金型向けの 電動アシスト台車 昭和飛行機工業(東京都昭島市、042-541-2111)はこのほど、最大重量1tまでの金型搬送に適した電動アシスト台車「LUXST Safer(ラクスト セーファー)」を発売した。保守メン…
朝日興業のプレスを体感
岐阜工業高校
オンライン工場見学会

岐阜県立岐阜工業高等学校(岐阜県羽島郡、058-387-4141)はオンラインによる企業見学会を実施した。工場見学先はプレス金型や食洗器、ジェットバス向けポンプを製造する朝日興業(岐阜県大垣市)で、通常のオンラインを通じた見学ではなく、出来上がった製品を学校に持ち込み、手に取りながら、オンラインを通じてプレス金型の製作やプレス加工の現場を体感した。
朝日興業は1948年に設立し、軽自動車のボンネット向けプレス金型を製作。同社の森良二社長は「当社は車のボンネットに使われる金型や食器洗い機などを作っているほか、5S活動にも力を入れている。今日は見学を通じて社会に出ていく学生さんたちの参考になればと思う」と挨拶。オンライン見学ではプレス金型を製作する機械加工場や実際に0.5㎜厚の鉄板をプレス加工で絞る実演など、金型作りから製品が出来上がる工程を披露。学生からは「普段の見学では一部の人だけが近くで見られるが、今回はみんなが見ることが出来て良かった。あんな大きな鉄の塊で作っているとは考えもしなかったので衝撃的」と驚いた様子。また、5S活動では台車の位置や消火器位置の見える化など工夫を凝らした工場作りを説明。
見学会後も直近の景況感や求人募集の状況、金型職人として1人前になるまでの期間など、多数の質問が飛び交った。同校のアンケート調査によると、見学前の金型に興味のあると回答した学生は47%で、見学後の調査では71%に増加したと、実体験の効果を伺わせた。
金型新聞 2021年1月10日
関連記事
知識・交流深める機会に 来年2月17日 ホテルニューオータニで 日本金型工業会は来年2月17日、「第6回金型シンポジウムin関西」をホテルニューオオタニ(大阪市中央区)で開催することを発表した。テーマは「新たな社会環境・…
高度なプレス加工技術を披露する金属プレス加工技術展。有力プレス加工メーカー45社が出展し、「微細・精密」や「複雑形状」、「効率化」など独自技術を披露した。 独自の微細技術で差別化 微細で小さなプレス部品を得意とするキョー…
徹底して顧客の声を聞く 高温の射出成形用金型を得意とするケイ・エス・エムは医療機器分野への参入やロボット販売など事業の多角化を進めている。新事業の立ち上げで苦労する企業が多い中、成功しているのは「金型技術をコアにものづく…
プレス用金型は29.1%増、プラ用金型は5.1%増 2022年9月の金型生産は、前年同月比11.4%増の348億8,600万円と大幅に増えた。前月比では36.0%増とこちらも大幅増。数量は前年同月比4.1%減、前月比でも…


