選ばれる企業になるために経営者の美意識によって顧客の感性に訴求する 当社は1986年に創業したカーボン素材などの高精度加工を得意とする従業員13人の会社です。主に半導体の製造工程で使用されるカーボン製治具などを手掛けてお…
【新社長に聞く】シー・アイ・エム総合研究所 富田 英史社長「現場と経営つなぐ司令塔に 」

とみた・ひでし
1999年慶応義塾大卒。システム会社での開発経験を始め、日本ヒューレットパッカードや日本オラクルでコンサルティング部門の部門長を歴任。直近では政府系ファンド出資のランドデータバンクの立ち上げに専務執行役員として尽力。愛知県出身、46歳、公認会計士。
Dr.工程の次の世界描く
「現場と経営層をつなぐ司令塔になりたい」。昨年10月、生産管理システム「Dr.工程」を手掛けるシー・アイ・エム総合研究所の社長に就任した。具体的なロードマップは目下策定中だが、目指すべき姿は明確だ。
会長に就いた片井功前社長も「面接で会った時、次のシー・アイ・エム総研を任せるのは、この人しかいないと思った。Dr.工程の次の世界観を描いてもらえる人」と全幅の信頼を寄せる。
社会人としてのキャリアは半導体工場の自動制御システムの開発からスタートした。ITを駆使した工場を止めないための取り組みが原体験だという。「IT×製造業というふうに、ITを活用して、様々なビジネスを成長させていくことに挑戦したい」と自らの方向性を定めた。
以降は、その思いを実現するためにキャリアを重ねてきた。外資系企業で、ITのコンサルティング業務に従事。その後「ビジネスの根幹をより理解するには、色んな企業を深くまで知ることができる監査法人で働くしかない」と公認会計士を取得し、監査法人での勤務やERP(統合型基幹業務システム)のコンサルティングにも従事した。入社前には、建設と金融を組み合わせたテックベンチャーの立ち上げにも参画した。
こうした自らの経験を「もっと生かせるのではないか」と昨年8月に入社。「Dr.工程が非常に魅力的」に映ったことも入社を決めた理由だ。「生産管理は製造業の核中の核。カスタマイズや内製化が求められがちな領域で、パッケージシステムとして受け入れられていることはありがたいこと」と評価する。
とはいえ「まだ百点ではない」と冷静に分析。その目指す姿が冒頭の司令塔の役割だ。「製造業では経営層の意図と現場の最前線の活動にはギャップがある。Dr.工程はその溝を調整し、両者をつなげる司令塔のような役割を担うため最適のツール」とみる。
「IoTやAIで様々な情報を集め、分析するインフラはできつつある。重要なのは、これらの情報から何を導き、どう動くかだ。最適な経営判断を下せるための情報を提供できるようにしたい」。
金型新聞 2022年1月10日
関連記事
大型機組立工場新設の理由 牧野フライス製作所は昨年末、山梨県富士吉田市に大型加工機の組み立て工場を新設すると発表した。12年ぶりの新工場で、総額210億円を投資し、大型加工向けを強化する。2026年初めに本格稼働する予定…
高張力鋼板(ハイテン材)の増加や、自動車の電動化で必要となるプレス部品の精密化などにより、プレス金型は高度化している。金型はプレス機の精度や剛性に倣ってしまうため、これまで以上に金型とプレス機の両方の知見が重要になってい…
ステンレスを主体にアルミ、チタンなどの金属の溶接加工を手掛ける岩倉溶接工業所(静岡県島田市、0547・37・4585)は今年8月から、金型溶接の受託加工事業と金型溶接・仕上げの技術支援事業を開始した。金型補修における人手…
魅力ある組織でなければ人は集まってきません。東北金型工業会をより魅力ある団体にするために、会長就任後すぐに、3つの分科会を作りました。若手が中心となって積極的に参加してもらい、勉強会などを通じ、メリットや魅力を感じてもら…


