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ヤザキ工業 大型金型のメンテ強化
30億円投資し新工場
ダイカスト金型の修理や改造、メンテナンスをメインに手掛けるヤザキ工業(静岡県富士市、0545・32・9218)はこのほど、富士市に新本社工場を建設した。大型クレーンなどを投資し、これまで対応できなかった超大型金型の修理・改造に対応するほか、型締め力で2500tクラスの新規金型の製作にも応じる。増加する大型金型への対応力を高め、国内外のダイカスターから需要を取り込む。
新本社工場は富士市の「富士山フロント工業団地」内に建設。敷地面積は7282㎡で、工場と事務所棟を合わせた延べ床面積は4205㎡で、設備や建物などに約30億円を投資した。40t/20tの親子クレーンのほか、DMG森精機やオークマなどの大型門型加工機や、三起精工のダイスポなどを導入した。

これらの投資により、6000tクラスの超大型金型(固定型のみ)の修理や改造、3500tクラスの金型一式の修理や改造・メンテナンスに対応できる体制を構築した。また、これまで修理やメンテナンスが中心だったが、顧客の要望に応じ、2500tまでの新規金型の製作も行う。
自動車関連を中心に、部品の一体化で金型の大型化は加速している。一方で、「大型金型のメンテナンスだけを手掛ける専業企業はほとんどなく、補修の納期に困るユーザーは多い」(矢﨑和宏社長)ことから、投資を決めた。
合わせて開設した事務棟には、世界中から金型の補修などの問い合わせがあることから、セキュリティに配慮したウェブ会議室や打ち合わせルームを設けた。
同社は1964年の創業で、ダイカスト金型の修理や改造、メンテナンスをメインに手掛けてきた。国内だけでなく、中国に協力先を多数持つほか、タイ、インドにも拠点を設け、アジアの需要を開拓している。さらに経済産業省らが提唱する売上高100億円を目指す「100億円企業」に宣言している。今回の投資はその一環で、大型金型まで対応を広げることで、さらなる需要を開拓する。
金型しんぶん2026年10月10日号
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