでいる人などを募集している。ニーズが多ければ、今後も継続していきたい」と話した。

関連記事

双葉電子工業 モールドベースなど価格改定5月1日発注分から

双葉電子工業(千葉県茂原市、0475・24・1111)は4月7日、モールドベースやダイセット、金型内計測システムなどの生産器材全製品を5月1日発注分から価格改定することを発表した。改定幅は製品ごとに設定した。 輸送費、労…

鈴木工業 圧倒的なスピード追求の型づくり、無人化支える工具活用術【Innovation〜革新に挑む〜vol.14】

「圧倒的なスピードが武器」—。そう話すのは自動車用の大型プレス金型を手掛ける鈴木工業のDX室長、鈴木修一執行役員。同業他社よりも2~3倍以上は生産性が高いという。そのスピードを支えるのが、多くの工程で極力人を介さないデジ…

リョービがギガキャストに参入

6000t級のダイカストマシン導入 リョービはこのほど、ダイカスト専業メーカーとしては日本で初めて、6000tクラスのダイカストマシンの導入し、「ギガキャスト」に参入すると発表した。2025年3月から試作サービスを開始す…

明星金属工業 CSP大賞のグッドパートナーシップ事業に

ものづくりの魅力発信 自動車のプレス金型を手掛ける明星金属工業(大阪府大東市、072・877・1661)は、第5回クルマ・文化・社会・パートナーシップ大賞(CSP大賞)のグッドパートナーシップ事業に選ばれた。3月16日、…

大同特殊鋼が工具鋼5~20%値上げ

大同特殊鋼は全ての工具鋼を対象に、3月契約分から5~20%値上げすると発表した。エネルギーコストが高騰し、安定供給には値上げが必要と判断した。 対象となるのは全ての鋼種。鋼種によって価格に差はあるが、トン当たり5%~20…

トピックス

関連サイト