建設機械やトラックなどの熱間鍛造部品を手掛ける図南鍛工。鍛造10ラインを備え、最大200㎏の大物部品や深穴中空品など多様な鍛造製品を生産する。競争力の高いものづくりを実現するために金型も内製化。高性能な加工設備やMOLD…
NTTデータエンジニアリングシステムズ 5軸導入の支援拠点
自動化など発信
NTTデータエンジニアリングシステムズ(東京都大田区、NDES)はこのほど、沖縄県うるま市に5軸加工や金型づくりの自動化を支援する「Mold Future Space‐OKINAWA(MFS)」を開設する。CAD/CAMシステムと5軸加工機をあわせた加工サポートから始め、将来は工場全体の自動化や最新技術を発信できる拠点にする。
台湾の工作機械メーカー東台精機と、製造技術向上や人材育成に取り組むものづくりネットワーク沖縄と協業。MFSに東台精機の5軸加工機「GT‐630」を導入。金型用CAD/CAM「Space‐E」を開発するNDESがものづくりネットワーク沖縄と共にノウハウを提供し、5軸機の販売から最適な運用をセットで提案する。
NDESが機械販売まで手掛けることとなるが、目的は「5軸加工の技術確立」だ。「5軸の導入に悩む金型メーカーは多い。ハード、ソフト、ノウハウのトータルで導入の支援をしたい」(製造ソリューション事業部ビジネス推進部の尾崎匠部長)。
ほかにもIoTを活用した生産管理の最適化や異常検知、設計から製造まで3Dデータを活用したものづくりなど、先端技術の推進に取り組む。将来は、工具メーカーや研究機関の参画を募り、工場全体の自動化や、最新技術の発信や体験ができる拠点を目指す。
金型新聞 2021年7月10日
関連記事
車載用コネクタやモータコアなどのプレス加工品の金型から試作、量産までを手掛けるエムディー精密(茨城県高萩市、0293-23-8255)。創業以来、「高精度」「精密加工」を追求し、加工技術力を高めてきた。2018年からは積…
自動車生産減が影響で下期停滞 ニチダイの22年3月期決算は、売上高123億100万円(前年同期比13.7%増)、営業利益2億1700万円(前年同期は3億3900万円の赤字)となり、増収増益だった。 主力の冷間鍛造金型など…
金型の付加価値を追求 キヤノングループで500人の従業員を抱える国内最大手のプラスチック用金型メーカー、キヤノンモールド。茨城県内に2つの生産拠点を構え、キヤノン製品向けの金型の他、自動車部品や医療機器など幅広い分野の金…
敬称略、カッコ内旧職 三井ハイテック 3月1日付 成田和雄(モーターコア事業本部長付部長)モーターコア事業本部モーターコア事業企画部長兼グローバル企画部長 国枝亮(モーターコア事業本部モーターコア事業企画部長兼グローバル…