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自社展で新製品や実演加工を披露
エヌティーツール

 ツーリングメーカーのエヌティーツール(愛知県高浜市、0566-54-0101)は11月、同社初となるプライベートショー2020を開き、ユーザーに新製品やホルダを活用した実演加工を披露したほか、協賛メーカーと共に、工作機械・切削工具・ツールホルダのセミナーを実施した。今後は『目指すは、超一流の町工場』をスローガンに、顧客との密な関係性を構築し、様々なニーズに応えられる企業を目指す。

 初の自社展示会について営業部取締役・鈴木善貴氏は「国内外の展示会が新型コロナウイルスで中止になったが、新製品など多数開発したため、ユーザーに体感してもらい、声を聞いて次の製品開発につなげたい」と語る。展示品は販売を強化している『非接触式ツールプリセッタAegis‐iシリーズ』をはじめ、新製品の小径タップ用シンクロタップホルダ『シンクロフィットⅡ』や『くし刃型精密旋盤用ハイドロチャック』、参考出品として『タレット旋盤用ハイドロベースホルダ』を展示。同社ではプリセット作業を完全自動化する新製品の全自動型ツールプリセッタ『Raptor』や刃先形状測定システムなど、新たな顧客ニーズに応えた製品開発を進めている。

 ショールームには5軸加工機や複合加工機、BT30・40・50番のマシニングセンタを常設し、ユーザーの新工法テストや工法の共同開発など変化するニーズに対応できる体制を構築。「当社の内藤祐嗣会長は常々『目指すは、超一流の町工場』と言っている。ユーザーも自社内でテストしにくい環境になっており、ユーザーに必要とされる身軽なフットワークを作る」と鈴木氏は言う。

 同社は新たに6億円を投じて第3工場を建設。第2工場で行っていた組付、発送、在庫などを第3工場へ集約し物流を効率化。さらにプリセッタの組付スペースを従来 比2.5倍に拡張し、年生産能力を2倍に高める。

金型新聞 2021年1月10日

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