金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

JUNE

18

新聞購読のお申込み

三豊機工 ダイスケース分割

実用新案、ランニングコストを削減

冷間圧造工具メーカーの三豊機工(愛知県春日井市、0568-81-4111)は、ダイスケースをセパレートタイプにすることで実用新案を取得した。分割したケースをネジでつなぎ合わせることで、一体物と同等のケースができ上がる。

例えば、全長700㎜であれば、500㎜と200㎜のケースを組み合わせる。650㎜が必要であれば、500㎜のパーツはそのまま流用し、150㎜のパーツを組み合わせればいいので、大幅なコストダウンにつながる。

セパレートタイプなので、劣化した部分のみを交換することで経済的に工具を再生することができる。特に大物はダイスケースの価格が非常に高くなるので大幅なコストダウンが期待できる。任意の長さのケースの設計・製作が容易になるだけでなく、複数ケースの連結によって長尺の冷間圧造工具も容易に製造できる。

ダイスケースは、中にダイスを固定させて成形機に取り付ける。ダイスは分割して製作することもあるが、ダイスケースは、従来は一体型だった。

今回、ユーザーから全長500㎜を超えるダイスケースの製作依頼を受けたことが開発のきっかけだった。同社の製作能力は全長500㎜まで。何とか現有設備を活かして製作しようと知恵を絞り、長いケースを分割して製作することを発想。

しかし、中にダイスを挿入するため、つなぎ目の段差は禁物。サイズが大きくなればなるほど難度は高くなるが、熱処理から加工まで一貫生産を行う同社の強みと、ノウハウ、高度な加工技術により、外径・内径とも段差なく、強度も維持して一体物と同等に仕上げた。

現在は、別のタイプのセパレート形ダイスケースを特許出願中だ。

金型新聞 2021年7月10日

関連記事

MOLDINO インサートサイズ拡充

高送りラジアスミル MOLDINO(東京都墨田区、03-6890-5101)はこのほど、アルファ高送りラジアスミル「TR4F形」のインサートサイズを拡大し、「TR4F5000形」を発売した。従来の12タイプから15タイプ…

レーザパンチングで金属箔に連続穴あけ ワイヤード【金型テクノラボ】

自動車の電動化などによって、金属箔、樹脂フィルムへの穴あけ加工のニーズが増している。今後、量産化を実現していくためには、より高速に加工できる技術が求められている。レーザ開発ベンチャー企業のワイヤードは、金型レスによる金属…

由良産商 プレス・鍛造金型の長寿命化実現する超強度六角穴付ボルトを発売

金型や製品を小型・長寿命化 ボルト、ナットの課題解決を提案するねじ商社の由良産商(大阪市西区、06-6532-1331)はプレス金型などの高強度ニーズに応え、強度クラス14.9の「超強度14.9六角穴付ボルト」を開発、販…

日本精機 水管内部の形状を崩さない化学研磨液を開発

日本精機(愛知県名古屋市、052-736-0611)は、金属3Dプリンタで造形した水管内部の形状を崩すことなく、面粗度も改善できる化学研磨液「N FCP100」を開発した。プリンタで造形した金型以外の水管研磨にも有効で、…

東京精密 切粉の噛み込み検知システムを発売 加工不良を未然に防止

東京精密(東京都八王子市、042-642-1701)はこのほど、マシニングセンタ(MC)の主軸部とツーリング部の間への切粉の噛み込みを検知するATC(オートツールチェンジャー)触れ検知システムの新型「RD10」を発売した…

トピックス

関連サイト