三井精機工業(埼玉県川島町、049-297-5555)が、金型分野に注力している。今春、新型の微細加工機と、ジグ研削盤を発売。今後需要の拡大が期待される電気自動車(EV)や電子部品関連の金型加工向けを中心に売り込んでいく…
【ひと】池上金型工業市場開発室・石川 雅也さん
プラモデル事業をプロデュースした

前職は旅行代理店の添乗員。ものづくりとは無縁の出身だが、持ち前のフットワークの軽さを生かし、近未来型お手伝いロボットのプラモデル「カデンナ」をプロデュースした。
プラモデル参入のきっかけは、計測のために購入した3Dスキャナーの有効活用。池上正信社長から「他にスキャナーを生かせる事業はないか」という命を受け、奔走した。紆余曲折の上たどり着いたのは、スキャナーとは直接関係のないプラモデルの製作だった。
ある造形作家のオリジナルデザインだったカデンナを著作権契約し、3Dモデル化。設計技術者などの協力で金型を製作し、社内にある施策成形機でプラモデルキットに仕上げた。
このフットワークの軽さや調整力は「添乗員として年間100日も海外を飛び回った」という経
験も大きい。もっとも自身も「新しいことに挑戦することが楽しいし、苦にならない」という。
参入して感じたのが、趣味に生きる人の「熱量の高さ」だ。「日々の生活を節約してでも、フィギアを買いたいという人の熱はすごい」。うれしいのは「こうした購入者から直接『ありがとう』と言われること」だという。
今はプラモデル事業を軌道に乗せるための実証中。しかし、すでにビジネスベースに乗せるだけでなく既存事業とのシナジーも描いているという。
金型新聞 2021年11月10日
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